槍ヶ岳〜北穂高岳 雹入りバーボンで乾杯
- GPS
- 56:33
- 距離
- 46.6km
- 登り
- 2,932m
- 下り
- 2,926m
コースタイム
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 9:49
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 8:43
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 8:06
累積標高 (+)3410m (-)3336m
天候 | 7/30 晴れ 7/31 晴れ、夕方雷雨+雹 8/1 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
槍沢ルート:雪渓あり(4箇所くらい) 登り:アイゼン未使用、下り:アイゼンがあった方がいい 北穂から南稜ルート:短い雪渓あり 下り:アイゼン未使用(あった方がいいかも) 大キレット:天候に充分留意した行動が必要 |
その他周辺情報 | ・展望露天風呂 梓湖畔の湯(源泉かけ流し) 720円 地産地消 → きゅうり 70円 → とまと 100円 → 温泉卵 80円 ・味処 懶亭 (ものくさてい) 信州蕎麦を食べました。 |
写真
感想
毎年恒例の山小屋利用の夏山登山に行ってきました。
今年は槍ヶ岳、大キレット、北穂高岳の挑戦です。
同行するのはhaya634さん。
彼は槍ヶ岳は経験済みで、大キレットに闘志を燃やしています。
7/29
車で沢渡入りし、駐車場で車中泊。
駐車場に照明があるが満天の星空の光の方が勝っており綺麗。
10分位の間に流れ星を4回目撃し感動。
7/30
翌朝一番のバスで上高地へ入り、早々に出発。
・槍沢小屋
双眼鏡が設置してあり、覗くと槍の穂先が木の間から見え、気持ちの高まりと同時にまだ
まだ遠いことを実感。
小屋のカレーを頂く。
¥1000、ちょいスパイシーで美味し
・大曲
出発前、haya634さんは余裕があったら大曲から東鎌尾根経由で槍ヶ岳に行きたいといっ
ていたけど、脚力、体力に劣る自分としては多分余裕なんて無いだろうなと思っていた。
槍沢小屋をすぎると勾配はややきつくなり、何と言っても暑くて大曲についたときには
haya634から東鎌尾根はやめようときっぱり。
よかった・・・
・槍ヶ岳目前
最初の長めの雪渓歩きで体力消耗で水を飲んでは歩き、休みの繰り返し。
槍沢小屋から槍ヶ岳山荘間で水1リットルの消費だった。
ようやく槍が姿を見せるとその姿に感動、やっぱり北アルプスの象徴だ。
気力を振りしぼり昇るが中々近づかない。
・槍ヶ岳山荘到着
槍ヶ岳山荘になんとかたどり着くと時間は15:45、予定では山頂を目指す予定だったが山
頂は翌朝の御来光時に登ることにして早速生ビールで乾杯!
続いてバーボンでカンパーイ!
・夕食
隣に座った京都から来たと言う青年と楽しくお喋りする。
食後に外てみるとガスってきたので部屋へ戻ると自然と眠りに・・・
(あまり込んでなく空いている布団もありました)
・星空撮影
22時過ぎに目がさめ、窓から外を見ると星空じゃあありませんか。
カメラを持って外へ。
槍の穂先に上から天の川が広がっています。
この星空を写真に納めて持ち帰らねばとカメラの設定を変え、方向を変え、角度を変え何
度のシャッターを押しました。
8/1
・槍ヶ岳山頂で御来光
ちょっとガスっていたが期待を込めて3:40くらいに出発。
夜露で梯子が寝れてちょっと滑るので慎重に登る。
やったね、一番乗り!
地平線に薄く雲があったので予定時刻より少し遅い御来光でしたが、感動ものでした。
まさに360度の展望と芸術的な雲の流れを楽しみ無事下山。
・準備運動
大喰岳、中岳、南岳とやり過ごし、南岳小屋で充分休息し大キレットへ挑戦開始。
コースタイムは3時間程度で何事もなければ昼には着いているハズ・・・
今日は午後から雨、雷雨の予報なのでその前には着きたい。
・大キレット
南岳から一気に急降下。
長い梯子、鎖のおかげで余り時間を掛けずに下りきる。
岩にペイントされた超有名な「Hピーク」の白い文字発見。
ここが長谷川ピークか!
尖っているのでバランスが取ずらいが慎重に行けば大丈夫。
最後飛騨川に滑り落ちるような岩の斜面も金具が打ち込んであるので見た目ほど危険では
ない。
つづいてこちらも超有名な「A沢のコル」のペイント。
これらのネーミングって誰が付けたんだろう、カッコよすぎる。
ここからは激しい登り。
多分「飛騨泣き」と思われる所付近を通過。
北穂高岳小屋直下まで激登りは続く。
・北穂高小屋
昼を少し回ってやっと到着。
早々に生ビールでカンパーイ!
(ここはジョッキだ)
続いてワインでカンパーイ!
そして昼寝。
・雷雨と自然の贈り物
16時位から雨が降り出し、雷雨になり、雹まで降ってきた。
降った直径5mmくらい雹が部屋の窓の下に強いてあったブルーシートに5cm位積もっ
た。
これを見て、何を考えたか・・・
カップに入れバーボンを注いで飲んだらさぞかし上手いだろう。
早速一掴みの雹を持参カップに入れ窓の外に保管。
・食事
北穂高岳山荘の夕食はしょうが焼きが定番なようで評判がいい。
実際出てきたのを見たら山小屋の食事レベルを超えているものだった。
朝食も同様。
スタッフのサービスも申し分ない。
ただ、床が鴬張り廊下の如く歩くと盛大な音がする。
・バーボン
食後、談話室でクラッシャブルアイス入りのバーボンを飲む。
美味いなー。
隣のテーブルに座った人がウイスキーを飲んでいたので、部屋にこんな氷がありますけど
いかがとhaya634さんが薦めると是非と乗ってきた。(さっき降った雹であることは説明
しましたよ)
一緒に部屋の窓の外にまだ積もっている雹をカップですくって戻ってくると絶賛されまし
た。
8/1
・再会
今日は涸沢へ下って上高地に戻るだけ。
南稜を一気に下り涸沢小屋に到着。
ここで涸沢カールの絶景に見入り写真を撮っていると見たことあるような青年が声を掛け
てくる。
槍ヶ岳山荘の夕食で隣の席になり楽しい会話をした彼だった。
一昨日の話では横尾に下りそのまま上高地へ行きバスで京都に帰るとのことだったが横尾の泊まり朝一で涸沢に来たらしい。
またひと時楽しく会話した後、2度目のさよならをした。
自分たちは涸沢ヒュッテに場所を移し、ビールを1杯だけ飲んだあとゆっくり休んで上高地へ下った。
何時かは大キレットを、と思って3年。
やっと行ってきました。
日頃のおこないが良いからでしょうか?
それも3日間とも大快晴の登山日和。
天候に恵まれたお陰で、大キレットの岩稜帯も無難に通過できました。
大キレットは高度感による恐怖よりは、素晴らしい景観に絶句。
飛騨側、信州側から吹き上がる風と言ったら何とも言えません。
一度、風を感じたらどうでしょうか?
ただ、A沢のコルから北穂への登り返しの苦しさは半端では無かったです。
小屋が見えてから到着するまで何度休んで、乾いた喉を潤したか分かりません。
また、 大キレット通過記念に北アルプスから最高のプレゼントをいただきました。
それは、午後から降り始めた雷雨、そして雹。
雹をクラッシュアイスの代わりに使用して飲んだバーボンは最高でした。
翌日は、奥穂、ジャンを見ながらの北穂 南陵を下山。
常時、涸沢、前穂、奥穂、そしてジャンを眺め、
二人して、
「すげぇ〜」
「やべぇ〜」
「かっこぃ〜」
と
連呼しながら涸沢に下山してきました。
涸沢では、恒例の『おでん・ビールセット』を頼み、
昼寝を含め、約1時間、涸沢カールを
「頭がぼ〜っと」なるまで眺めていました。
穂高 & 雪渓 & 涼風 & ビール。
たまりませんでした。
■お詫び
自宅を出発するときにカメラの日時をプリセット。
が、一ヶ月間違ってしまいました。
そんな訳で、haya634の写真は一ヶ月タイムスリップしています。
あしからず。
■京都の青年さんへ
新婚3年目の青年さん、
槍ケ岳で夕飯をご一緒した縁を切っ掛けに、くだらない話に耳を貸していただき ありがとうございました。
また、涸沢での再会、感動でした。
ぜひ、今度は奥さんとご一緒に涸沢へ繰り出してはいかがでしょうか?
お金を払えば行けるような場所ではありませんが、頑張って奥さんに
あなたが感動した気持ちを見せてあげたらいかかでしょうか。
では、「涸沢で会いましょう」
。。。
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