裏銀座縦走 野口五郎岳〜水晶岳〜三俣蓮華岳〜双六岳〜樅沢岳〜槍ヶ岳
- GPS
- 80:00
- 距離
- 49.0km
- 登り
- 3,841m
- 下り
- 3,600m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 10:10
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 3:15
- 合計
- 9:20
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 8:40
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:10
天候 | 1日目 はれ 2日目 はれ 3日目 はれ 4日目 早朝ガスのちはれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
クルマ 豊田東I.C.〜東海環状道〜土岐Jct.〜中央道〜岡谷Jct.〜長野道〜安曇野I.C.〜県道306〜JR信濃大町駅 タクシー JR信濃大町駅〜高瀬ダム 帰り バス 上高地バスターミナル〜新島々駅 電車 新島々駅〜JR松本駅〜JR信濃大町駅 クルマ JR信濃大町駅〜県道306〜梓川スマートI.C.〜長野道〜岡谷Jct.〜中央道〜土岐Jct.〜東海環状道〜豊田東I.C. |
コース状況/ 危険箇所等 |
ブナ立て尾根は三大急登と言われますが、予想していた以上にはきつくありませんでした。全行程を通してあらかた危険箇所は見受けられないような気がします。ただ槍の穂先へは緊張しました。3日目夕刻に山荘に到着した際、ちょうど降りられてきた年配のご婦人の方にお尋ねすると、「私でも行けたから大丈夫」と言われましたが、実際に挑戦してみると、次はどこに足を掛ければいいか少々考え、止まってしまうこともありました。小柄な女性の方などは戸惑う方もいるのではないだろうかと感じました。 |
写真
感想
自分にできるか挑戦したく山行きを決定しました。
このコースの核心は槍ヶ岳かと思われますが、わたしはそれ以上にとにかく、一般的に2日行程でしか行くことができないとされている、名前の響きにも以前からあこがれがあった水晶岳の頂に立つことでした。天候に恵まれることが少ないとされる水晶岳だそうですが、当日は雲ひとつない秋晴れの中、大パノラマを堪能することができ、感慨深いものがありました。そこから雲の平を見下ろした時、次は必ずあそこに行こうと心に誓いました。もちろん槍ヶ岳のすばらしさは言うまでもありません。
欲を言えば、烏帽子岳、鷲羽岳をパスしたので、もう1日かけて両者を周回できれば言うことがありませんでしたが、下山時には相当の体力を消耗していたのも事実で、あまり追求するのも危険かなと思いました。
途中に出会った2人組の男性からは、天狗池から見る槍ヶ岳のすばらしさを教えていただきました。逆さ槍の写真も拝見させていただき、紅葉の今が絶好の時期だとのことでしたが、叶いませんでした。南岳も魅力的だと聞いたことがあり、写真撮影のために大喰岳に登られた御婦人からも、引いて見る槍ヶ岳がいいと教えていただきましたので、また改めて逆コースで槍ヶ岳を目指すのもいいかなと感じました。
横尾から上高地にかけての最後の林道歩きはとてもこたえますが、終盤では福井からご夫妻で涸沢にいらしていたというご婦人に声をかけていただき、地元福井についての話を楽しくお伺いすることもでき、気づけばまたたく間に上高地についていました。
いわゆる裏銀座のメイン、ブナ立尾根取付から槍ヶ岳山荘までの道中、山荘や山頂で出会った方々を除き、すれ違ったのは僅か4組という、とても静かな山行きでした。全日にわたって晴れ、これ以上天候に恵まれることはもう二度とないだろうと思いました。
下山後の翌日に38度近い発熱と悪寒、そのまた翌日には唇がたらこ状に脹れあがり、5日たった今も体調がすぐれません。完遂できたものの、これは気力、体力の限界を超えたという警告であるのかもしれません。自分への戒めにしなければと認識しました。よい経験になりました。
長野県が定める山のグレーディングを見ると、体力度では最高ランクの10なんですね。びっくりしました。
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