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この花は,綺麗というよりも美しい。
散歩道の繁みの奥に,以前から葉を見かけていたが,いつも時期を逸しておろ,花には会えず仕舞いでいた。
今年こその思いが通じたのであろうか,やっと撮影できた。
このシャガは,3倍体のため果実はできず,繁殖は根茎が伸張して増える。
>本州から九州、中国にも分布する常緑の草本。古い時代に日本に中国から持
>ち込まれた植物であるとされる。
とあり,相当古く渡来した史前帰化植物と考えられている。
なお,
>かなり暗い場所にもよく生育し、谷沿いの陰地や竹林などにも生育する。
とあり,撮影のものも暗い繁みに咲いていたが,そのような環境でも育つ秘密は,この植物の葉にあるようである。
>普通葉っぱは、表と裏があります。ところが著莪には表裏がないそうです。
>植物学的に言うと、葉のどちらも裏だそうです。
>折り紙の表を内側にして、二つ折りにしたようなもので、表面がくっついた
>感じになっているそうです。
>これが丸く円筒形になったものが葱・ネギだとか。外側がどちらも裏という
>ような葉を単面葉(unifacial leaf)というそうです。
>ところが不思議なことに、どちらかに葉が倒れて、上と下の面になります。
>そうすると、上の面が葉の表の性格を持ち、気孔が沢山出来るそうです。下
>の面は、そのまま裏の性格を持ったまま。
>生態状の表と裏が出来るそうです。葉を見てみると、かすかに表の葉の方が
>光沢がよく、裏はわずかに白っぽくなっています。やはり、上は表、下は裏
>になっています。
ほかの植物があまり進出できない光が少ない所でも生き残れる術を編み出した,頭脳的な植物のようである。
名の由来は
>中国語の「射干」シャガに由来しているとか。
>射干はヒオウギのことを指すそうですが、それを間違ってシャガの花の方を
>呼んだことによるそうです。射干の発音がシャガと似ているので、「著莪」
>になったとか。
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