米国大統領選挙が終わった！トランプが勝った！今回はバイデン大統領が途中でレースから降り、副大統領のハリス氏に替わったこともひびいてはいるものの、勤労者票、黒人やラテン系など、従来民主党支持者が多いブロックのかなりの票がトランプに流れ、民主党にとっては深刻な事態となっているようだ。貧富の差のいっそうの拡大、その問題に十分な対策を打てなかった現政権に対する風当たりも強く、また、若い世代はガザ、パレスチナ問題での米国のイスラエル支持に凝り固まった姿勢に対する反発も大きく多くの票を失ったようだ。アメリカではベトナム戦争以来という大規模な学生、若者らの抗議活動が続いている。民主党崩壊の危機だ。
私が米国によく通っていたのは1980-90年代で、主に西海岸の環境や人権問題に関わる人々との付き合いが多かったが、こうした団体の多くは民主党を支持していたものの、なにも変わらない米国政治に飽き飽きした人々は緑の党を立ち上げたり、第三の道を模索したものの、欧州のような大きな流れを掴むことは出来なかった。今回の結果でこの先何が起こるのか？トランプは、ノーベル平和賞狙いでガザやウクライナ紛争を止められるのか？今回の選挙では、民主党には、全く止める力も意欲もないことがハッキリしていたので、アラブ系など、次の選挙のないトランプの決断に期待する向きも少なくなかったと思われる。
当分アメリカいや、トランプの動向から、目が離せないだろうー。
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