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写真２）「霞ヶ浦誕生」展ポスター
写真3）各地の貝塚から出土した牙や骨角製装飾品（ツキノワグマ・オオカミ！！など）
連休二日目（という実感はなかったがーー）、午後から明大の石川先生の呼びかけで考古学研究会（関東）主催の弥生時代の「宮ノ台期の再検討」というテーマで検討会が行われるが、午前中の時間をまもなく終了する上高津貝塚ふるさと資料館の「霞ヶ浦誕生」の展示見学に充てることにした。自宅を7時前に出て千代田線から松戸で常磐線に乗り換え、8時40分過ぎに土浦に到着、駅前のりんりんスクエア土浦は茨城県が主催する自転車関連施設だが10時からしか開館しない。1�劼�らい歩くと土浦市観光協会のまちかど蔵「大徳」のレンタサイクルは9時から空いているので、そこに電話すると9時前なのですでにレンタル開始しているという。数年前、つくばエクスプレス駅でチャリを借り、つくば市の国立科学博物館付属植物園などと印旛沼（印西市）の考古資料館を含め、上高津貝塚にも回った記憶がある。今回は駅から5�劼閥瓩い里乃こ擇冒�ることができた。むろん迷わないようにスマホナビをハンドルに設置して万全を尽くす。出発して20分ほどで到着し、まず展示を見る。2万年前の氷河時代は海面が今より120mも低く、霞ヶ浦は単なる利根川の谷だったが、11000年前、縄文早期前葉には、海面が80mくらい急上昇し、海水が旧利根川沿いに入り込み、千葉県香取郡の西の城貝塚など、貝塚形成が始まったらしい。この段階はまだ汽水域で主体はヤマトシジミ。この当時は利根川は銚子付近に流れ込み、右岸。左岸に点々と貝塚が形成されたという。
8500年前（早期後葉）、海面は継続的に上昇し、現在より10mくらい低い時期に利根川の奥が古鬼怒湾ができ、利根川河口までつながって内海としての霞ヶ浦が誕生したという。このころの貝塚には狭間貝塚（茨城県潮来市＝左岸台地上）、、地蔵窪貝塚（右岸台地上、貝はハマグリ、マガキ主体）。
前期前葉、7000〜6500年前には海水準が安定し、海水準は現在より2〜3m高く最高水準に達する。霞ヶ浦に流れ込む桜川の5�劼�らい上流にも海水が流れ込んでいるようだ。霞ヶ浦は江戸時代初めまで海であり続けたようだ。この時期の貝塚としては常総市鴻野山貝塚（ヤマトシジミ）、稲敷郡の大谷貝塚（ハマグリ・アサリ、）、同軍貝ヶ窪貝塚（ハマグリ）、銅興津貝塚（ハマグリ）などがある。また那珂川下流域では、前期前葉から貝塚形成が始まり、那珂川下流から涸沼にかけてないわけではないんが形成された。ヤマトシジミ主体で汽水域の利用が盛んだった。大串貝塚・水戸市（ヤマトシジミ）常陸国風土記でダイダラボウが食べた買いが積もって丘となったと書かれているので有名。
三反田蜆塚貝塚（ひたちなか市：ヤマトシジミ）前期前葉から中期・後期までの貝塚が長期にわたってって形成、那珂川下流域を代表する大型貝塚。集落や埋葬人骨も多く出土。
東京湾の誕生ー海進と貝塚形成：2万年前はほとんど陸地だった現在の東京湾も11000年前には海審が始まり、三浦半島から徐々に千葉県域にも早期の貝塚が始まる。
横須賀市平坂貝塚：早期前葉の貝塚（マガキ）、西と東に分かれ、西貝塚は発掘調査がなされたが、東貝塚は崖に露出し、貝層が見えているという。
取掛西貝塚：千葉側の早期前葉と前期前葉の2時期にわたる千葉県域で最も古い貝塚の一つ、竪穴住居の中に買いが捨てられている。この時期では全国的に大規模な集落で、土器骨角器、装飾品などのほか、イノシシやシカの頭骨が多数見つかっている。
奥東京湾の形成：海進とともに東京湾が奥に広がり、奥はまだ干潟が未発達で竪穴住居に買いを捨てた小規模なものが多いが、三浦半島では大規模な斜面貝塚が出現した。
横須賀市 吉井貝塚＝市指定史跡（マガキ）：第1第2貝塚があり、両方とも早期後葉の貝塚と第1は中期後葉、第2は中期松〜後期初頭の貝塚が堆積している。早期の貝塚としては日本有数の規模で、土器のほか、多数のペン先型・ヘラ型骨角器が出土
船橋市飛ノ台貝塚＝国指定史跡（ハイガイ・マガキ・ハマグリ）：早期後葉の貝塚、野外の「炉穴」が命名された事で知られるようだ。取掛西よりも海進振興時期の貝塚
海水準安定期（以下未完）
海進期の暮らし
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