槍ヶ岳 初めての北アルプス表銀座

2019年08月17日(土) 〜 2019年08月19日(月)

• GPS: 22:14
• 距離: 42.7km
• 登り: 3,093m
• 下り: 3,048m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:19
• 休憩: 0:47
• 合計: 7:06

6:55 中房温泉登山口
7:29 7:34 第１ベンチ
7:56 7:56 第２ベンチ
8:23 8:26 第３ベンチ
8:48 8:48 富士見ベンチ
9:19 9:19 合戦小屋
9:33 9:33 合戦山(合戦沢ノ頭)
9:55 9:55 ベンチ
10:02 10:13 燕山荘
10:18 10:18 いるか岩
10:29 10:29 めがね岩
10:35 10:41 燕岳
10:45 10:46 めがね岩
10:55 10:55 いるか岩
10:59 11:10 燕山荘
11:39 11:39 蛙岩
11:53 11:53 大下りの頭
12:59 12:59 小林喜作レリーフ
13:04 13:09 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
13:14 13:17 小林喜作レリーフ
13:18 13:20 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
14:00 14:00 大天井ヒュッテ
14:01 大天井ヒュッテ

2日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 1:26
• 合計: 6:46

5:37 大天井ヒュッテ
5:54 5:54 貧乏沢下降点
6:47 6:48 赤岩岳
7:22 7:34 ヒュッテ西岳
8:26 8:26 水俣乗越
9:51 9:51 ヒュッテ大槍
10:29 10:40 槍ヶ岳山荘
10:58 12:00 槍ヶ岳
12:23 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 7:23
• 休憩: 0:48
• 合計: 8:11

5:08 槍ヶ岳山荘
5:13 5:13 飛騨乗越
5:27 5:28 大喰岳
5:57 5:58 中岳
6:29 6:29 天狗原分岐
7:31 7:32 天狗池
8:05 8:06 槍沢・天狗原分岐
8:27 8:27 槍沢大曲り
8:52 8:53 赤沢岩小屋（ババ平）
9:05 9:05 槍沢ロッヂ
9:24 9:24 二ノ俣
9:30 9:30 一ノ俣
9:37 9:42 槍見河原
10:13 10:26 横尾 (横尾山荘)
11:04 11:04 新村橋(パノラマ分岐)
11:16 11:16 徳澤園
11:54 11:54 徳本口(徳本峠分岐)
11:59 12:03 明神館
12:39 12:39 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
12:49 13:10 河童橋
13:11 13:11 無料トイレ
13:19 13:19 上高地バスターミナル
13:19 ゴール地点

天候

初日は台風10号の影響が残り少し雲があったが、3日間ともほぼ晴れ。上高地に着く前から雨が…。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

・青森市を深夜出発。東北道、北関東道、上信越道、長野道を通り安曇野市へ。仮眠を含めて所要11時間程。深夜割引をうまく活用。
・8／17早朝、穂高駅南の無料駐車場へ。中房温泉までバス1700円。
・8／19下山後、バスターミナルから新島々までバス。松本駅までアルピコ電車。ここまで2450円。穂高駅までJR大糸線。

コース状況／危険箇所等

“銀座”と言われるだけあり、整備された素晴らしい道でした。一瞬？と思われる箇所も、良く見ると白ペンキの○が見えました。

写真

8/16 15:15

青森市から11時間ほどかかりました。早く着いたので松本城を見学

8/17 6:54

翌日、穂高駐車場から中房温泉口へ。いよいよスタートです

水が重い。汗だくで合戦尾根を登ってきた。皆さん名物のスイカを食べていました

8/17 9:54

燕山荘が見えた

8/17 10:04

燕山荘

8/17 10:06

ヘリの荷作業。あっという間でした

8/17 10:13

空身で燕岳に向かいます

8/17 10:14

よく見る景観です

8/17 10:21

青森の山には花崗岩がない。興奮します

8/17 10:40

燕岳山頂

8/17 10:45

メガネ岩

8/17 10:59

燕山荘に戻り、表銀座縦走に入ります

8/17 11:12

槍ヶ岳はまだ見えない。そもそも初めての景観なので山の同定ができません

8/17 11:37

蛙岩

8/17 11:53

「おてんしょう」岳と読むんですね

8/17 12:01

東北の山よりピンクが濃いかな？

8/17 12:37

大天井岳に向けて進みます

8/17 12:54

コルに向けて下ります

8/17 12:55

登山道開設者小林喜作のレリーフ

8/17 12:56

登り返しです

8/17 13:21

左：大天荘方面と右：大天井ヒュッテへの分岐　右に進みます

8/17 13:39

岩と草付きのアルペン的な景観。東北ではなかなか見られませんな〜

8/17 13:40

ちょっとビビります。慎重に行こう

8/17 13:57

大天井ヒュッテが見えました

8/17 14:00

おしゃれな大天井ヒュッテ。おじさんには気恥ずかしいくらい

8/17 14:47

到着が早かったので牛首に登ってみました。所要15分ですが、大展望が広がります

8/17 14:39

大天井岳を振り返る。左斜面の道を進んできました

8/17 14:48

ここで人生初の“生”槍ヶ岳とご対面。大感動！

8/17 15:17

野口五郎岳と思われます。

8/17 17:03

快適な部屋

8/17 17:03

これも初の山小屋の食事。山深い所でトンカツが食べられるなんて…。

8/18 6:00

2日目スタート。ビックリ平から北西方向を望む

8/18 6:00

左が立山、右が剣岳。「あれが剣か〜。韓国へ行く飛行機中から見たことはあったけど…」

8/18 6:07

昨日は雲がかかっていたけど、今朝はくっきり

8/18 6:08

「あれが穂高か〜」

8/18 6:16

お月さんと仲良しの槍

8/18 6:21

ホシガラスですよね

8/18 6:39

左後はどっしりとした常念岳

8/18 7:14

西岳ヒュッテと穂高岳

8/18 7:21

西岳ヒュッテ

8/18 7:20

東鎌尾根に向けて下ります。

8/18 7:25

美しすぎる！

8/18 7:51

急峻帯の始まりです

8/18 7:51

ここでヘルメット装着

8/18 8:22

水俣乗越まで下りてきた。右は地図中にルート表記はない北鎌尾根への踏み跡。

8/18 8:41

「これが北鎌尾根か〜。右は独標か〜」

8/18 8:44

右に北鎌尾根を見ながら、東鎌尾根を進みます

8/18 8:50

登ってきたはしご

8/18 6:45

白株のトリカブト

8/18 9:48

左の大天井岳から稜線をたどってきた。急峻な部分はほぼ終わったはずだ

8/18 9:49

槍ヶ岳ヒュッテまで来た

8/18 9:50

いよいよ近くなってきた。胸が高鳴ります

8/18 10:04

殺生ヒュッテ

8/18 10:06

ドキドキ、ワクワク…

8/18 10:22

「直下はこんな感じなんだ〜」

8/18 10:26

山頂直下の山小屋が近づく

8/18 10:29

今夜泊まります。ネットで下調べの時、団体でなければ予約不要と知りビックリ

8/18 10:29

高校時より○十年。ついにその時がやってきた…

8/18 10:29

山荘ベンチから下を見る

8/18 10:42

ルートが空いているうちに、槍に取り付きます。

8/18 10:47

小槍

8/18 10:47

登りルートのはしご

8/18 10:47

足元にシコタンソウ（ユキノシタ科）

8/18 10:50

目を凝らし脳裏に焼き付けるように登ります

8/18 10:55

快適な登りです

8/18 10:57

最後から2番目のはしご

8/18 10:58

最後のはしご

8/18 11:00

来たぞ〜。あれは西鎌尾根に違いない

8/18 11:04

オジサンの悲願達成！　何も言えましぇん！（でもよく見るとカラーコーディネートというか服装がダサいか…）

8/18 11:06

ピッタリ3180mでした

8/18 11:08

グラグラする三角点にタッチ

8/18 11:09

人が居ないところを見計らって

8/18 11:09

左の大天井岳から手前の稜線を来たんだな〜

8/18 11:12

高度感がすごい

8/18 12:02

恐る恐る下を撮影

8/18 11:00

左から孫槍、曾孫槍（足元岩に隠れて見えない？）、右が小槍（と思います）

8/18 12:42

今夜の寝床

8/18 13:50

祝杯じゃ〜

8/18 14:04

たくさんの人です

8/18 14:43

山頂をズーム

8/18 15:22

同じ行程・前日宿舎でお話させてもらった栃木の方と　“とんがりコーン”！（槍は雲の中ですが）

8/18 16:24

その後、その方と同行の方が山頂へ。第1のはしごを降りている

8/18 17:02

夕食はハンバーグ

8/18 19:04

超ハッピーな一日でした

8/19 5:10

3日目。南方に向けて出発

8/19 5:26

大喰岳3101m

8/19 5:30

トウヤクリンドウ

8/19 5:43

中岳に向かいます

8/19 5:47

美しすぎる2

8/19 5:53

南方、穂高岳方面

8/19 6:21

笠ケ岳でしょうか

8/19 6:30

南岳の手前を左へ。そろそろ3000mの世界から離れます

8/19 6:30

朝の清々しい時間帯を歩いてきました

8/19 6:30

カールといっていい地形。モレーン（氷堆石）といっていい岩の堆積物も

8/19 7:06

結構な下りでした。メットを着用しました

8/19 7:06

人が居らず静か。独り占めの空間でした

8/19 7:17

バッチイかもしれないけど…。おいしかった〜

8/19 7:25

人が居ない！　クマが出るかも…。クマ除けに吠えたら「ホッホー」とはね返ってきました

8/19 7:31

天狗池に映る“逆さ槍”

8/19 7:40

美しすぎる3

8/19 7:46

たどった中岳を見上げる

8/19 7:46

広大な槍沢下部を見下ろす

8/19 7:57

山登り要素はここで終了。上高地までひたすら歩きます

8/19 8:24

アルペンな景観を目に焼き付けました

8/19 8:27

水俣乗越。悪天時の東鎌尾根からのエスケープルート

8/19 12:46

河童橋。初めて見ます

8/19 12:48

すっかり雨と雲の中に。でもほぼ全行程お天気に恵まれた。「ありがとう！　北アルプス」

撮影機器：

PowerShot G9 X Mark II CANON

装備

備考

・ガスとコッフェルを持参しましたが山小屋の食事が立派なので、行動食がしっかりしたものであれば必要ないかも。
・行程での水場はないのでスタート時から5リットルほどを持参し合戦尾根を登りましたが、大天井ヒュッテで「水は宿泊者であれば無料」と聞きびっくり。知らずにあえいで行動してしまいました。

感想

mametan3

　1ヶ月前から足底筋膜炎というのでしょうか、足を引きずりながら日常を送ってきました。一歩毎に右足底が痛み、「これからどうなっちゃうのかな〜」と思っていたのですが、中央に遠征できる機会もなかなかないので、いつものように「なんとかなるだろう」と行動が先に立ち、出かけることとしました。結果、いつかは登ってみたいと思っていた槍ヶ岳に登ることができました。同宿の方や出会った方とのお話しがとても楽しかったです。
　
　驚いたこと…たくさんの人、女性単独の方も多かったこと、山小屋の数とサービスの充実、上高地までの交通アクセスの便利さ等々。北東北の山とは多くのことが異なりました。

　その昔、富山県の奥鐘山に行ったことを思い出しました。今回、初めての北アルプスではないかもしれませんが、とても貴重な山行になりました。帰宅後、周辺の山や別ルートの情報、北鎌尾根や穂高での山行記録などを読んでいます。

　山行中、右足をかばっているうちに左足底も痛くなってきました。すぐに治る年齢でもないので、時間をかけて痛みが引けていくよう工夫していきたいと思います。そして来年以降も、またアルプス方面に出かけてみたいと思います。次は北岳バットレスか甲斐駒あたりにでも…　

コメント

syakunage7

mametan3さん，こんばんはー。(^o^)
mametan3さんのレコに大変感動しました。拝見しているうちに，「ドキドキ、ワクワク・・・」感がすごく伝わってきました。まずは，槍ヶ岳登頂，おめでとうございます。天狗池に映る“逆さ槍”も素敵です。あ〜，羨ましい。素晴らしいレコ，ありがとうございました。

mametan3

お久しぶりでございました
　コメントありがとうございます。出発前にshakunageさんの過去の記録を見まして、帰宅後ゆっくりと拝見しようと思っておりました。高校時より思い続けてきた山ですので、山を見た時、近づいてきた時、そして山頂に立った時、それぞれに本当に嬉しかったです。「本当に行けるかな〜」とも思ったのですが、PCで情報収集するうちになんとかなるだろうという気持ちに変わってきました。高速のルートと時間、料金、入山・下山の交通手段、料金、時刻、山小屋の場所とシステム…。台風10号の進路には参りました。日本海を北上する逆を突いて東北道を南下したんです。
　実は足底はかなり痛くて、8/11にエントリーしていた義経マラソンを欠場しました。不出場は初めてです。山もランもここ1か月控えていました。医師にも「走るのを控えるだけです」と当然のことを言われました。山中でも実際に痛かったのですが、歩き通しました。
　ここだけの話、山頂に1時間いたんです。早い時間帯であまり混んでいなかったので。混雑時、山頂では写真撮影後、右回りにどんどん下りて行かなきゃダメな感じなんだそうです。ラッキーそのものでした。不謹慎かもしれないけど満喫しました。
　早くも北岳方面の情報を集めています。行けるかわかりませんが…。　
　最後に…　shakunageさんも「ウルトラ兄弟の一人になったんだな〜」と思っております。
　

syakunage7

Re: お久しぶりでございました
事前の準備は本当に大事ですね。この日程でしたら下調べが半端なく大変だったことでしょう。山頂に１時間とはラッキーでしたね。鳥海山も明るい時間帯は順番待ちらしいです。最後の登頂者だと何枚も撮れますが，暗い登山道を下りていかなければならないリスクも伴うことは覚悟しないといけません。私も北アルプスに憧れているんですが，年齢的にはもう無理そうです。本日，私も陸上大会に参加する予定です。いつも登山は体力作りのひとつと考えていましたが，最近はむしろ登山にはまってしまっている状態です。登山をしている時って自分でいられる時間ですから，結局単独登山になってしまいます。今のところ考えているのは来シーズンに２度目の利尻山に登ることです。数十年前に初めて登ったことがありますが，今ではかなり登山道が変わっているかもしれません。そのためには，もっともっと体力をつけようと思っています。

mametan3

大丈夫ですよ
　中高年登山がブームになったのも、すでにかなり前からだと思います。どこの山にも60代はもちろん、70代の方もたくさんいますよね。syakunegeさんは陸上競技の大会に出るくらいですから、筋力・心肺ともにバリバリですよ。単独というスタイルも、今回本当に多く見かけました。特に女性のソロの方。私を追い越していく方もたくさんいました。やはり中央の山域は、山行のスタイルや文化といった面で「進んでいるなあ」と感じました。山登りのための「ファンダメンタルズ」が構築されているからだとも思いますが…。
　遠い存在と思えた北アルプスも、意外と何とかなりました。いつかチャレンジすることを想定しながら、近隣の山で鍛えていきましょうよ。