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山地に普通に見られる落葉低木で,栃木県の山で群落を見たことがあるが,散歩道には1本のみ,ぽつんと生えている。
その昔は山林であった地であるため,造成を免れた自生樹か?
それとも,1本のみのであるが植栽されたものか?
今となっては確かめる術も無く,自生樹期待で「折々の花」扱いとした。
雌雄異株であるが,写真(左)の花には,赤いと言われる柱頭が見られないので,推定雄株である。
なお,雌花の子房は黒っぽいとあった。中央写真の左に黒く見えるものがあるが,これについては
>黄色い葯から花粉が出ると黒くなります。
とあり,花粉が抜けた雄蕊のようである。
名の由来は
>幼木の葉の小葉は丸みがあり、「丸葉」の名前がぴったり来るが、大きく成
>長すると小葉は細長く、先端が尖る傾向が強くなる。
とする記すものがあったが,多くは
>葉の縁はほぼ全縁であり、鋸歯は不明瞭で波打つ程度。同属のアオダモ(青
>梻、学名:Fraxinus lanuginosa f. serrata)には明瞭な鋸歯がある。和名
>のマルバは、葉の形や葉先が丸いことを表すわけではなく、縁に明瞭な鋸歯
>がなく滑らかであるためといわれている。
と,真っ向否定。何れの説が正しいのであろうか?
挙げ句は
>葉の形の実態を表す別名として、ホソバアオダモ(細葉青梻)がある。
とあった。
実際の葉は,奇数羽状複葉で小葉は5枚〜7枚。長楕円形で先端は尾状に尖る(写真中央)。
「アオダモ」の由来については
>枝を切って水につけると水が青くなることに由来するという。残念ながら味
>観察。(「味」は「未」の誤植と思われる。)
とあった。観察結果をネットに求めてみたところ「アオダモの枝で本当に水が青くなるのか」と題するサイトがあったので,紹介する。興味のある方必見

http://www.geocities.jp/kinomemocho/kiasobi_aodamo.html
材は軽くて粘り強いため,野球バットに使われるので有名であるが
>バットを作れるほどの太さのものはあまり見かけない。
とあったが,掲載のものは,十分な太さ(写真右)がある。チャンス

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