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Yamareco

記録ID: 333083
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

北アルプス縦走 親不知海岸〜栂海新道〜朝日岳〜白馬岳〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜扇沢

2013年08月06日(火) 〜 2013年08月13日(火)
 - 拍手
GPS
168:18
距離
67.2km
登り
7,515m
下り
6,175m

コースタイム

※コース途中の小休憩は除く

8/6(火)
14:20栂海新道登山口‐16:08入道山‐17:25尻高山17:34‐18:12坂田峠18:21‐19:41シキ割(幕営)

8/7(水)
6:05シキ割‐7:30白鳥小屋7:40‐8:50下駒岳8:55‐9:35菊石岳‐9:50黄蓮ノ水場10:18‐11:07黄蓮山‐12:51栂海山荘15:03‐15:14犬ヶ岳‐15:50北俣ノ水場(幕営)

8/8(木)
5:11北俣ノ水場‐5:57サワガニ山6:06‐7:35黒岩山7:47‐8:37黒岩平9:17‐11:05アヤメ平11:12‐12:04長栂山12:12‐12:57吹上のコル13:18‐14:07朝日岳14:16‐15:07朝日小屋(幕営)

8/9(金)
4:30朝日小屋‐5:26朝日岳5:32‐6:23水平道分岐6:31‐7:04燕岩7:14‐9:39雪倉岳9:59‐10:27雪倉岳避難小屋10:34‐12:27三国境12:37‐13:17白馬岳13:26‐13:36白馬山荘(小屋素泊り)

8/10(土)
10:16白馬山荘‐11:00旭岳11:12‐11:50白馬山荘‐休養‐15:44白馬岳頂上宿舎(幕営)

8/11(日)
6:06白馬岳頂上宿舎‐7:06杓子岳7:15‐8:04白馬鑓ヶ岳8:10‐8:54天狗山荘9:10‐9:31天狗ノ頭‐10:00天狗ノ大下り10:15‐11:36不帰一峰11:46‐12:39不帰二峰12:59‐13:40不帰三峰‐14:00唐松岳‐14:22唐松岳頂上山荘(幕営)

8/12(月)
5:14唐松岳頂上宿舎‐7:23五竜山荘8:02‐9:01五竜岳9:24‐11:20北尾根ノ頭11:27‐11:41口ノ沢のコル11:56‐13:02キレット小屋(小屋泊まり)

8/13(火)
4:41キレット小屋‐6:14北峰‐6:51南峰7:19‐7:53布引山‐8:42冷池山荘8:55‐9:08冷乗越‐10:15爺ヶ岳中峰‐10:33爺ヶ岳南峰10:41‐11:10種池山荘12:00‐14:17扇沢出合‐14:38扇沢駅
天候 8/6(火):晴れ
8/7(水):晴れ
8/8(木):晴れ
8/9(金):曇り時々晴れ
8/10(土):ガス
8/11(日):晴れ
8/12(月):晴れ
8/13(火):晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
コース状況/
危険箇所等
【登山届】
親不知登山口のポストへ

【水場情報(営業小屋は宿泊者以外の場合)】
[シキ割=○][白鳥小屋=不明][黄蓮ノ水場=○][北俣ノ水場=○][黒岩平=○][朝日岳東斜面=○][朝日小屋=○][白馬山荘=○][白馬頂上宿舎=有料][天狗山荘=有料][唐松頂上宿舎=有料。テン場下の雪渓水=○][五竜山荘=有料][キレット小屋=有料][冷池山荘=有料][種池山荘=有料]

【コース状況】
親不知〜吹上のコル間の栂海新道は、良く整備されていて踏跡もはっきりしているので安心して歩ける。残雪期に雪渓でコースが隠れている場合はコース外れに要注意。
吹上のコル以降はメジャーなルートなので基本的には問題ないはず。ガスなどで視界不良時は要注意。
天狗の大下り〜鹿島槍ヶ岳北峰間の岩稜帯は急登・急下降が連続するが、三点確保が出来ていれば問題ない。要所要所に鎖、梯子が設置されているので安心できる。当然だが、岩場が濡れていると危険度が増すので初心者は避けた方が無難でしょう。狭い場所のすれ違い時はお互いに譲り合いましょう。
8/6(火)1日目
親不知海岸の水にタッチしてスタート!
2013年08月06日 13:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
6
8/6 13:28
8/6(火)1日目
親不知海岸の水にタッチしてスタート!
栂海新道登山口
さあ、スタートだ。行ってきま〜す
2013年08月06日 14:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
2
8/6 14:21
栂海新道登山口
さあ、スタートだ。行ってきま〜す
尻高山
3時間でやっとこさ677m。暑い!
2013年08月06日 17:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
8/6 17:29
尻高山
3時間でやっとこさ677m。暑い!
シキ割水場
水量豊富で美味しい
2013年08月07日 06:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/7 6:06
シキ割水場
水量豊富で美味しい
今夜のお宿はシキ割水場の手前のテン場
2013年08月07日 04:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
2
8/7 4:56
今夜のお宿はシキ割水場の手前のテン場
8/7(水)2日目
白鳥小屋。きれいな小屋でした。1287m
2013年08月07日 07:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
8/7 7:33
8/7(水)2日目
白鳥小屋。きれいな小屋でした。1287m
白鳥小屋屋上からこれから歩く山々を眺める
2013年08月07日 07:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/7 7:37
白鳥小屋屋上からこれから歩く山々を眺める
やれやれ、やっと下駒ヶ岳。1241m
2013年08月07日 08:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/7 8:54
やれやれ、やっと下駒ヶ岳。1241m
菊石山。1210m
2013年08月07日 09:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
8/7 9:38
菊石山。1210m
黄蓮の水
ここの水も美味しい
2013年08月07日 09:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/7 9:52
黄蓮の水
ここの水も美味しい
栂海山荘
ここで2時間以上の大休憩。明日は長丁場なので、ここには泊まらず、少しでも先に行くことにした
2013年08月07日 13:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
3
8/7 13:00
栂海山荘
ここで2時間以上の大休憩。明日は長丁場なので、ここには泊まらず、少しでも先に行くことにした
犬ヶ岳山頂。1593m
2013年08月07日 15:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/7 15:16
犬ヶ岳山頂。1593m
犬ヶ岳から明日の行程を望む。遠いなあ
2013年08月07日 15:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/7 15:21
犬ヶ岳から明日の行程を望む。遠いなあ
北俣ノ水場
冷た過ぎて手が痺れた〜
2013年08月07日 16:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
8/7 16:04
北俣ノ水場
冷た過ぎて手が痺れた〜
今夜は北俣ノ水場のコース上で寝ます
2013年08月07日 17:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
2
8/7 17:24
今夜は北俣ノ水場のコース上で寝ます
8/8(木)3日目
サワガニ山。1612m
2013年08月08日 06:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/8 6:01
8/8(木)3日目
サワガニ山。1612m
黒岩山。1624m
2013年08月08日 07:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/8 7:40
黒岩山。1624m
きれいな黒岩平。このへんは紅葉の時期も良さそう
2013年08月08日 08:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/8 8:42
きれいな黒岩平。このへんは紅葉の時期も良さそう
アヤメ平
2013年08月08日 11:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/8 11:27
アヤメ平
長栂山
2013年08月08日 12:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
8/8 12:10
長栂山
照葉の池
2013年08月08日 12:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
3
8/8 12:37
照葉の池
吹上のコルに到着。有名な日本海のペイント
ここで白馬大池から上がってきたギターを抱えたオッサンと出会う
2013年08月08日 13:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/8 13:17
吹上のコルに到着。有名な日本海のペイント
ここで白馬大池から上がってきたギターを抱えたオッサンと出会う
朝日岳
残念ながらガスが出て展望ナシ。2418m
2013年08月08日 14:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/8 14:10
朝日岳
残念ながらガスが出て展望ナシ。2418m
やっと今夜のお宿、朝日平が見えてきた。ここは二年ぶり二度目ですね
2013年08月08日 14:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/8 14:47
やっと今夜のお宿、朝日平が見えてきた。ここは二年ぶり二度目ですね
ギターを抱えたオッサンは、オーレン小屋をはじめ、あちこちの山小屋の歌を作って有名なH本さんだった。若者たちと一緒に楽しいライブ(^^)
2013年08月08日 16:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
4
8/8 16:14
ギターを抱えたオッサンは、オーレン小屋をはじめ、あちこちの山小屋の歌を作って有名なH本さんだった。若者たちと一緒に楽しいライブ(^^)
8/9(金)4日目
雪倉岳から白馬岳、旭岳。今日は晴れて展望がグー
2013年08月09日 09:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/9 9:47
8/9(金)4日目
雪倉岳から白馬岳、旭岳。今日は晴れて展望がグー
雪倉岳から剱岳
これから剱岳を中心に時計回りに歩くことになる
2013年08月09日 09:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/9 9:56
雪倉岳から剱岳
これから剱岳を中心に時計回りに歩くことになる
こんなきれいな青空を見るのは久し振り
2013年08月09日 10:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/9 10:18
こんなきれいな青空を見るのは久し振り
白馬岳
4年ぶりの山頂。2932m
2013年08月09日 13:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/9 13:24
白馬岳
4年ぶりの山頂。2932m
8/10(土)5日目
旭岳山頂(のはず)
2013年08月10日 11:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
8/10 11:02
8/10(土)5日目
旭岳山頂(のはず)
白馬頂上宿舎テン場
風が強くてテント設営、撤収に難儀した
2013年08月10日 15:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/10 15:44
白馬頂上宿舎テン場
風が強くてテント設営、撤収に難儀した
8/11(日)6日目
杓子岳。ガスと強風で展望ゼロ。2812m
2013年08月11日 07:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
8/11 7:10
8/11(日)6日目
杓子岳。ガスと強風で展望ゼロ。2812m
白馬鑓ヶ岳。2903m
2013年08月11日 08:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
8/11 8:10
白馬鑓ヶ岳。2903m
天狗山荘
ここまで来ると登山者はグッと減る
2013年08月11日 09:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/11 9:06
天狗山荘
ここまで来ると登山者はグッと減る
これから天狗の大下りです
2013年08月11日 10:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
8/11 10:05
これから天狗の大下りです
不帰の嶮の稜線が待ち構えてる
2013年08月11日 10:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
3
8/11 10:27
不帰の嶮の稜線が待ち構えてる
不帰一峰の頭
2013年08月11日 11:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/11 11:39
不帰一峰の頭
不帰二峰北峰
2013年08月11日 12:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/11 12:43
不帰二峰北峰
不帰二峰南峰
2013年08月11日 13:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/11 13:14
不帰二峰南峰
唐松岳。2696m
2013年08月11日 14:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/11 14:05
唐松岳。2696m
唐松小屋のテン場
かなり下の方しか張れなかった。雪渓の水場が近いから、ま、いいか
2013年08月11日 15:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/11 15:42
唐松小屋のテン場
かなり下の方しか張れなかった。雪渓の水場が近いから、ま、いいか
8/12(月)7日目
今日の日の出。下は雲海
2013年08月12日 05:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
2
8/12 5:22
8/12(月)7日目
今日の日の出。下は雲海
これから目指す五竜岳と稜線
2013年08月12日 05:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
4
8/12 5:28
これから目指す五竜岳と稜線
朝日に映える剱岳
2013年08月12日 05:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
4
8/12 5:28
朝日に映える剱岳
五竜岳。2814m
2013年08月12日 09:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
2
8/12 9:05
五竜岳。2814m
五竜岳から昨日歩いてきた稜線を振り返る
2013年08月12日 09:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
4
8/12 9:05
五竜岳から昨日歩いてきた稜線を振り返る
鹿島槍ヶ岳南峰の彼方に槍の穂先が見えた
2013年08月12日 09:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
2
8/12 9:07
鹿島槍ヶ岳南峰の彼方に槍の穂先が見えた
鹿島槍ヶ岳への稜線
2013年08月12日 10:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
3
8/12 10:06
鹿島槍ヶ岳への稜線
突如現れたキレット小屋
よくもこんな場所に建てたもんだ、と感心しますね
2013年08月12日 13:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
4
8/12 13:01
突如現れたキレット小屋
よくもこんな場所に建てたもんだ、と感心しますね
テラスで相席の人から軽量化のアイデアをいろいろ教えてもらいました
2013年08月12日 15:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/12 15:25
テラスで相席の人から軽量化のアイデアをいろいろ教えてもらいました
夕焼けの剱岳
2013年08月12日 19:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
3
8/12 19:11
夕焼けの剱岳
8/13(火)8日目
八峰キレットを登りながら日の出を拝みます
2013年08月13日 05:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/13 5:07
8/13(火)8日目
八峰キレットを登りながら日の出を拝みます
剱岳に朝日が射します
2013年08月13日 05:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
2
8/13 5:19
剱岳に朝日が射します
鹿島槍ヶ岳北峰
ここは初登頂です。2842m
2013年08月13日 06:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
3
8/13 6:16
鹿島槍ヶ岳北峰
ここは初登頂です。2842m
鹿島槍ヶ岳南峰。2889m
2013年08月13日 06:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
2
8/13 6:57
鹿島槍ヶ岳南峰。2889m
布引山。2683m
2013年08月13日 07:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/13 7:58
布引山。2683m
爺ヶ岳中峰。2670m
2013年08月13日 10:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
8/13 10:18
爺ヶ岳中峰。2670m
爺ヶ岳から最後の剱岳
2013年08月13日 10:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/13 10:19
爺ヶ岳から最後の剱岳
柏原新道を下って扇沢駅が見えてきた。もう少しだ
2013年08月13日 13:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/13 13:32
柏原新道を下って扇沢駅が見えてきた。もう少しだ
扇沢出合到着
やっと終わったよ〜。我ながら良く歩いた。お疲れ様でしたm(__)m
2013年08月13日 14:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
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8/13 14:21
扇沢出合到着
やっと終わったよ〜。我ながら良く歩いた。お疲れ様でしたm(__)m
撮影機器:

感想

以前、朝日平に泊まった時から気になっていた栂海新道。下る人は多いけど登りは極端に少ないらしい。
それに不帰ノ嶮、八峰キレットを歩いたことないし、百高山の旭岳も登りたいしと、いろいろ欲が出て、この夏に親不知から扇沢まで歩いてみることにした。
天気予報では予定の期間中はすべて晴れマーク。さあ、行くぞ〜

8/6(火)
前夜、小倉から夜行バスに乗って京都へ。京都からはJRサンダーバードで高岡へ。4年前、剱岳で知り合った山友が出迎えてくれて親不知まで車で送ってくれた。海岸でお弁当を食べて出陣式。
14時20分、見送られてホテル横の登山口から出発。入れ替わりに団体さんが下山してきた。ザックは大量の差し入れで重くなり、22kgは越えているような(><)
いきなりの急登で汗が吹き出て息が切れ、30分おきに休憩を取る。まだ体が登山モードになっていない。ぬかった登山道に足を取られ、滑りやすい。足が痙攣気味なので早速、芍薬天草湯を飲む。
坂田峠まではコースタイムより早かったが、そこからの急登が凄まじかった。足取りは重く、ヘロヘロで遅々として進まない。
19時41分、ようやくシキ割水場に到着。水がおいしくて生き返った。すぐ手前のスペースで幕営。ストレッチをして寝る。

8/7(水)
シキ割から早速の急登。今日も体がきつく、30分おきに休憩を取ったのでなかなか前に進まない。急登のピークにある白鳥小屋は小奇麗な小屋で、屋上からの展望が良かった。日本海もまだ見えていた。
その後はガスがかかって昨日歩いてきた山は見えない。先の山はかすかに見えるが、今日の目的地、犬ヶ岳は相当遠くに見えて気持ちが萎え、行く着けるのか不安を覚える。黄蓮の水場で生き返り、やっとの思いで栂海山荘に到着した。
普通はここで泊まって朝日岳小屋を目指すようだが、コースタイムが10時間45分と長く、自分の足では何時間かかるか分からないので、もう少し先に進むことにしてここで大休憩を取る。
休んでいると朝日小屋から下りてきたグループ、単独さんが続々と到着。みんなここで泊まるらしい。
2時間以上休んで腰を上げ、犬ヶ岳の先の北俣ノ水場まで歩き、コース上に幕営。結果的には大正解だった。

8/8(木)
今日の行程は長いが、見どころも多くて楽しみである。
黒岩山を過ぎて最後の楽園と言われているという黒岩平、アヤメ平、照葉の池など、花と池塘が一杯の場所を歩くと疲れも忘れる。後で朝日小屋で話したオバサンなどは、栂海新道を歩く力はないので朝日小屋に定着して黒岩平までピストンしたらしい。成程、そういう楽しみ方もあったんだ。
吹上のコルに着くと有名な日本海の赤ペイントが待っていた。休んでいたら、五輪尾根の方からギターを抱えたオッサンが上がってきた。話を聞くと、山が好きでアルプスの山小屋の歌を作って、いろんな小屋に行って歌っているらしい。今日は朝日小屋の歌を作ったので披露したいとのことだった。一緒に朝日岳まで上がったもののガスガスで展望ゼロ。残念。
朝日小屋は人気の小屋。今日も満員で名物オカミサンも超多忙。オッサンは歌の話を切り出せずに、代わりにテント場で即席ライブ開始。すると山ガールたちが寄って来て、その中の一人が「オーレン小屋でギターを弾いて歌ってるH本さんじゃないですか!」。なかなかの有名人でした。おかげで楽しいひと時が過ごせました。
夕食に棒ラーメンを食べるつもりだったが、よくよく見たらツケ麺だった。幸い、水が使い放題だったから作れたものの、山の中だったらゴミになっていた。相変わらず間抜けなことやってます。

8/9(金)
昨日まで登って来た山々を振り返ろうと朝日岳に登り返したが、ガスガスで見えなかった。雪倉岳辺りからガスが消え、後立山連峰が見えて剱岳も見え始めた。この後、種池山荘まで剱岳を中心に時計回りで歩くことになるが、見る角度で剱岳の山容が変化するのが印象的だった。
13時過ぎに着いた白馬岳山頂は大勢の人で賑わっていた。さすが、人気の山である。
白馬山荘には三日前、親不知で見送ってくれた山友たちが大雪渓を上がって来ていた。山荘の自炊室で再会と栂海新道踏破を祝って大宴会。風が強く頂上宿舎のテン場でテントを張るのも難しそうだったので、山荘に素泊まりすることにした。やはり布団で寝るとグッスリ眠れて疲れも取れる。

8/10(土)
朝からガスが濃くて風も強い。山荘常駐の気象予報士に聞くと、今日は一日こんな天気らしい。今回の山行の目的の一つに百高山の旭岳に登ることもあったので、今日はゆっくり旭岳に登って、後半に備えて骨休めすることにした。
早朝、白馬鑓温泉に下る山友一行を見送ったあと、なかなかガスが晴れないので10時過ぎから旭岳に挑戦。地図には登山道が載っていないが、意外と踏み跡がはっきりしていて迷うことなく山頂に立てた。
3時頃になって頂上宿舎のテン場に移動。相変わらず風が強くてテント設営に苦労した。風は一晩中うなり、なかなか眠れなかった。

8/11(日)
相変わらずのガスガスの中、杓子岳、白馬鑓ヶ岳を経由して天狗山荘へ。白馬鑓温泉分岐からはパタッと人の数が減った。
天狗の大下りから本格的な急降下、急登が始まった。慎重に慎重に下り、ゆっくり一歩ずつ登る。不帰ノ嶮の一峰、二峰、三峰も急勾配だが、鎖は多いし、それほど難しくはない。ただ、ザックが重いので疲れるのには参った。
大下りの辺りからガスが切れ、剱岳、立山連峰が見えるようになって嬉しかった。
唐松岳山荘のテン場は既に下の方しか空いていなかった。トイレの行き来には困ったが、近くの雪渓の美味しくて冷たい水が手に入るのは助かる。
夕焼けの中にシルエットのように浮かぶ剱岳を拝んで寝る。

8/12(月)
今日は朝から晴れて展望バッチリ。常に剱岳を見ながら歩けるのは嬉しい。五竜岳を目指して歩いているとその先に鹿島槍ヶ岳も見え始めた。
五竜岳山頂では360°の展望を楽しんだ。五竜岳からの下りもかなりのものだ。登り返しながら眺める鹿島槍ヶ岳の形も少しずつ変わって面白い。
喘ぎ喘ぎ登っていると突如、キレット小屋が現れた。よくもこんな場所に建てたものだと感心する。
時間的に冷池山荘まで行けないことはないが、岩稜帯歩きで疲れた老脚に八峰キレットは酷だろうと思い、小屋泊まりすることにした。
テラスでビールを飲み、昼飯を食べながら相席の男性と雑談した。話してみると装備や食材の軽量化にずいぶん詳しい。いろいろ教えてもらって大変勉強になった。
その後自炊室で話した単独男性は親不知からキレット小屋まで4日で歩いてきていた。7日かかった自分とは大違いである。ザック重量は15kgだって。やはりザックは軽いに限る。

8/13(火)
いよいよ最終日。小屋の脇から噂の八峰キレットの登りが始まる。途中で日の出を楽しみ、ハシゴの多い登り、下りを過ぎると鹿島槍ヶ岳への登りが始まった。案外、八峰キレットは簡単に終わった印象がある。
鹿島槍ヶ岳北峰は初めての登頂。長居せずに南峰を目指す。今日も晴天で剱岳や立山はもちろん、槍ヶ岳、奥穂高岳、遠くには南アルプス、富士山までかすかに見えた。
冷池山荘の手前で、上高地から親不知を目指して歩いていた若者と会った。彼もザックは15kgだという。やはり、長期縦走はザックの軽量化がポイントですね。
爺ヶ岳への最後の登りが済んだら、後は下るのみ。種池山荘でゆっくりした後、最後の柏原新道をひたすら下った。
14時17分、扇沢出合に到着。8日間の長い旅は終わった。

終わってみれば長かったような短かったような。いろんな人、風景、花に出会えたし、歩き通せた達成感も大きい。なにより持病の膝痛を出すこともなく、重いザックに耐えて歩いてくれた二本の足に感謝しなければ。

さあ、次はどこを歩こうかな(^^)

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