南アルプス北部縦走2泊3日(青木鉱泉〜広河原)


- GPS
- 55:55
- 距離
- 47.4km
- 登り
- 6,427m
- 下り
- 5,992m
コースタイム
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 4:13
- 山行
- 13:02
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 14:50
- 山行
- 10:34
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 11:41
天候 | 8/4晴れ 8/5晴れ 8/6晴れ後雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。 早川尾根はハイマツがせり出してきていて歩きにくかったです。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
今年の夏休みは南アルプス北部を縦走してきました。
当初の予定では、TJARのコースを意識して茶臼岳付近まで縦走し、畑薙へ下山する予定でしたが、想定していたよりもペースが上がらず、半分近くショートで山行は終了しました。TJARの参加要件(CT20時間以上を連日こなし、その間はビバーク)を意識しての山行でしたが、全然実力不足でした…。
1日目(青木鉱泉〜薬師岳〜観音岳〜鳳凰小屋)
前日に畑薙に車を駐車し、その日は甲府で一泊。
翌朝、韮崎まで行き、バスにて青木鉱泉まで行きました。御座石温泉から青木鉱泉まで行く車中では初めて野生のクマを目撃しました。気をつけねば…。
青木鉱泉に到着し、登山開始です。初日は足慣らし+高所順応を意識して、それほどの無理はしませんでした。
コースは中道コースを選択しましたが、バスに乗っていたほとんどの人はドンドコ沢のコースに行っていました。そっちの方が滝がいくつもあり見所多いみたいですね。
薬師岳までの標高差は1700mほど。なだらかな登りが続く感じでした。初日の足慣らしにはちょうど良かったかも。
その後、観音岳を経て、宿泊地の鳳凰小屋へ。テント場の受付をし、早速設営。今回はヘリテイジのクロスオーバードームを使用です。先日、分水嶺トレイルに出た時は、ストックシェルターを使いましたが、雨が降ってるとかなり厳しいので、多少重くなりますが、快適性を求めてクロスオーバードームにしました。今回初めて使ったので、なんとなくですが、かなり快適でかなり使えるんではないかと思いました。
翌日(というか当日夜)は早く行動開始なので、早めに食事をとり早めに床につきました。ただ少し高山病気味で頭も痛く、あまり寝ることは出来ませんでした。これが翌日に響いたかもしれません。
2日目(鳳凰小屋〜地蔵岳〜アサヨ峰〜甲斐駒ヶ岳〜仙丈小屋)
2日目はロングコースの予定だったので日付変わる前に出発しました。予定では甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳を通り両俣小屋までの計画でした。
最初の地蔵岳までは鳳凰小屋を出て40分ほどで到着。当然真っ暗で、オベリスクもよくわからずに通過しました。そこから先は早川尾根に突入します。この早川尾根が自分的には辛かったです。岩場の急登や、歩いてる人が少ないのかハイマツがせり出してきていてなかなか思うようにペースが上がりません。ここでだいぶ体力を削られた感じでした…。
その後、仙水峠まで下り、駒津峰への登りです。この辺からはだいぶ日も当たってきて、暑かったです。
駒津峰からは甲斐駒ヶ岳の迫力ある姿が拝めました。めちゃくちゃ険しそうと少しビビります(^_^;)
そしてビビって六万石からは巻道で山頂に向かいます。この日は天気が良すぎ、暑さでバテバテになりながらなんとか甲斐駒ヶ岳へ。この時点で予定より一時間以上遅れていました。
山頂で少し休憩をしたのち、北沢峠へ向かいます。こもれび山荘でタコライスとコーラを補給。外の水場は枯れているそうで、山荘内の蛇口から水をいただきました。
ここで今日の行き先、両俣小屋まではキツいと判断。仙丈小屋で宿泊することに変更しました。
休憩後、この日最後の頑張りで、一気に仙丈小屋まで駆け上がりました。北沢峠から仙丈小屋まではなだらかな登りで歩きやすいです。
仙丈小屋は天然の水場があり(あと一週間くらいで枯れるとおっしゃってました)、その水が冷たく美味しかったです。トイレも水洗ですごくキレイで標高3000メートル近いのに、これだけ設備が整っているとは驚きでした👀
3日目(仙丈小屋〜仙丈ヶ岳〜三峰岳〜間ノ岳〜北岳〜広河原)
昨日の行程で、目的地まで辿り着けず、今回の山行の計画が破綻しました…。車を畑薙に停めてあったので、なんとか赤石岳までは行きたかったのですが、ちょっとキツすぎると判断。計画よりだいぶショートとなりますが、無理して怪我してもマズイので、とりあえず北岳まではゲットして、その後広河原へ下山することにしました。
この日は朝3時からスタート。まず最初に仙丈ヶ岳に登り、仙塩尾根へ突入します。最初は岩場がありますが、その後は灌木帯や樹林帯が続きます。野呂川越からは倒木も多く、少し巻いたり、無理やり乗り越えたりでした。
野呂川越からは600メートル以上標高を上げ、三峰岳へ。今日の行程の一番キツいところと思い、気合い入れて登りました。最後は少し鎖場もありましたが、無事登頂。間ノ岳へ向かいます。
間ノ岳までは気持ちのいい稜線を進みます。この途中で雷鳥親子発見!快晴でしたが、雷鳥見れました(^^)
間ノ岳登頂後は、北岳山荘へ。北岳山荘では昼食食べたいなぁと朝からずっと考えていましたが、昼食営業は10時からとのこと。40分くらい時間があり、そこまでは待てないので、カップ麺とお菓子を購入し補給しました。ここもキレイな小屋でした。
そして最後の登りの北岳へ。上部は少し険しかったですが、見た目ほどでもなかった感じです。慎重に行けば問題なしでした。
あとは下山です。甲府駅までのバスの最終が16時40分だったので、CTで行っても1時間近く余裕があり、ゆっくり慎重に下ります。というか大樺沢までは、最初はガレ場、その後は滑りやすいザレ場でなかなかペースが上がらない上、ずっと下りなので脚にダメージが蓄積します。八本歯のコル〜大樺沢までのCTは70分。けっこう厳し目の設定かなと感じました。
大樺沢から先は傾斜も緩くなり下りやすかったです。そして30分ほど下ったところから、雷雨発生。まばらな樹林帯だったので比較的安全だったと思いますが、飛ばし気味に下山しました。
広河原からは15時のバスに良いタイミングで乗ることができました。
今回の山行はTJARを意識して計画しましたが、あらゆる点でまだまだ実力不足でした。悔しさ満点ですが、この悔しさをバネにしっかりトレーニングして強くなりたいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する