白峰三山縦走(北岳〜間ノ岳〜農鳥岳)
- GPS
- 51:07
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 3,420m
- 下り
- 4,129m
コースタイム
5:30奈良田(バス乗車)〜6:45広河原〜9:00両俣〜11:05八本歯のコル〜12:20北岳山頂〜13:30北岳山荘
(2日目)
6:00北岳山荘〜6:35中白根岳〜7:35間ノ岳〜9:00農鳥小屋〜10:40農鳥岳山頂〜11:30大門沢下降点〜13:40大門沢小屋
(3日目)
7:00大門沢小屋〜9:50奈良田駐車場
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:晴れ 3日目:雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田〜広河原のバス:1100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(広河原〜八本歯のコル) 雪渓は踏み抜きと落石に注意、コル直下の木の階段は急なので手も使って登りましょう。 (北岳山頂周辺) 浮石が多いので落石を起こさないよう注意。稜線ルートは細い箇所があるので滑落注意 (北岳山荘〜農鳥小屋) ザレた急下りがあるので足元注意 (農鳥小屋〜大門沢下降点) 農鳥岳周辺は岩稜なので落石と滑落に注意が必要 (大門沢下降点〜奈良田) 稜線からしばらくは急な下りとなるため足元に十分注意。途中かなり滑るザレ場(ロープ有)があるので、素直にロープを使いましょう。 川沿いになってからは丸太橋が続きます。濡れた木はとても滑ります。 |
写真
感想
先週妙高に一緒に行ったSちゃんのリクエストで今回は白峰三山でした。
・・・・・・が!直前で夏風邪リタイヤ(T_T
代替プランも特にないので、今回は我が家2人で縦走してみることにしましたー。
(1日目)
前日の夜のうちに奈良田へ移動して睡眠。。
朝一番のバスに乗って広河原へ。広河原は登山者であふれかえっていて賑やかしい
雰囲気。さっさと支度を済ませて登り始めます。
広河原山荘から二俣までは細い一本道、荷物が重いのでペースを上げすぎないよう
にゆっくり登ります。雪渓に出てからは軽アイゼン装着で登って行きます。雪渓あ
たりまで来るとそれぞれのペースでの登りになるので登山道もそれほど混みません。
雪渓が終わると八本歯直下の日なたの急登で体力をガンガン削られます・・・・。
木の階段も登りがすごく急で気が抜けず精神的に疲れますね(汗 ただしこの辺
からだんだんと景色が開けてきてふり返れば鳳凰三山と八ヶ岳が目の前に飛び込
んできます。疲れたら景色を楽しんでを繰り返しながら八本歯のコルへ。
八本歯からもまだまだ登ります(泣 稜線の分岐点まで重いテント泊装備を担い
だら荷物をデポし、最後の山頂までは空荷でスキップしながら山頂まで登りますw
1年ぶりの北岳山頂は仙丈ケ岳方面だけ展望を楽しむことができました。360度の
展望はまたもお預けです、、、残念。山頂から下る途中でライチョウ親子に遭遇。
2年ぶりの生ライチョウ遭遇に興奮して写真撮りまくり!
再びザックを背負って北岳山荘に到着、テントを設営してからは焼きそば食べたり
ビール飲んだりウダウダ。飲みながら晩御飯を摂って寝る前に夕暮れの景色・・・
も雲が稜線を覆っていて景色楽しめず。。。19時前の明るいうちに就寝。。
夜11時頃暑くて目が覚める。明るいので外に出てみると見事な晴天!満月に近い
月夜だったのでヘッデン無しで歩けるくらいの明るい夜。一度目がしっかり覚めて
しまったので星空と景色を撮りにカメラと三脚を持って1時間ほどウロウロしてから
再びシュラフの中へ・・・・・zzz。
(2日目)
4時起床で夜明けの景色を楽しみながら出発の準備。北岳から見る富士山は毎度
最高ですね♪予定通り朝6時に出発して間ノ岳方面へ向かいます。
中白根岳までいきなり急登(汗 その後は間ノ岳までゆっくりと登って行きます。
この日はまさに360度の眺望に囲まれながらの稜線歩きでどこを向いてもいい景色。
本当に気持ちが良かった♪
間ノ岳は縦走やピストンの人入り混じってたくさんの人で賑わっていました。
縦走のツアー団体さんがうじゃうじゃいたのであまりくつろげず写真だけ
撮ってピークから離れたところで静かに景色を楽しみながら休憩。
農鳥小屋までは岩場っぽい下りで常念乗越への下りに似てた。農鳥小屋でコーラ
を飲んでトイレ休憩。ここはテントが張れるけどなかなか使いどころが難しそう
な位置にあるので空いてそうだと思いました。
そしてここのトイレはワイルド過ぎて初心者には無理な仕掛けがいっぱいw
床板が傾いていたり真下が丸見えだったりドアに鍵が無かったりドアの外から
中が丸見えだったり。・・・色々衝撃的なトイレでしたw でも無料。
小屋から西農鳥岳まではかなりの急登で息が切れます。その先は岩稜歩きとここ
が縦走路で一番難しい場所かもしれないですね。岩をよじ登る箇所では団体さん
が渋滞を作っていました。西農鳥岳はピークがどこだかわからないままスルーして
農鳥岳到着。この辺から雲が湧いてきて鳳凰〜富士山方面は何にも見えなくなり
ました。
ここからは大門沢小屋までの下りが始まります。下降点まで稜線歩きを楽しんだ
あとはハードな大門沢の下りに入ります。急下りはザレていたり石ころが多くて
足元にかなり気を使います。足元フラフラになりながら沢までたどり着き顔を
洗って休憩。
最後のひと踏ん張りを歩いていると赤い屋根の小屋が見えた〜〜〜〜!無事に
小屋到着。テントを立ててからビールを買って小屋脇の沢で涼みながら乾杯♪
足は沢水で冷え冷え、そして冷え冷えのビールで喉を潤す♪ここ天国ですよ〜!
夕方になるとテン場は満員!日曜日なのに大人気。早い到着でよかった〜。
晩御飯食べて明日は遅い出発だと持ってるお酒を飲み切ってオヤスミナサイ。
沢の音が大きいので耳栓をして寝ました。
(3日目)
5時起床、テントから出るともう既に出発の準備をしているテントが半数以上!
我が家は下るだけなのでモゾモゾ起きて朝ごはんの支度。・・・そして支度を
しているとポツポツ雨が。。朝ごはん中は何とか天気も持って外で食べれたも
のの、その後は次第にザーザー降り。。初めての雨の中テント撤収、結構大変。。
テント場ドベの7時に小屋出発。なにげに初のレインウェア上下装着、暑い(汗
濡れている岩を歩くシーンもあるので沢沿いは慎重に歩く。1時間弱も歩くと雨が
弱くなってきたので暑いレインウェアを脱いで歩く。下りだし息も切れないので
ザックを置く休憩はせず行動食や足を休めるだけの休憩を数回とってズンズン
下る。
途中ヘビに驚いたり脚をブヨ?蜂?に刺されて痛かったりとアクシデントがあり
ながらも吊橋を3つ渡って発電所分岐までたどり着く。吊橋は一番最初のが一番
怖かったです。。左に傾いてるのと高さと揺れがすごいw
最後は駐車場まで車道を歩くがここでまた雨が・・・・もうレインウェア着るの
面倒なのでそのまま歩いて車に帰着〜〜〜。小屋から3時間半のコースを2時間50
分で歩いたのでかなり早かったみたいです(^^; 休憩しなかったしね。
奈良田の里ってところで汗を流して甲府でほうとう食べて帰りました。南アルプス
は景色よし水よしで楽しいですね♪北アルプスにはないワイルドさに溢れている
トレイルが多いので次回は塩見・荒川三山方面に行ってみたいです。
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