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オトギリソウ属は,どれも似ている。
そんなオトギリソウの仲間の咲き掛けを見つけた。もう少しで開花である。花が咲けば,ある程度同定の役に立つのではと思い,後日再訪したが、そのとき見たものは、刈りはらわれた跡であった。そんな訳で,咲き掛けの花での同定を試みる。
植物の大きさから,コケオトギリやヒメオトギリでは無い。近いところで,オトギリソウ、アゼオトギリ、サワオトギリが候補となった。
そして,ネットのアゼオトギリについての記載には
>田の畦あぜなどの日当たりの良い湿った場所に生えているオトギリソウ
>科の多年草です.サワオトリギリやナガサキオトギリによく似ていて,
>茎が根元から分かれて地面を這はい,葉の周辺に黒点がたくさん付きま
>す.平地に生え,葉柄ようへいは無いかごく短く葉の付け根が茎を抱い
>ているように見え,花弁に黒点が有ることでサワオトリギリなどとは区
>別できます.
とあった。
育成地は田などは近くに無く、茎は地面を這わない。何より,「葉の周辺に黒点がたくさん付きます」とあるが,葉全体にも黒点がかなり見られるので,候補から外した。
そして,黄色い蕾に黒点が見られる。上記解説の「花弁に黒点が有ることでサワオトリギリなどとは区別できます。」によりサワオトギリとは違うようである。
よって,残るところで「オトギリソウ」と,黒点により推定したが,この種は酷似しているので、詳しい方のご教授を願いたい。
名の由来の,
>「弟切草」とは物騒な名前ですが、昔、秘密の薬草を用いて鷹の傷を治
>すことで有名な鷹匠(たかしょう)の兄弟がいましたが、ある時、弟が
>その薬草の名を漏らしたことに怒った兄がその弟を切り殺してしまった
>という伝説があります。その時の血しぶきがオトギリソウにかかって油
>点になったとされています。
は割と有名な話ではないかと思うが,薬効について
>神経痛、リュウマチ、痛風などの鎮痛や月経不順などの内用薬・浴用
>薬、打ち身や外傷の外用薬に効能があるとされています。
とある一方,
>葉に赤い色素毒があり、紫外線にあたると毒性が現れ、皮膚炎などを惹
>き起します。
ともあり,素人療法はご用心!
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