ジャンダルム <西穂高 奥穂高 北穂高> 石嶺を超えて


- GPS
- 54:32
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 2,609m
- 下り
- 2,598m
コースタイム
- 山行
- 2:55
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 3:17
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 9:37
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 10:43
天候 | 7/28 ガス 7/29 ガス時々日差し 7/30 ガス、小雨 日差し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡−帝国ホテル(上高地シャトルバス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<独標−西穂高岳> 一般道ですが 石嶺のそれなりに高度感、難易度のある道 <西穂高岳−奥穂高岳> 国内有数の高難易度の石嶺破線ルート (地図によっては バリエーションルート扱い) 他のルートなら あるだろ鎖やマークも必要最低限に近いです 他の難ルートの大キレレット、別山尾根などと比較して その長さ、難所の多さ、浮石、ルートロス(迷い跡)、整備具合など 2ランクの差があると思います。 (あくまでも 難易度のランクです) すれ違えない所、落石のため距離が必要な所が多いため 複数人パーティや混雑時によっては コースタイムは大きく バラツクと思われます。 <奥穂高岳−北穂高岳> 一般道ですが 難所大キレレット同等以上の高度感ある石嶺難ルート <その他> 一般登山道、林道 ※ 2015 7/30現在稜線雪なし ※ あくまでも 個人の思い出し記録です。全文の正確性はありません ご了承願います。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
6年前初めて ジャンダルムを知った時
その名前と 独特な風貌に魅かれた
しかし 自分達の行く所には思えなかった
3年前 西穂高に登った その先を行く何名かの方を見送った
2年前 奥穂に初めて登った まわりの多くの山が目えない中
ジャンダルムだけは その姿をガスの中に浮かび上がらせた
思わず そちらに引き寄せられるよう歩いてしまった
自分にはクライミングとしか思えない岩肌に登山者の姿が見えた
昨年 キレットを超えたあと北穂高からジャンが見えた
やっぱり 行きたいなあ、、
怖い所は嫌いだか 考えながら歩くのは好き
だから 岩は嫌いでもあるが好きな面もある
久しぶりに行程表に真剣に向き合う
唯一のエスケープの岳沢に下る道は
アイゼンなしでも歩ける事前情報を確認
引き返し判断ポイントが 難しい
とにかく早出で時間余裕と雷対策
軽量にしたかったが 最低限の安全装備はケチらないようにした
(また 焼酎を止め フォアローゼスを少量だが 忍ばせた)
あとは 天候によって西穂山荘撤退勇気で
観念した連れ合いと沢渡に向かった。
<西穂−ジャン−奥穂>
その時西穂にいた皆様5,6名は全員奥穂を目指す方
出だしは ちょっと荒れた?普通の登山道
考えさせられる足場は多くなったが 西穂までの延長と感じた
だが それも間ノ岳あたりまで
浮石も非常に多くなり
対壁の逆層スラブ眺めた時
事前情報で認識は していたが
今までと別の領域に来たことを再認識
とにかく一歩一歩に集中
ゆっくり確実と自分に言い聞かせる
天狗のコルでその場の4名で しばしの休息ランチ
段々 浮石もひどくなる中
ルートも分かりずらく
声を掛け合い進みました
次のピークに着けば 次のピークに着けばの中
体力のなさをなんとか集中力で誤魔化し
落石に注意しながら 一歩一歩と歩き
山荘から 7時間弱
快晴ではありませんがガスの中時々奥穂が見える
ジャンダルムについにつきました
出ると思った涙は 出ませんでしたが
まだまだ続く難所をしばし忘れて感無量、、
その後も 個人的に厭らしく感じたロバの耳辺りを
少しずつ進み やがて有名なウマノセ
切れ落ち感は凄く
足場も狭かったが ここまでで慣れたのか
登りならなんとかでした
しかし先行した若者が触った大岩がグラッと動いた時は
その場の全員が一瞬凍り付きましたが
事無きで苦笑い
最後まで気が抜けないルートを痛感
奥穂でジャン眺めました
<奥穂−北穂>
昨年 大キレットを歩いた時 続けて歩きたかったが
時間とキレットの余韻で
断念したこのルート
全身 筋肉痛
朝ガスでその後雨の予想に
難ルート表示で悩みましたが
コースタイム2時間半程度
引き返す時間と体力はあると判断し
早出で行く事にしました
途中小雨で 展望はあいにくでしたが
西穂−奥穂間と違い
明らかに整備が整っている
楽しい?変化ある石嶺を知る事ができ
そして これで焼岳から槍まで繋げる事ができ
行って正解でした。
我々が北穂に着いてから2〜3分間
キレットと 頭だけ槍も姿を見せて祝ってくれました
人がどう思うのか知らない
でも ここはなんとか考えて自分達の足で 頑張って 行きたいと思った所です
連れて行ってもらったわけではありませんが
自分達の力だけで 登ったわけでもありません
整備、小屋の存在や先人の記録、レコ、Blogの情報
そして 適当な間隔で歩いていただいた何名かの単独行の方々に
助けられ 行くことができました
深く感謝します。
それでは また!
P.S. 前回まで御心配かけたログ・アップ
カシミール上で一本にしてからアップしたら
問題ないみたいですね!
ヤマレコ見ていたら偶然発見したので、新規ログインしてみました!
西奥縦走間に後ろにくっついていた金魚のフンです(笑)
無事北穂高岳経由してご帰宅されたようで何よりです。当方も前穂高岳経由で12時に上高地到着して帰宅しました。
同じ神奈川県民なので塔ノ岳辺りでまた会えるかもしれないですね
はじめまして
厳しい道も 楽しい会話と解説?で
本当に お世話になりました
沢山 貴殿が写っている写真があります
もし メッセージに フリーアドレスでも入れていただけたら
写真の整理がついたら添付で送りますよ
今後も宜しくお願いします
on-boroP
とうとう行っちゃいましたね!
ジャンダルム。お疲れさまでした。
お二人のチームワーク、パートナーシップは、とても素敵です。
より深き想い出になられたことと思います。
コメントの少ないレポに言葉にならない緊張感や達成感が伝わってきます。
無事の下山、安全登山、何よりでした。
いつも 励ましのコメントありがとうございます
コメント少ないかな?
タイピングと作文が苦手なんで
そう とうとういっちゃいました
でも nadesikoさんのチームを引っ張っての
白馬日帰りは 単独日帰りとは違って
もっと素敵です!
いつかチームが育ち お互い助けあいながらの
山旅になるのが楽しみですね
慎重かつ挑戦 難しいけど
お互いに頑張りましょう!
on-boroP
boroPさん、こんにちは
はじめまして・・・ですかね
最難コース
西→奥9時間?に及ぶ集中力が凄いです。
大昔の若い頃、奥西の稜線は宿題になった一時期がありました
が、早々に諦めてしまいました
今、こうしてレコを拝見すると
pokopenさん はじめまして
コメントありがとうございます!
pokopenさんのお名(ID)と雪だるま?の初代プロファ写真
その雰囲気が最高で
我々のしょうがないレコの
拍手欄に見つけると本当に励まされてきました
別に厳しい所が 好きではありませんが
考えて歩くのは嫌いではないので
行くなら 1,2年のうちかなと、、
挑戦させていただきました
大阪と神奈川では
簡単に お会いする事もできないですが
もし どっかのお山でお会いしたら
想い出とハーモニカ(勘違いかな?)を
聞かせてくださいね
on-boroP
こらまたすごい所に行きましたね。
こんな難ルート、奥様も一緒とはなおビックリ。
西穂〜奥穂とは・・・・、すごいジャン^_^;。
ちびりな小生、槍穂領域は、一般ルートでさえ足を踏み入れていません。
しかし、岩・岩・岩の道。
「峨峨」という字がぴったりの稜線ですね。
また、今回岩稜を行く点景人物や、後姿ながら、奥様も多数登場。
こちらは「娥娥」としたお姿です。
お疲れ様でした。
odaxさん こんばんは!
すいません
呆れたようですね〜
4年前 初焼岳で呼ばれたのかな??
odaxさんなら 行く気になればいつでも行かれる所でも
自分の最近の体力・集中力の衰えを考え
正直 静な山歩きとは違いますが
優先順位を高め
鞭打ちました
下で待っていると言っていた連れ合いも
降りたら<またチャンスがあれば>晴天に<いつか> 、、と
言っておりますが
また odaxさんに いつか北方稜線に連れていってもらうため
頑張りますが、、、
ちょっと しばらく
気を張らずに 山
今日この頃です
on-boroP
私がお会いしたのは、念願叶った直後だったんですね。最高の瞬間を共有でき、光栄です。臨場感のある感想、楽しく読ませていただきました。
こちらは、日本海までは間に合わなさそうなので、欅平で下山しました。後立山はまたの機会に攻めてみようと思います。
御自分のアップより先に
コメントをいただき恐れいります
rockwellさんのほんの一部の旅の共有でしたが
我々として精一杯の旅でしたので
とても満足しています
短いけど 楽しい会話と笑顔ありがとうございます。
その後歩かれたコース
我々は トンチンハイカーですので
よそ見も多く
何年かかるか?
はたまた行けないか分かりませんが
少しづつ歩ければと思っています
今後も宜しく お願いします
on-boroP
boroPさん はじめまして
6年越しの夢を実現されるとは凄いですね!
ジャンダルムに登る想いが詰まったレコですね。
最終日に北穂を廻って降りられるとはこれまた驚きました。
何より「さあ未知のルートへスタート 」の言葉に想いを同じく
しました。稜線で自分を鼓舞する言葉です。
これからも安全に登山を続けてください。
soratokazeさん はじめまして!
聞くと見るのは やはり違いますよね
混んだ所は 苦手ですが
ここは 行きたいな(見てみたいな)と思っていました
トライする事に 躊躇がありましたが
自分だけではなく 周りの安全を強く意識させられる領域で
険しさの魅力と同時に得るものがあった気がします。
天体の世界にも
山の魅力を広げられているようで
多分 隣の区ですので
どこかでお会いする事もあるかもしれませんが
その時は いろいろ教えてくださいね
on-boroP
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