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Yamareco

記録ID: 329577
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

黒部五郎岳に魅せられて

2013年08月02日(金) 〜 2013年08月04日(日)
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
25:48
距離
42.8km
登り
3,041m
下り
3,274m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8/2 折立7:55 → 11:55太郎平小屋12:00 → 12:15薬師峠キャンプ場(泊)
8/3 薬師峠キャンプ場6:45 → 太郎平小屋 → 太郎山 → 8:55北ノ俣岳 → 12:05黒部五郎岳の肩 → 12:20黒部五郎岳12:35 → 黒部五郎岳の肩13:05 → 14:40黒部五郎小舎15:00 → 17:50三俣蓮華岳キャンプ場(泊)
8/4 三俣蓮華岳キャンプ場7:30 → 8:20三俣蓮華岳 → 9:30双六岳 → 10:25双六小屋10:45 → 11:55弓折乗越 → 12:30鏡平山荘12:40 → 15:05わさび平小屋15:20 → 16:20新穂高
天候 8/2 雨後晴れ
8/3 晴れ
8/4 雨
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
折立の登山口。
今回も雨中行軍となるよう。
折立の登山口。
今回も雨中行軍となるよう。
ここから。
けっこう降ってます。
ここから。
けっこう降ってます。
太郎平小屋
太郎平ではガス立ち込め、眺望はなし。
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太郎平小屋
太郎平ではガス立ち込め、眺望はなし。
薬師峠キャンプ場には、予定通り12時過ぎには着で直ぐにテントを張る。しかして、その後も降ったりやんだり。
雨脚は14時前後で収束したものの、その日の内の薬師岳ピストンは断念。
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薬師峠キャンプ場には、予定通り12時過ぎには着で直ぐにテントを張る。しかして、その後も降ったりやんだり。
雨脚は14時前後で収束したものの、その日の内の薬師岳ピストンは断念。
コバイケイソウ
キャンプ場正面に見えるのは、北ノ俣岳と黒部五郎岳。
今回の山行では、このコバイケイソウが主役って感じ。
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コバイケイソウ
キャンプ場正面に見えるのは、北ノ俣岳と黒部五郎岳。
今回の山行では、このコバイケイソウが主役って感じ。
テン場の管理棟
太郎平小屋まで出向くことなく、こちらでビールを購入できました。
テン場の管理棟
太郎平小屋まで出向くことなく、こちらでビールを購入できました。
コバイケイソウやニッコウキスゲなどが咲いています。
あたりを散策してみますと、ハクサンイチゲやチングルマなどなどの花の競演が素晴らしい。
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コバイケイソウやニッコウキスゲなどが咲いています。
あたりを散策してみますと、ハクサンイチゲやチングルマなどなどの花の競演が素晴らしい。
ニッコウキスゲ
太郎平小屋までの登りではもう終わっている様子でしたが、こちらではまだまだ咲いていますね。
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ニッコウキスゲ
太郎平小屋までの登りではもう終わっている様子でしたが、こちらではまだまだ咲いていますね。
コイワカガミ
あんな所まで行けるんやろうかと思案しつつの夕餉。
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あんな所まで行けるんやろうかと思案しつつの夕餉。
黒部五郎岳に残照が。
そろそろ暗くなります。
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黒部五郎岳に残照が。
そろそろ暗くなります。
3日早朝、晴れ渡ってます。
近々再訪ってことで薬師岳はあきらめて、本日は計画書通りの行動を優先。
予備日なしですから、致し方なし。
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3日早朝、晴れ渡ってます。
近々再訪ってことで薬師岳はあきらめて、本日は計画書通りの行動を優先。
予備日なしですから、致し方なし。
太郎平小屋へ戻ります。
なんとまあ・・・、昨日はガスまみれで見えなかった花々や峰々の風景に感涙。
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太郎平小屋へ戻ります。
なんとまあ・・・、昨日はガスまみれで見えなかった花々や峰々の風景に感涙。
槍も見えてたりします。
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槍も見えてたりします。
池塘が点在しています。
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池塘が点在しています。
コバイケイソウの群落の向こうに黒部五郎岳が映える。
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コバイケイソウの群落の向こうに黒部五郎岳が映える。
振り返ると薬師岳が。
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振り返ると薬師岳が。
太郎平小屋
太郎山あたりから。
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太郎山あたりから。
延々と咲き揃う花々を愛で、黒部の沢を取り囲む峰々を眺めやりながら、緩やかな登山道を往く。
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延々と咲き揃う花々を愛で、黒部の沢を取り囲む峰々を眺めやりながら、緩やかな登山道を往く。
北ノ俣岳山頂手前。
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北ノ俣岳山頂手前。
北ノ俣岳山頂
北ノ俣岳に至ると、笠ヶ岳と乗鞍岳、御嶽山が見えてきます。
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北ノ俣岳に至ると、笠ヶ岳と乗鞍岳、御嶽山が見えてきます。
雲海の先には白山も。
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雲海の先には白山も。
黒部五郎岳と笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山
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黒部五郎岳と笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山
ウサギギク
雲ノ平を取り巻く峰々をずっと眺めやりながら。
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雲ノ平を取り巻く峰々をずっと眺めやりながら。
そろそろ黒部五郎岳の登路に差しかかる。
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そろそろ黒部五郎岳の登路に差しかかる。
しばらくするとガスが立ち込め、急な登りの最中は展望なしで、いつ終わるのか判別がつかず、気分的にしんどかった。
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しばらくするとガスが立ち込め、急な登りの最中は展望なしで、いつ終わるのか判別がつかず、気分的にしんどかった。
黒部五郎岳の肩に登り切った頃には、ガスも晴れて。
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黒部五郎岳の肩に登り切った頃には、ガスも晴れて。
黒部五郎岳山頂へ。
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黒部五郎岳山頂へ。
薬師岳が美しい。
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薬師岳が美しい。
黒部五郎岳山頂。
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黒部五郎岳山頂。
鷲羽岳から水晶岳、赤牛岳まで見渡せます。
視線を下方に転じれば、黒部五郎カールが。
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鷲羽岳から水晶岳、赤牛岳まで見渡せます。
視線を下方に転じれば、黒部五郎カールが。
黒部五郎岳の肩に戻って小休止。
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黒部五郎岳の肩に戻って小休止。
さて、カールへと向かいます。
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さて、カールへと向かいます。
チングルマ
ハクサンイチゲ
黒部五郎カール
雪解けの清冽な流れや道なりに咲き揃う花々の美しさに陶然となる。
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雪解けの清冽な流れや道なりに咲き揃う花々の美しさに陶然となる。
黒部五郎カールから黒部五郎小舎までの道行が本山行のハイライトでありました。
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黒部五郎カールから黒部五郎小舎までの道行が本山行のハイライトでありました。
至福の道行に幾度も振り返りつつ。
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至福の道行に幾度も振り返りつつ。
黒部五郎小舎に到着し小休止。
ここでテン泊とするかちょい思案するも、予定通り三俣山荘のキャンプ場へ向かうこととする。
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黒部五郎小舎に到着し小休止。
ここでテン泊とするかちょい思案するも、予定通り三俣山荘のキャンプ場へ向かうこととする。
コバイケイソウが麗しい。
黒部五郎小舎テン場から三俣蓮華岳方面へ向かう登りの手前あたり。
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コバイケイソウが麗しい。
黒部五郎小舎テン場から三俣蓮華岳方面へ向かう登りの手前あたり。
三俣蓮華岳への分岐。
三俣山荘と三俣蓮華岳の分岐はこのまだ先。
正直しんどい。
三俣蓮華岳への分岐。
三俣山荘と三俣蓮華岳の分岐はこのまだ先。
正直しんどい。
黒部五郎岳
歩いてきた道のりがクッキリと見やれます。
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黒部五郎岳
歩いてきた道のりがクッキリと見やれます。
鷲羽岳が再び視界に。
かなり近くなってきたなあ。
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鷲羽岳が再び視界に。
かなり近くなってきたなあ。
三俣山荘が見えてきました。
雪渓を越えてあと少し。
槍はやはり目を引きますね。
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三俣山荘が見えてきました。
雪渓を越えてあと少し。
槍はやはり目を引きますね。
三俣山荘
4日は初日と同様、朝から雨中行軍に。
三俣蓮華岳山頂は展望なし。
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4日は初日と同様、朝から雨中行軍に。
三俣蓮華岳山頂は展望なし。
双六岳山頂も展望なし。
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双六岳山頂も展望なし。
双六小屋に到着。
あちらが樅沢岳、西鎌尾根方面なのか。
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双六小屋に到着。
あちらが樅沢岳、西鎌尾根方面なのか。
双六小屋にてカレーライスを食す。
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双六小屋にてカレーライスを食す。
ハクサンイチゲ
はたまたコバイケイソウ
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はたまたコバイケイソウ
双六小屋から新穂高方面への登山道でも様々な花が咲き競っているよう。
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双六小屋から新穂高方面への登山道でも様々な花が咲き競っているよう。
弓折乗越
少し手前、途中の花見平にてカッパを脱ぐ。
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弓折乗越
少し手前、途中の花見平にてカッパを脱ぐ。
鏡平山荘
ガスまみれで槍穂の眺望なし。
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鏡平山荘
ガスまみれで槍穂の眺望なし。
わさび平小屋着。
登山道はザレたりガレたりがひっきりなしで、かなり足にきてます。
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わさび平小屋着。
登山道はザレたりガレたりがひっきりなしで、かなり足にきてます。
新穂高着。
濃飛バスの高山行き最終には間に合いました。
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新穂高着。
濃飛バスの高山行き最終には間に合いました。

感想

本来、薬師岳がメインで、黒部五郎岳はふとした思いつきで足を伸ばそうとしたってわけ。
ちょっとしんどそうやけど、そのまま三俣蓮華岳、双六岳を経て新穂高温泉に下山してみるのも良いかと。
単独のテン泊山行では1泊2日が定番なのだけれど、久方ぶり2泊3日を完遂できたこともあり、それなり満足感に満たされる。

初日は。当初の予定通り薬師峠キャンプ場に到着するも雨脚は緩まず、晴れ間が見え始めたのは14時前後となり、空身でピストンするのも微妙なタイミング、やはりこの日は薬師岳を断念。
その後、2日目は黒部五郎岳ピストン、3日目に薬師岳ピストンとし折立に下りるかと、翌日からの行程を思案するも、結局は会に提出している計画書通りの行動を優先することにする。

2日目は早朝より晴れ渡り、太郎平から黒部五郎岳を経て三俣蓮華岳キャンプ場までの縦走を存分に楽しめた。
まあ、心身ともかなり堪えましたけどね。

コバイケイソウって、これまでは特段感じ入ることはなかったけれど、本山行では、どちらでも群生する様に魅せられっぱなし。何とも麗しく、認識を新たとしましたね。

2日、4日は雨に降られっぱなし。
断念した薬師岳に加えて、三俣蓮華岳や双六岳って登った実感が得られず、いつか再訪せねば気が収まらず。
とはいえ、晴天下の黒部五郎岳カールにはその清冽な景観美に魅せられ陶然となりトコトンやられましたね。正に至福の道行でした。
遠い道のりではあったけれど、黒部五郎岳って、つくづく良い山やなあと。

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