記録ID: 685468
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
槍ヶ岳から大キレットを越えて奥穂高岳へ縦走 白出沢を下る
2015年08月09日(日) 〜
2015年08月11日(火)
エスプリ
その他2人
- GPS
- 56:00
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 3,455m
- 下り
- 3,451m
コースタイム
1日目
- 山行
- 10:49
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 13:20
2日目
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 10:03
3日目
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:20
昭文社コースタイム
1日目:10時間10分 2日目:8時間35分 3日目:8時間00分
今回お誘い頂いた、syousanのレコです。3日目のみ別ルートで、西穂稜線を達成されています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-695886.html
1日目:10時間10分 2日目:8時間35分 3日目:8時間00分
今回お誘い頂いた、syousanのレコです。3日目のみ別ルートで、西穂稜線を達成されています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-695886.html
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:晴れのち曇り 3日目:曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
高山から国道158号で平湯に入り、その後新穂高へ県道を走ります。 到着時の2時半くらいで鍋平の駐車場ですらかなりいっぱいでした。一部の駐車場は入り口の斜面が崩れて登りにくくなっています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鍋平駐車場〜新穂高 駐車場から新穂高への最短ルートになります。200mほどの高低差がある、それなりの登山道です。 新穂高〜白出沢 基本的には工事のための幅の広い砂利の林道歩きです。穂高平小屋の手前は距離を短縮する登山号もあります。 白出沢〜槍平小屋 あまり標高の上がらない、だらっとした一般的な土と石の登山道が続きます。 槍平小屋〜槍ヶ岳山荘 石の多い急斜面が続きます。 槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳 難易度はまったく高くない岩場とハシゴを登ります。上の登山者からの落石には注意が必要です。 槍ヶ岳山荘〜南岳小屋(大キレット) 石の多い稜線歩きが続きます。各峰の前後にはアップダウンがありますが、まったく危険はありません。 南岳小屋〜北穂高岳 細い稜線上の岩歩きが続きます。難易度はそれほど高くは感じませんでしたが、細い足場や岩を横伝いに進む箇所などがたくさんあり、常に気を張っている必要があります。また、北穂高岳への最後の登りの途中にはかなりザレていて落石を起こしやすいところがあります。 北穂高岳〜穂高岳山荘 大キレットよりは、緊張感が低く落ち着いて進むことが出来ます。南岳からの下りの一部の岩下りには、一部足をかけにくい箇所があります。 穂高岳山荘〜奥穂高岳 最初のハシゴの周囲だけ注意が必要ですが、その後は一般的な稜線上の登り坂です。 穂高岳山荘〜白出沢出合 荷継沢より上は、延々と岩の上を歩かされます。道自体はかなり整備されていて、岩が動かないように踏んでいく道が作られています。ただしマークが薄く、本来のルートを見失いやすいです。ルート以外に入ると落石を起こしやすいです。 荷継沢より下は、一般的な登山道になっていきますが、土の道に石がたくさん埋めてあり、歩きにくいです。最後はなかなか標高が下がらず、長い距離の樹林の下歩きになります。 |
その他周辺情報 | 今回は深山荘の立ち寄り湯(内風呂)に入りました。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
撮影機器:
感想
今回は、syousanから、槍ヶ岳から大キレットを超え、さらにジャンダルムを含む西穂稜線を越えて西穂高ロープウェイまで到達するという、屈指の難ルートの縦走をお誘い頂きました。
1日目には新穂高から槍ヶ岳まで一気に登りましたが、距離と時間が長く、さらに山頂の往復渋滞により足首と足の裏の筋肉に疲れが残りました。
2日目は大キレット越えとなりますが、岩場の難易度的にはこれまでの経験からそれほど危なくは感じず、丁寧に気を遣っていけば長谷川ピークなどの難所も難なく乗り越えることが出来、四方に広がるアルプスの山々を眺めながら進んでいくことができました。
ただ、何時間もずっと岩場歩きで気を張り続けるのは初体験で、最後の涸沢岳付近では集中力の維持が難しく、足場の安全度の判断力が落ちてくるのを感じました。
そして迎えた3日目ですが、馬の背などの大キレットよりレベルが上の岩場下りに技量的に自信が持てないこと、まだまだ筋力や体力不足から前日までの疲れが残っていること、後半の集中力の維持に自信がもてないことで、西穂稜線は敬遠し、一旦穂高岳山荘に戻り、白出沢を下りました。
こちらは岩場的な危険性はありませんが、マークの薄い岩の上の道を延々と歩かせられ、さらに岩継沢から下は幅の狭い崖伝いもあり、結構ハードなルートではありました。
当初の予定とは最終日のルートを変更しましたが、新穂高から1日で槍ヶ岳まで右俣の長距離ルートを登り、さらに大キレットを達成出来たことで、大満足のアルプス遠征となり、お誘い頂いたsyousanには本当に感謝しています。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
縦走お疲れさまでした。
ご無事で何よりです。
槍平小屋でお話しさせてもらった
者です。天気も良かったみたいで
良い山行だったと思います。自分
もいつか技量をつけて大キレットを
縦走できるように頑張ります。
これからも良い山行を(^o^)
ryo8641さん、こんにちは−!
槍平小屋でお話しさせて頂いたときも気さくで楽しいお話たっぷりでしたが、帰ってから過去のレポや日記をさらに楽しませて頂きました!
きっとどんどんいろんな山を楽しみながら、楽しい記録や雑感を読ませて頂けると思うと、楽しみでワクワクしています。
私も岩場にはそれほど自信があるわけではなく、西穂は敬遠してしまいましたが、八峰キレットや不帰の瞼などでもう少し自信をつけて再挑戦したいなって思っています。
どこかのお山にご一緒しましょう!
槍、キレット、ジャン・・・ 贅沢なコースですね〜
それに雷鳥のかわいらしい姿が微笑ましくて堪らないです。
う〜〜ん、レコ見てたら大キレットに挑みたくなってしまった。
peachk4cさん、こんにちは!!
この辺りの山域は、アプローチの距離が長くて疲れさせられますが、その努力の分、岩稜に遠望に、高山植物に雷鳥にと、期待を裏切らない楽しみを与えてくれる、本当に贅沢なコースだと思います。
ちなみに私、雷鳥運はすこぶるよいらしく、目撃回数は20回を超えていたりします。
その中でも屈指の近寄り方でさすがに驚きました
peachk4cさんの体力&歩行ペースなら、近いうちにきっと大キレット 達成されるんじゃないかなと思っています。楽しみにしています!!
お疲れ様でした。
岩稜縦走って脚にきますね。(特に膝や足首に)
私の場合は「膝が痛い〜!」って、ロキソニンの湿布薬を貼ったり、ロキソニンの錠剤を飲んだりして我慢しながらの縦走でした。
終わった後はしばらくはいいやと思いましたが、espritさんのレコを見たら、また北アルプスに行きたくなってきました。
shichi7さん、こんにちは〜〜!
先日の笠〜槍〜大キレット〜西穂縦走すごかったですねーー 大キレットだけじゃなくてジャンダルムまで一気に攻め落とすそのパワフルさに驚いていましたーー。
岩稜を長時間歩くと、私の場合は足首と足の裏の筋肉に疲れが集中してきます。ペースがそれほど速くはないので、膝はあまり負担がこなかったです。
shichiさんとnekoさんは、レポのタイムを見ると、大キレットの岩稜 でも結構なハイペースで走破されているので、その差が膝にでてるのかなぁ って推測したりしています。
ちなみに私の場合は、頭というか足を着く場所の判断力が、どんどん落ちていくのを実感していました。
ほんとに、山というのは体力はいくらあっても困らないものだと思いますね
写真見てるだけで険しさが伝わる、厳しそうなコースですね
まだまだ自分にはキツそう・・・
しかし、見所てんこ盛りで色んな感動がありそうです
syousanの男前料理もありで楽しい山行でしたね
また機会があればご一緒させてください。
つーさん、おひさ!
大キレットや西穂稜線は、本当の岩場歩きなので、体力・精神力(判断力)ともにやはりタフでないと厳しいコースだと思います
そんな道中でのsyousanのお料理は、体にも心にもしみ渡る清涼剤のような感じです
つーさんも常念のハードな斜面にたっぷり苛められて、一回りタフになって帰って来て下さいな
そしてもうちょっと経って涼しくなったら、(分割での)六甲が待ってますよーー
メンバーちょっとずつ増加中です
ご無沙汰しております。
最近忙しく、投稿を見逃しておりました
やっぱり穂高良いですねぇ…
行きたいけど中々時間が出来ないです
9月になったら少しは暇になりそうなんで早く山に行きたい
aknoteさん、こんにちは!
今回は北穂高がメインの目的ではありませんでしたが、あれから2年、縦走 の中でついにaknoteさんと思い出の北穂高に足を踏み入れてしまいました
お仕事などいろいろ大変かと思いますが、aknoteさんの山行いつも楽しみにしていますねーー
初めまして.遅レス失礼いたします.
私も同じルートを計画していたところで大変参考になりました.
このルート,反対に登った場合と比べるとどちらが歩きやすいと思われますか?
私は先に白出沢を登って北穂高まで行き,2日目に大キレットから槍にアタックし,3日目に長い下りを計画しています.
zepsさん、こんばんは!
どちらが歩きやすいと言い切るのはかなり難しいです。
大キレットに入る前の1日目として、白出沢ルートの登りは、距離が短く歩行時間を短くできる可能性が上がるのがメリットかと思います。ただ、荷継沢から上は延々と岩の上を歩いてのきつい登りが続きますので、それに足の持久力を削られるデメリットはあるかと思います。
対して飛騨沢からの槍ヶ岳は、足場は一般登山道で歩きやすく距離が長いだけです。距離の長さと歩行時間の長さに足の疲労が溜まるのがデメリットです。
一日目のルート的には、一長一短で決めにくいものがあり、距離と岩の上歩きの得意不得意で判断なさるのがよいかと思います。個人的には大きめの段差に強い筋力をお持ちで段差をグングン登られる方なら、白出沢から登って早めに小屋入りされる方が、余裕のある足で2日目を迎えることが出来るのではと思います。
二日目の大キレットは、北穂高の北側の下りは落石を起こす可能性が高いなど、全体的には穂高から槍へ向かう方が少しだけ難易度が上がると思います。
難易度が高いながらも朝の元気な足で穂高から一気に南岳まで岩場を越えて疲れの中で惰性で槍まで向かうか、難易度は少し下がるが最初はスイスイ歩いて後半は疲れと闘いながら穂高へ向かうかの選択になると思います。(最大の難所の長谷川ピークはどちらから行っても同じくらいの疲れ具合でしょう)
確実なお答えをすることができなくて申し訳ないですが、歩いた中での感想とともに書いてみました。参考になれば幸いです。zepsさんの大キレットの踏破をお祈りしております。
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