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Yamareco

記録ID: 4796612
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂〜奥穂〜槍

2022年10月14日(金) 〜 2022年10月15日(土)
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
20:43
距離
29.6km
登り
3,009m
下り
3,936m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:16
休憩
1:54
合計
7:10
9:15
18
9:33
9:34
21
9:55
10:10
8
10:18
10:18
26
10:44
10:51
16
11:07
11:07
8
11:37
11:53
7
12:00
12:00
17
12:17
12:26
16
12:42
12:56
8
13:04
13:11
13
13:24
13:26
12
13:38
13:48
67
14:55
15:01
3
15:04
15:17
10
15:27
15:34
16
15:50
15:56
29
2日目
山行
11:36
休憩
1:50
合計
13:26
5:11
23
5:34
5:47
76
7:03
7:09
20
7:29
7:30
7
7:37
7:51
64
8:55
9:02
62
10:04
10:11
6
10:17
10:29
5
10:34
10:34
5
10:39
10:39
13
10:52
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36
11:28
11:35
18
11:53
11:54
12
12:06
12:06
9
12:15
12:31
30
13:01
13:07
7
13:14
13:23
33
13:56
13:57
14
14:11
14:19
57
15:16
15:16
36
15:52
15:52
3
15:55
15:55
58
16:53
16:53
30
17:23
17:23
23
17:46
17:46
13
17:59
18:00
7
18:07
18:08
29
18:37
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
予約できる山小屋
槍平小屋
ロープウェイから傘を見る
2022年10月14日 09:12撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 9:12
ロープウェイから傘を見る
ピラミッドピーク
2022年10月14日 11:08撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 11:08
ピラミッドピーク
尾根がギザギザしてきた
2022年10月14日 11:36撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 11:36
尾根がギザギザしてきた
西穂
2022年10月14日 11:37撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 11:37
西穂
西穂からバリに向かい西穂を振り返る
2022年10月14日 11:59撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 11:59
西穂からバリに向かい西穂を振り返る
ここからがドキドキだ〜
2022年10月14日 11:59撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 11:59
ここからがドキドキだ〜
がれ場まつり
2022年10月14日 12:45撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 12:45
がれ場まつり
雨が降っていたらきつそうな岩場
2022年10月14日 13:08撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 13:08
雨が降っていたらきつそうな岩場
ジャンダルムの巻道。このへんが意外と怖かった
2022年10月14日 14:58撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 14:58
ジャンダルムの巻道。このへんが意外と怖かった
馬の背が見える
2022年10月14日 15:32撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 15:32
馬の背が見える
馬の背が始まる
2022年10月14日 15:35撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 15:35
馬の背が始まる
岩の間に入ってる分には安心感がある
2022年10月14日 15:36撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 15:36
岩の間に入ってる分には安心感がある
馬の背を超えたぞ〜
2022年10月14日 15:43撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 15:43
馬の背を超えたぞ〜
奥穂高岳登りました
2022年10月14日 15:54撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 15:54
奥穂高岳登りました
今夜の宿が見えるぞ〜
2022年10月14日 16:04撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 16:04
今夜の宿が見えるぞ〜
私が神です
2022年10月14日 16:14撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 16:14
私が神です
夕暮れ
2022年10月14日 16:50撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/14 16:50
夕暮れ
涸沢から北穂高への最初の鎖。暗闇は怖い
2022年10月15日 05:38撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 5:38
涸沢から北穂高への最初の鎖。暗闇は怖い
すごい降りた気がした
2022年10月15日 05:43撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 5:43
すごい降りた気がした
長いはしごもしばしば
2022年10月15日 06:06撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 6:06
長いはしごもしばしば
鎖とはしご
2022年10月15日 06:09撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 6:09
鎖とはしご
日の出が美しい
2022年10月15日 06:26撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 6:26
日の出が美しい
北穂
2022年10月15日 07:26撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 7:26
北穂
やりが見えた。あそこをめざす
2022年10月15日 07:27撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 7:27
やりが見えた。あそこをめざす
やばいところはちゃんと足場がある
2022年10月15日 08:14撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 8:14
やばいところはちゃんと足場がある
ハセガワピークと大キレット
2022年10月15日 08:34撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 8:34
ハセガワピークと大キレット
南岳だ
2022年10月15日 09:16撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 9:16
南岳だ
このへんで昼飯を食べた。おいしかった
2022年10月15日 09:35撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 9:35
このへんで昼飯を食べた。おいしかった
はしご
2022年10月15日 09:41撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 9:41
はしご
南岳超えて小屋
2022年10月15日 10:01撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 10:01
南岳超えて小屋
槍ヶ岳山荘と槍
2022年10月15日 11:57撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 11:57
槍ヶ岳山荘と槍
東鎌尾根
2022年10月15日 12:47撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 12:47
東鎌尾根
着きました。登頂です
2022年10月15日 12:48撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 12:48
着きました。登頂です
はしごがすご〜い
2022年10月15日 12:57撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 12:57
はしごがすご〜い
雲の中へ帰っていきました
2022年10月15日 13:26撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/15 13:26
雲の中へ帰っていきました

感想

百名山全山縦走(赤線つなぎ)をやりたいと思ったのは、ただ登頂するだけでは見れない、誰も見たことのないような景色を見たいからだった。
ただどうしても山道はきつく険しい。下道でつなぐことも多々出てきてしまっている。
それはそれでいろんな気付きがあったし、決して無駄だとは思っていない。なんなら最近は山ばっかなのでそろそろ50kmくらい下道歩きて〜とふと思ってしまうほどである。
ただ百名山全山縦走プロジェクトとしてはいかに楽につなぐかに注力しているのは事実で、今回登った穂高岳と槍ヶ岳も、もっと楽につなぐルートはあるし、それも考えた。
けれども、初心に帰ると、やっぱし峰をつなぎたいのである。
特にこの西穂〜奥穂〜槍は、日本で山をやってる身としては本丸中の本丸だ。
これまで積み上げてきたことの集大成として、このプロジェクトを始めた自分に対するひとつのけじめとして、この道を歩くことにした。

・1日目
鍋平から新穂高ロープウェイに乗って西穂口へ。
始発に乗ろうと思ったらトイレで一本後になってしまった。
ただ臨時便が出てくれたので、9時すぎに出発。前来たときも思ったけど西穂高口駅の出口が分かりづらくてすげえ迷う。

西穂山荘までは樹林帯歩き。
独標までは冬来てるし、このあたりはサクサク歩く。人も結構いた。

西穂山荘で一息つき、とりあえず独標を目指して稜線を歩く。
笠ヶ岳、焼岳が美しく見える。双六、黒五、鷲もギリ見えた。今日もいい天気だ。秋って結構晴れるんですね(今年だけ?)。

独標まで着いたらポールしまってヘルメット体制へ。
結構人は歩いてる。まあまあ軽装の人もいる。
このあたり派手な鎖はないが、岩場なので慎重に歩く。
西穂の手前辺りから、どうも標高が高いからかバテ気味だった。水をあんまり持っていってなかったので、水不足による高山病てきなもののバテっぽいかなと思った。

西穂高岳に昼頃到着。
カップラとおにぎり食べてエネルギー入れて、周りの人がいやあこの道はきついですよと言ってる中、奥穂高に続くその道に進む。ちょっと恥ずい。

序盤は岩場のアップダウンがメイン。たまに鎖もある。近くの山から見たとき、それは切り立った峰だったので、もっとなんの支えもない痩せ尾根を想定していたが、意外と足元はしっかりしている。
たまにあるザレ場では浮石に気を遣いつつ歩く。間ノ岳までは道もわかりやすい。
ただ上りはやっぱりバテる。飯食ってもバテるので水と酸素だな〜

この岩場の連続は、体力も使うが精神力も削られる。集中力が持たない。
緊張感を持って歩かないと厳しい場所は多々あるが、緊張感を高めると呼吸が浅くなりすぐバテて、集中力も切れるという悪循環になるので、なるべく三点支持とルーファウだけに思考を注力させて、景色とか全体感とか気にせずに歩いていた。

たまにある鎖に気を遣いつつ天狗のコルへ。ここには小屋があったのか?岩積みがある。
ここからの上りが体力的にきつい。一回おにぎり休憩挟んでジャンダルム手前へ。
この辺から道が分かりづらい。ペンキを見失う。一度道を間違えた。
踏み跡だけ追うと間違えるし、大きく間違えると取り返しつかなくなるので、ルーファウのスキルは必要。この稜線だとGPSもあんまり意味ない。

ジャンダルムは登らず巻いた。
この巻きが地味に怖いが、カニのヨコバイよりかは歩ける。
そしてようやく目の前に奥穂が見え、最大の難所と言われる馬の背へ。
馬の背、もっと細い尾根かと思っていたら意外と足場は安定してて、岩の間に体入れられたりするので、そこまで恐怖心は来なかった。逆走がきついのかもしれない。

馬の背を超えやったぞと思ったところで、ようやく奥穂にたどり着いた。
要所要所の難易度は劔のほうが高い気がするが、距離が長いので体力や精神力はこちらの方が持ってかれる。
奥穂がすぐそこになったとき、解放と達成感で思わず泣きそうになってしまった。

奥穂で写真撮って穂高山荘へ。
いやぁいい山でした。歩けてよかった。

穂高山荘は結構人いた。
テント担がなくても飯と寝るとこ用意してくれるの本当にありがたい。
明日は槍を目指します。頑張りましょう

・2日目
標高が高いところで寝ると、体が慣れるまではあまり寝付きが良くない。
寝たんだか寝てないんだかよくわからん状態で4時過ぎ起床。

朝食は昨日お弁当に変えておいた。
この穂高山荘のお弁当は朴葉寿司で楽しみにしていたのである。

5時頃出発。本日は最初からヘルメットです。
まだ陽は昇ってないが、薄っすらと明るくなり始めていた。涸沢岳への取り付きで体が暖かくなっていく。
涸沢岳からの下りからが本日の本番である。
最初からまあまあの急登と鎖を降りる。体がまだなまっているので腰が引けるがゆっくりと降りる。

しばらく急なガレ場を歩く。
なるほど確かに結構な難所続きで、道迷いこそないもののある程度慎重な足運びが必要だった。

涸沢岳を降りきったところらへんで日の出を迎え、北穂高岳へ。槍が良く見える。
そして今回の縦走左手にずっと笠を見てる気がする。

そのまま大キレットへ突入する。見た目より体感かなり降りる。
途中まぁまぁ高度感あるはしごや鎖をつたい大キレットを通る。南岳についたころには満身創痍だった。

そこからも多少登るが快適な縦走路になる。
が、途中カメラを南岳山荘の前に忘れていたことに気づき、1時間ほどロス。
大キレットまで戻ることになったらどうしようかとひやひやしたが、なんとかリカバリ可能な範囲で良かった。かえりの温泉は相当急ぐことになったが。

ほろはずし弁当はめちゃめちゃうまかった。
疲れた体に酢飯はスルスル入る。
添え物の天ぷらと鮎の佃煮もべらぼうにうまい。

槍ヶ岳山荘について、いよいよ槍へ。
はしごや鎖は整備されてるが、高度感がめっちゃあってなんか今回で一番怖かった気がする。
とはいえ何度も見上げたあの槍についに登頂。やってやりました。

小槍で登攀してる人もいた。
よくやるなと思いつつ、岩楽しかったので登りたくなる気持ちはわかる。

そこからはだらだらと新穂高へ降りる。途中獣臭がしたのでクマでもいるんじゃないかな〜
新穂高につく頃には真っ暗になってしまった。そこから鏡平までがまた地味に上りでめんどい。

帰りはTwitterでよく見かけるひがくの湯へ寄ってみた。ホスピタリティ高いし飯が良かった。温泉も露天が広くていい
ただ日中の緊張続きから気が抜けてたのか着替えを置き忘れてしまった。帰ってから気づいて送ってもらった。大変失敬である。

登山をやってて行きたいと思っていたこのルート、無事に登ることができた。
岩、楽しい。
久々にスリルと達成感を味わったが、くせになってしまいそうだ。
とはいえ残りは距離が長いところばかりなのでどちらかといえば体力とやる気だが、なんとか今年中に頑張りたい。

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槍ヶ岳 〜新穂高から双六、西鎌経由〜
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
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3/5
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新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
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