赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳と高天原温泉
- GPS
- 74:50
- 距離
- 76.1km
- 登り
- 5,540m
- 下り
- 5,120m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 7:20
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 8:38
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:57
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 4:49
天候 | 1日目:晴れ後曇り 2日目:晴れ後曇り 3日目:小雨のち霧 4日目:霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
上高地→平湯温泉:1180円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特になし |
その他周辺情報 | 前泊:平湯温泉 山荘湯乃里 後泊:平湯温泉 山荘湯乃里 各山小屋は渇水が深刻です わさび平小屋:水無料、豊富 秩父沢:枯れてます 鏡平小屋:水有料 双六小屋:水無料、渇水中 三俣山荘:テント場で僅かに摂れる程度。小屋の水はペットボトル販売 水晶小屋:ミネラルウォーター量り売り 高天原山荘:水無料、豊富 黒部川源流:上部の水場は無し、源流票のあたりは水量豊富 槍ヶ岳山荘:宿泊者水無料 横尾:水無料 涸沢ヒュッテ、涸沢小屋:渇水のため無料の水場は無し 徳沢:水無料 |
装備
MYアイテム |
VOL7
重量:-kg
|
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
感想
今回は3泊4日で赤牛岳に登って高天原温泉を堪能してきました。
1日目
前泊した平湯温泉で朝食を食べてからバスで新穂高へ。平日なのとロープウェイがメンテで運休なので終点で降りたのは私一人でした。いつも通りわさび平まで林道を進み、わさび平で水を補給して出発。このルートは水が比較的豊富なので気楽に考えていましたが、今年の猛暑で山小屋は深刻な水不足となっていました。
まず、秩父沢に水は無く、ゴロゴロとした岩があるだけです。とりあえず2Lあれば鏡平までは十分なのでそのまま進み、シシウドヶ原で休憩。あまり登山者を見かけませんでしたが、ここでは数名が休憩中でした。この先は熊のおどり場を通って鏡平山荘へ。朝の好天はどこへやら上空は雲に覆われていて正面の槍ヶ岳も見えません。丁度お昼なのでカレーを頂きました。手持ちの水はまだあるし、双六でも手に入るだろうけど、一応1L購入しておきました。ここから1時間ほどで稜線ですが、ガスっていて眺望はほぼなし。稜線を進んでいくと双六小屋が見えますが、見えてからが案外内外です。双六小屋に着くといつも出ている水場は無く、小屋前から取るようになっていました。無料で貰える分まだ深刻な水不足というわけではないのかもしれませんが、今年の猛暑の影響を実感します。上空はガスっていて槍も見えないので双六岳は巻いて中道を丸山経由で三俣蓮華岳へ向かいます。三俣蓮華岳からはやっぱり何も見えず、そのまま三俣山荘へ下りました。三俣山荘のテン場は小川が流れる大好きな場所なのですが、川の水は干上がっていて変わり果てていました。いつもは小屋前の蛇口から美味しい水が飲めるのですが、ここも水が出ません。飲料水はペットボトルを購入するか、テント場で汲んでくるように言われます。三俣には何度か来てますが、こんなことは初めてでした。
2日目
朝から好天で気温も高めですが、若干風が強い程度で中々の登山日和。朝焼けを見てからまずは鷲羽岳へ。途中ライチョウを撮影し1時間ほどで山頂に到着。360度のパノラマを堪能して、次のピーク水晶岳へ。途中の水晶小屋で小休止して500mL水を購入。水晶岳からも景色を堪能できました。そこから温泉沢の頭を経て赤牛岳をピストンします。地形図でもアップダウンは確認できていましたが、実際歩いてみると思ったよりきつかったです。赤牛岳の山頂は結構地味ですが、黒部ダムが眼下み見え立山・剱も目の前です。ただ、この頃から急速に雲が湧いてきてあっという間に水晶岳は見えなくなってしまいました。赤牛岳からは来た道を温泉沢の頭まで戻り、高天原温泉まで一気に下ります。温泉沢も水は少なく、渡渉は容易でした。温泉に入った後重いザックを持って小屋まで登り返すのは嫌だったので、まず小屋にチェックインし、着替えだけ持って温泉へ。野天は熱めだったので、囲いのある処へ。ぬるめのお湯が最高だったのと途中入ってこられた方と温泉と山の話で盛り上がり1時間半くらい浸かっていました。この日は汗も流せて気持ちよく休めました。
3日目
明け方までの雨は出発時点では上がっていましたが、雲が低く、雨が降り出しそうなので、予定を変更して最短コースで槍ヶ岳山荘へ向かうことにしました。3日目ということで疲れも溜まっている中、ちょっと欲張った計画を立てた事を後悔しながら岩苔乗越まで登ります。ここから黒部源流票のあるところまで下り、三俣まで登り返すというマゾい山歩きが続きます。三俣まで上がると雨が降り出し、ザックカバーと雨具を着て双六小屋へ向かいます。巻道の半分ほどまで来ると空が若干明るくなり、雨も上がりました。双六小屋に着くころにはお腹も空いていたので、五目ラーメンを注文。雨で冷えた体に暖かいスープが染み渡り、元気がでました。ここからは初めて歩く西鎌尾根ですが、ガスガスでほぼ眺望無だったのでイマイチ高度感など分かりません。途中ライチョウに会えたのはラッキーでしたね。千乗乗越からは一気に登り何とか槍ヶ岳山荘に到着。この日の槍ヶ岳山荘は結構な混雑でした。昨日、一昨日と静かな山小屋だったので余計そう感じました。槍の穂先はガスったり晴れたりでも、周囲の展望はほぼ無い状況だったので、この日は登らず翌朝天気がよければ登る事にしてこの日は休みました。
4日目
明け方まで雨でやはりガスガス。5時に朝食を摂って6時過ぎまで待ちましたがまだまだガスがとれそうになかったので、穂先はパスして下山開始。どうせなら穂先からは大展望を望みたいですからね。というわけでささっと槍沢を下り、ババ平へ。ここの水場は普通に使えたので、のどの渇きをいやしました。横尾まで来ると一気に人が増え、登山としても一段落です。とりあえずコーラを飲んで、徳沢でコーヒーソフトを食べて観光気分で上高地へ下山しました。バスターミナルでバスを待つ間山賊焼き定食を食べましたが、久しぶりのがっつりお肉が美味しかったです。
今回天候にはあまり恵まれませんでしたが、本降りの雨に降られることも無く、ライチョウも見れたし本命の赤牛岳も登れて温泉も堪能でき、まずまずの山行でした。当初計画では雲ノ平によって、最終日は北穂まで稜線を行って下山するつもりでしたが、その2点はまた今度ということで。
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