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西秋教授の話は同氏が西アジアを中心とする地域の世界最初の農耕がどのように開始されたのか、その文化どのように広がったのかという研究の中でコーカサス、カスピ海、黒海周辺地域に注目し、発掘調査、研究協定を結ぶに至り、2015年から2023年まで発掘調査と研究が行われ、間も無く英語の論文や本が出るらしい。
西秋氏は人物像が旧石器時代から新石器時代にいつどのように現れたのか、その変遷を辿る。初期二十五万年前とされる石偶は？とし、旧跡時代の25000年前のシベリアや欧州の石偶などは、図録で良く見かけるが新石器時代始め頃の大きな性器を強調したような男性立像などは、初めて見た。
中央アジア地域に西アジア方面から農耕文化が伝わるのに三千年かかっているとされ、石偶や土偶の座像のようなものが現れるのもそうした頃らしい。
同氏らが調査した8500年前のダムジリ洞窟遺跡出土の石偶は、小指ほどの大きさで線刻などは、拡大鏡で良く見ないと見えないもので良く見つけたものだ。これの3D画像を示された。日本の上黒岩岩陰遺跡の石偶にも似ているように見えた。性別不明というが女性像のように見えるが、西秋氏は上方ではエジプトなど男子の髪型でも似たものがあり性別不明という。
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