所蔵する考古サークルでスキタイ考古学に関する講演があった。
スキタイ、あるいはサカなどと呼ばれる人々はユーラシア大陸の、東側からアルタイ山地、黒海、ウクライナから小アジア近くまで時期により広がっており、自称らしき名前もあるがギリシャ、アッシリアなど、呼ぶ側により異なる名前で呼ばれる。1つの民族というより、似たような文化、行動様式を持つ様々な集団を総称した名前というべきだろう。その中には遊牧で生活するものも農耕定住化するもの、交易に携わるもの、鍛冶など手工業に携わるものなど、バラエティーに富んでいるようだ。現在、ウクライナはロシアの攻撃でスキタイの遺跡も博物館も次々に破壊されヒドイ状況らしい。
講師の雪嶋先生は早稲田大学名誉教授で草原考古学研究会代表で、発掘調査などにも参加され、各地の遺跡や出土品、展示収蔵している博物館事情など詳しく解説された。スキタイ関連遺跡で最も古いものは、ロシア、ユーラシアの東側にありロシアの中により多くの遺跡があるが、現状では見ることはできない。一刻も早い停戦、終結を望みたいが。トランプなら止められるだろうか?
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