大キレットを行く

2019年08月01日(木) 〜 2019年08月04日(日)

• GPS: 80:00
• 距離: 36.4km
• 登り: 2,854m
• 下り: 2,429m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:25
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:25

22:30 竹橋 毎日新聞社
23:55 まいにちアルペン 上高地／新穂高温泉

2日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:05

6:10 新穂高温泉バス停
6:10 6:30 新穂高登山指導センター
7:15 7:20 穂高平小屋
8:55 9:00 滝谷避難小屋
9:10 9:10 藤木レリーフ
9:55 10:05 槍平小屋
11:05 11:20 最終水場
12:10 12:10 飛騨沢千丈乗越分岐
14:00 14:00 飛騨乗越
14:15 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 1:40
• 合計: 8:50

5:30 槍ヶ岳山荘
6:10 6:30 槍ヶ岳
7:05 7:05 槍ヶ岳山荘
7:35 7:35 大喰岳
8:10 8:10 中岳
9:00 9:00 天狗原分岐
9:15 9:15 南岳
9:20 9:30 南岳小屋
10:35 10:35 最低鞍部
11:10 11:10 長谷川ピーク
12:00 12:00 飛騨泣き
13:00 13:55 北穂高小屋
14:00 14:15 北穂高岳(北峰)
14:20 北穂高小屋

4日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 1:10
• 合計: 7:40

5:30 北穂高小屋
6:00 6:00 北穂高岳・天場
7:00 7:00 南陵取付き
8:00 8:00 涸沢
9:00 9:00 本谷橋
9:50 10:10 横尾 (横尾山荘)
10:50 10:50 徳澤園
11:35 11:35 明神館
12:10 13:00 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
13:05 13:05 河童橋
13:10 上高地バスターミナル

天候

8/2の夕方、槍ヶ岳山荘到着後に雨、あとは概ね晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

大キレットは緊張しましたが、落ち着いて行動すれば大丈夫です

その他周辺情報

電車待ちの短時間で食した松本駅前の「小木曽製粉所 松本駅前店」は立ち食いソバですが美味しいソバでした

写真

8/1 22:29

まいにちアルペンの新穂高・上高地行　4列シートしか空いていませんでしたが、隣は空席でラッキーです。上高地にも途中下車するので、上高地行が満席の場合は利用価値ありです（少し値段が高い）

8/2 6:32

新穂高温泉から飛騨沢を登ります。歩き始めの林道で「ハクサンシジャン」。道の雰囲気は上高地〜横尾の道に似ていますが、確かに人は少ない感じ

8/2 8:22

ヒカリゴケ

8/2 8:59

ここを木橋で渡りますが、結構な水量です。奥は滝谷ですが、ガスでよく見えません

8/2 9:01

滝谷避難小屋。なんだか凄みがあり、近寄る気にはなれません

8/2 9:03

滝谷方向。ガスがかかっていますが、大きな雪渓が見えます

8/2 10:24

「ハクサンイチゲ」槍平小屋（2000m）を過ぎると高山植物が出てきました。と、ここで会社から電話。さすがにドコモのスマホは山岳地帯でもよく通じる

8/2 11:52

「ヨツバシオガマ」もしかすると「ミヤマシオガマ」

8/2 11:55

「エゾシオガマ」？自信無し

8/2 12:05

「タテヤマリンドウ」

8/2 12:05

「チングルマ」の群生。8月でこの新鮮な状態は、さすがに2500mを超えている場所ならでは

8/2 12:06

アップ

8/2 12:07

「シナノキンバイ」（キンポウゲ科）かな？

8/2 12:08

「ハクサンフウロ」

8/2 12:08

こちらは「ミヤマキンバイ」（バラ科）かな？

8/2 12:34

「ハクサンイチゲ」のアップ

8/2 12:37

正面中央が飛騨乗越。あと標高差300mくらい

8/2 12:51

「チングルマ」と「コイワカガミ」

8/2 12:51

「チングルマ」と「タテヤマリンドウ」

8/2 14:02

「チシマギキョウ」と「イワツメクサ」？

8/2 14:07

高山植物に寄せ植え

8/2 18:54

槍ヶ岳山荘で夕食後。雨が上がった槍の穂先。ここから見ると、「鋭い」と言うより「どっしり」とし印象。さすがに誰も登っていない

8/2 18:55

山荘前の「ミヤマオダマキ」群生。そう言えば、今日は登らなかった槍沢ルートも、きっとお花畑がきれいだろうと思う

8/3 4:35

翌朝、槍の穂先へ登るみなさん。自分は朝食をいただいてから登ります

8/3 4:41

常念岳

8/3 5:51

槍の穂先を登る。盛況です

8/3 6:06

穂先から笠ヶ岳と槍ヶ岳山荘。大きいですね

8/3 7:07

笠ヶ岳に朝日が当たる

8/3 7:07

立山方面。素晴らしい眺めですが、今日は先が長いのでそろそろ降ります

8/3 7:14

縦走路を進んで槍ヶ岳を振り返る。だんだん鋭く見えてきます

8/3 7:14

頂上は大盛況

8/3 7:35

大喰岳。日本で第10位の高峰ですが、山頂標識はうっかりすると見落とします。ここからの槍もかっこよい

8/3 8:07

続いて中岳は第12位。穂高連峰がきれいに見えています

8/3 8:08

振り返って槍。きれいな縦走路です

8/3 8:32

と、ここで雷鳥を発見。すぐ足元に居ました。本当に人を恐れないですね

8/3 8:33

親子でした。ヒナは5羽くらい。元気に育って欲しいですね

8/3 8:33

さようなら

8/3 9:08

振り返って槍ヶ岳。しばしのお別れです

8/3 9:16

南岳の標高は17位で南アの女王と同じです

8/3 9:19

ここでもお花畑。「チシマギキョウ」

8/3 9:21

「チングルマ」と「ツガザクラ」かな？

8/3 9:40

南岳小屋。ここから新穂高温泉側へ下りる人も多いようです。しばし休憩して大キレットに備えます

8/3 10:14

最初の岸壁を下って、南岳を見上げる

8/3 10:14

これから向かう北穂高方面に雲がかかっている

8/3 10:27

雲の動きが早い

8/3 10:27

進んできた道を振り返る。このあたりが最低鞍部（2750m）

8/3 10:41

「ハクサンシャクナゲ」が残っていました。好きな花です

8/3 11:08

難路を辿って、長谷川ピーク。飛騨側はガスに包まれています

8/3 11:31

A沢のコル。このあたりの休憩地とガイドブックに書かれていますが、先へ進みます

8/3 11:42

縦走路を振り返って、あの先端部が長谷川ピーク。よく通ってきたものだと、自分を褒めてやりたい気分

8/3 11:59

標識が無いけど、たぶん飛騨泣き。進路を塞ぐ岩塔を鎖とステップで迂回します（先行者1名が見えます）

8/3 12:24

滝谷は見えませんが展望台です

8/3 12:33

大キレットを振り返ると、飛騨側からガスが押し寄せて、縦走路を覆い隠しているように見えます

8/3 12:38

ようやく北穂高小屋の直下に到着。ここから約100mの岩壁登りです

8/3 13:34

北穂高岳に登頂したら、飛騨側も晴れていました。笠ヶ岳が良く見えます

8/3 14:00

前穂高岳

8/3 14:01

前穂高岳と涸沢ヒュッテ。まだテントは少ないようです

8/3 14:05

北穂高岳南峰と奥穂高岳。南陵テラスのテント場に少しテントが見えます。小屋からテント場まで結構離れていますね

8/3 14:06

少し休憩して北穂高岳（北峰）。これで3000m峰を5峰縦走しました

8/3 14:19

5時間ぶりの槍ヶ岳

8/3 18:46

夕食後。夏の夕暮れで入道雲が湧き上がります

8/3 18:53

槍ヶ岳。今日は雨は降りませんでした。おやすみなさい

8/4 4:44

翌朝の槍ヶ岳

8/4 4:58

常念岳と朝日

8/4 5:02

北穂高小屋から大キレットの全貌。こうしてみると、良く歩いたものだと思います

8/4 5:18

北穂高岳からの槍ヶ岳が一番きれいという説を支持したくなります

8/4 5:32

北穂高小屋。西荻窪の喫茶店のような小屋でした。出発間際にいただいたドリップコーヒーもおいしい

8/4 5:32

これで本当に槍ヶ岳とお別れ。また会いに来たいですね

8/4 5:37

南峰から涸沢岳にかけての稜線。涸沢岳を超えてザイテングラートから下山すると＋2．5時間。少し考えましたが、欲張らないことにします

8/4 5:40

滝谷ドーム。ここを登ろうと思う方はすごい

8/4 5:48

北穂高岳南峰。薄い踏み跡がありますが、今回は行きません。登りより下りが怖い

8/4 5:57

涸沢岳と奥穂高岳。空が青い

8/4 5:57

前穂高岳と奥穂高岳

8/4 6:01

南陵テラスのテント場から。ここから北穂高小屋のトイレは遠いですね

8/4 6:02

涸沢へ下る

8/4 6:06

南陵のお花畑。「ヨツバシオガマ」

8/4 6:25

南陵のお花畑。「シナノキンバイ」

8/4 6:44

南陵のお花畑。「ハクサンフウロ」

8/4 6:50

南陵のお花畑。「バイケイソウ」

8/4 6:55

長い梯子の終点。この後、一瞬道を間違えて、後ろの方に教えていただく。ありがとうございます

8/4 7:01

ここが本当の南陵取付き。下りは恐いですが、ちいさな子供もここを登っています

8/4 7:20

「ハクサンシャクナゲ」

8/4 7:44

「トリカブト」。そろそろ高山の御花畑が終わり、丈の高い草が目立ってきます

8/4 7:58

ちょっと白っぽいですが、涸沢槍です。本当に槍ですね

8/4 7:59

涸沢に下る途中。左側の沢で盛んに落石がありましたが、原因は猿でした

8/4 7:59

涸沢ブルー。大きな雪渓が残っています

8/4 7:59

テントが多いです。ここから軽荷で、北穂高岳まで3時間くらいかな

8/4 9:00

涸沢から人が増え、道も渋滞します。本谷橋

8/4 9:51

横尾山荘。一気に人が増えました。ここから先は観光地の上高地です

8/4 10:52

徳澤

8/4 11:33

明神。目前は明神岳。険しいですね

8/4 11:34

カルガモの子供。雷鳥の子供より少し大きいですね

8/4 12:11

河童橋から前穂高岳

8/4 12:11

河童橋は大盛況。たぶん外国の方の方が多いです

8/4 15:37

一気に飛んで松本駅。播隆上人像があります

8/7 21:15

おまけ1：今回の行動食。チョコレートのように溶けないのが良い

8/10 7:38

おまけ−2：松本から東京方面の指定券は完売。甲府で乗り継いで無事自宅へ戻る。ここが最大の難路かもしれません

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

M2132K

　特に目標も無く続けている山登りでしたが、ふと「60歳までにすべての3000m峰に登る」という目標を思いつき、昨年の南ア南部（悪沢岳・荒川中岳・赤石岳）に続いて、一気に数を稼ぐ旅に出かけました。今年は梅雨明けが遅かった分、急に気温が上がり、暑くはありましたが天候に恵まれて良い旅が出来ました。
　槍ヶ岳は今回の主目標ではありませんでしたが、3年ぶりに登ってみて、やはり気持ちが昂る山と感じました。最大の難所は大キレットですが、風が無く乾いた状態だったので、怖い思いはありませんでした。そして最後の難所は松本駅からの帰り電車。到着した15：20の段階で本日分の帰り特急はすべて満席。どうしたものかと思いましたが、甲府駅で別の特急に乗り継ぐことで、無事帰宅を果たしています。