北アルプス裏銀座縦走 (ブナ立尾根から新穂高まで)


- GPS
- 30:35
- 距離
- 42.8km
- 登り
- 3,333m
- 下り
- 3,517m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 2:42
- 合計
- 9:19
- 山行
- 11:09
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 12:45
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:36
天候 | 1日目 晴れ 夕方に雷を伴う雨が降りましたがテントの中で待機で影響なし。 2日目 晴れ 終日ガスもかからず好天にめぐまれました。 3日目 午前中快晴 最高の絶景が楽しめました。午後下山中1時半頃から雨。雷を伴うゲリラ雷雨並の豪雨。林道は川のようになり靴の中まで水がたまりました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
特急あずさで松本着12:37着 大糸線 松本13:09発 信濃大町14:09着 裏銀座登山鉄道 14:30発で七倉山荘前まで。1500円。 山荘から高瀬ダムまで乗合タクシー 4人乗りで割勘、1人650円です。 帰り 路線バス 国立公園入口7:58発 平湯温泉8:30着(840円) 平湯温泉8:55発 松本バスターミナル行き特急バスで10:23着(予約制で2800円) 松本駅から特急あずさで帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●ブナ立尾根 日本三大急登というだけあって、めちゃくちゃ急登です。抑制日はされていて危険なところとかはありませんが、とてもきついです。 ●烏帽子岳 山頂直下は鎖とかカニの横バイ風なところがあるので、ストックとかは置いていった方が良いです。 ●烏帽子小屋〜水晶小屋 野口五郎岳までは途中岩稜帯あるも比較的穏やかです。 その後は何度か険しい岩稜帯のアップダウンを繰り返します。 東沢乗越から水晶小屋まではめちゃくちゃきつい給湯です。 ●水晶岳 水晶小屋から空身で往復できます。 山頂付近は多少岩稜帯ありますが、それほどでもありまん。 ●水晶小屋〜三俣山荘 ワリオ岳と鷲羽山への登り返しがトテモ辛いです。 ●三俣山荘〜双六小屋 とくに問題ありません。 ●双六小屋〜新穂高 弓折乗越まではけっこう登り返します。あとは一本道をひたすら下ります。最後は長い林道歩き。 |
その他周辺情報 | 七倉山荘で前泊 1泊2食11000円+消費税 プラス4000円で個室も予約できます。 大部屋は1人2畳くらいがカーテンで仕切られています。夕食はバーベキュー、朝食は5時の乗合タクシーに間に合うように4:15からだしてもらえます。温泉もあって快適です。 5時からの乗合タクシーは宿泊者から先に乗車させて貰えます。 ひがくの湯 下山後に宿泊で利用。 新穂高の日帰り入浴と食事の施設。 大きな露天風呂が2つと食事もとても美味しいです。 入浴料 大人950円 ロッジが3棟(か4棟)あって宿泊できます。 |
写真
感想
北アルプスの人気コース、裏銀座をブナ立て尾根から2泊3日テント泊で新穂高まで歩いてきました。
当初は槍ヶ岳まで行ってもう一泊の予定でしたが、野口五郎小屋手前の岩稜で不覚にも足を捻ってしまい、右足首を負傷。登山靴で足首が固定されてるので、痛みはあるものの歩くことはできましたが、三俣山荘テント場で見たらめちゃくちゃ腫れあがってました。翌日は腫れも少しひいて、ロキソニンで痛みも多少やわらいでましたが、前日の疲労とあわせて今の自分でテント担いで西鎌尾根を上がるのはとても無理と思い、せっかくヘルメットも持参しましたが、三俣蓮華岳、双六岳を経由して新穂高へ下山することにしました。
1日目
日本三大急登といわれるブナ立尾根はとてもきついです。
展望のない樹林帯の急登を延々と登ります。
皆さん、何だこの道は! キツすぎる! ひどい! と、文句を言いながらもくもくと登られてました。
時々レコで、三大急登という割には歩きやすくてそうでもなかった、などと書いてる方がいらっしゃいますが、どういう感覚なのか理解できません。甘い言葉に騙されないように注意です。
烏帽子岳へはアタックザックで登りましたが、残念ながらガスで展望は効きませんでしたガ、途中から少し赤牛岳とかの展望を楽しめました。なんとなく燕岳に雰囲気が似てるようで、山頂直下は鎖場もあってちょっとスリリングで良い山でした。
2日目
三俣山荘までの長い道のりです。
朝4時前にヘッデンで出発。理想は水晶小屋泊まりですが、テントが張れないので頑張ります。
歩きにくい岩稜帯や険しい急登を何度も繰り返して進みます。
きつかったですが天候に恵まれ、徐々に近ずいて来る槍ヶ岳や左右に広がる大展望を楽しみながら、北アルプスのど真ん中にいる感じを実感できました。
前述の通り前半で足首を負傷してしまい、とくに下りで踏ん張りが効かず、スピードがあがらずに予定よりもだいぶ時間がかかってしまい、休憩も含めて12時間以上の山行になってしまいました。
3日目
三俣蓮華岳、双六岳を経由して新穂高に下山です。
朝の北アルプスは快晴で、三俣蓮華岳からの360度の展望、双六岳からの天空の滑走路など憧れていた景色が十分に堪能できて、十分すぎるほど満足して下山につきました。
ところが下山の後半になって雨が降り出し、最後の2時間程は雷とゲリラ雷雨並の豪雨の中、ずぶ濡れれになっての下山となりました。
まあ無事下山できて良かったです。
下山後、ずぶ濡れで靴の中まで水が溜まり、このまま東京まで帰るのはとても大変なので、観光案内所でどこか泊まれるところがありますかと尋ねたところ、とても親切なお姉さんが時間的に厳しい中いろいろ連絡してくれて、日帰り入浴施設のひがくの湯で泊まれるよう手配してくれました。宿泊施設のコテージは満室ですが、館内休憩所の奥で良ければ泊まって貰えるとのことで、ありがたく泊めさせていただきました。施設内でもいろいろと至れり尽くせりで本当にお世話になりました。もう感謝、感謝です。
新穂高に行った時は、ひらゆの森も良いですが、ぜひひがくの湯を利用して下さい。
いろいろ盛りだくさんのことがあって大変な山行でしたが、最後の豪雨に遭うまでは天候に恵まれ、絶景を楽しみながら歩くことができました。
前泊の七倉山荘、テント場、あるいは道中、最後の温泉までたくさんの方とお話しさせていただき、本当に楽しかったです。
今回、流石にテント泊縦走はもう厳しいかなと感じましたが、小屋泊まりでも頑張ってまた歩きたいと思います。
コメントありがとうございます。
本当にひどい雨と雹と雷でしたね。お互い無事下山できて良かったです。
そこ以外はとても良い天気に恵まれて楽しかったです。
またどこかで。
本当に大雨大変でした。
私も水に悩みました。七倉山荘で聞いてもわからないと言われましたが、10日に荷上げがあったという話だったので、結局2.5リットルだけ持って登りました。
烏帽子小屋では雨水(飲料には要煮沸)1ℓ(確か200円)とペットボトル1本(700円)だけ購入できました。ただし、日々状況が変わるようなので要注意です。あとは野口五郎小屋、水晶小屋とペットボトルの料金が安くなるので、都度補充して歩きました。
頑張ってください。
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