槍穂縦走(槍沢から北穂まで)
- GPS
- 57:00
- 距離
- 43.4km
- 登り
- 2,431m
- 下り
- 2,429m
コースタイム
9/20 槍沢ロッヂ0549→ババ平→大曲0647→天狗池分岐0746→槍ヶ岳山荘1006〜1045⇔大槍1130〜1150→槍ヶ岳山荘1221→大喰岳1301→中岳1352→南岳1522→南岳小屋1535(小屋泊)
9/21 南岳小屋0524→大キレット→滝谷A沢コル0650→北穂小屋0909〜0954→北穂南稜→涸沢1230→横尾本谷→横尾→徳澤→明神→上高地BT
天候 | 9/19 晴 9/20 晴 9/21 晴のち曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
メンバ2(名古屋市)→自家用車(中央道、長野道、R158)→沢渡 メンバ3人→バス→上高地BT |
写真
感想
長らく単独行(最大でも2人パーティ)、
テント泊という登山スタイルを踏襲してきたぼくだったけれども、
このたび、初めて3人パーティ、小屋泊まりという登山を経験した。
北アルプスの上高地から入山し、槍沢回りで槍ヶ岳、
槍ヶ岳から南下し、大キレット越え、北穂高岳、涸沢カールへ下り、
上高地下山という、割とメジャーな2泊3日の縦走だ。
単独行だと、山にストイックな要素を求める傾向が強く、
それはそれでぼくにとって必要なことだけれども、
(だからそのスタイルを長年踏襲している)
複数人数でパーティを成して歩いた今回、
まあこういうのもありかな、と感じられるものだった。
恐らく、ここ3〜4年程度前のぼくでは、
それを受け入れることはできなかっただろう。
自分が積み上げてきた山のスタイルはこうだと決め付け、
それに基づいてしか山と付き合えなかっただろうからだ。
そういう意味では、新たな発見を得られたと言える。
パーティを組んだぼく以外の2人にとっては初めての北アルプス、
それも北アルプスでも難易度が高いことで有名な大キレットを歩くのは、
いささか、いや、相当に無茶だっただろうが、彼らはやり遂げてくれた。
北穂高岳から下山したため、先の涸沢岳を越えて奥穂高岳まで縦走し、
槍・穂縦走を完成させられなかったのは残念だったが、
ぼくは既に槍・穂縦走を3度しているし、
彼らにとっては大キレット越えに北穂北壁への取り付きは
精神的に非常に厳しいものであり、
「もう十分ですっ!」という感じだっただろうから、
いちパーティとしての登山は成功と言えるだろう。
何よりも、全員怪我もなく下山できたことは良かった。
(途中で落石とニアミスした)
個人的な感想としては、
先に述べたように槍・穂縦走は3度目で、槍ヶ岳は5度目の登頂、
これ以外にも複数回登頂した北アルプスの山はいくつかあるが、
何度行っても飽き足らず、また行きたくなってしまうという魅力を、
改めて再認識した次第だ。
ここのところ、仕事がかなり忙しくて毎日帰りが遅かった上、
いろいろとゴタゴタが多かったため、
諸準備がギリギリまで終わらず、やや睡眠不足での登山となったが、
大変な好天に恵まれ、日々の喧騒から離れて、
楽しい3日間を送ることができた。
来月の連休には、富士山頂でのご来光見学という、
以前に天候の問題で頓挫した計画を実行に移す予定だ。
ひとまず、今日と明日は身体をじっくりと休めて、
今後のことはそのあとに考えよう。
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