槍ヶ岳↑ 大キレット 北穂高岳↓

2025年08月01日(金) 〜 2025年08月03日(日)

• GPS: 20:37
• 距離: 42.1km
• 登り: 2,498m
• 下り: 2,503m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:09
• 休憩: 1:52
• 合計: 9:01

距離 19.8km 登り 1,763m 下り 188m

6:01 上高地バスターミナル
6:07 河童橋
6:45 6:49 明神館
6:52 徳本口
7:26 徳沢公衆トイレ
7:31 徳澤園
7:41 新村橋
8:20 8:36 横尾
8:37 8:38 横尾山荘
9:05 9:06 槍見河原
9:13 一ノ俣
9:18 二ノ俣
9:39 9:40 槍沢ロッヂ
10:02 10:17 ババ平
10:41 槍沢大曲り
11:19 11:20 槍沢・天狗原分岐
12:14 12:15 坊主岩屋下
12:20 播隆窟
13:24 14:05 槍ヶ岳山荘
14:26 15:01 槍ヶ岳
15:08 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:47
• 合計: 5:47

距離 5.1km 登り 666m 下り 663m

6:15 槍ヶ岳山荘
6:23 飛騨乗越
6:38 6:40 大喰岳
7:14 7:15 中岳
7:57 7:58 天狗原分岐
8:18 南岳
8:24 8:39 南岳小屋
9:43 9:50 最低鞍部
10:13 10:23 長谷川ピーク
10:42 10:58 A沢のコル
11:57 北穂高小屋
12:05 北穂高岳
12:06 北穂高小屋

3日目

• 山行: 5:05
• 休憩: 0:26
• 合計: 5:31

距離 17.1km 登り 70m 下り 1,652m

5:32 北穂高小屋
5:34 5:35 北穂高岳
5:40 北穂高岳南峰
5:46 北穂高岳・天場
7:08 涸沢小屋
7:11 涸沢
7:18 7:33 涸沢ヒュッテ
7:53 Sガレ
8:03 8:04 大崩落地
8:24 8:25 本谷橋
8:50 横尾岩小屋跡
9:06 9:16 横尾
9:47 9:48 新村橋
9:58 9:59 徳澤園
10:30 徳本口
10:34 明神館
11:00 小梨平
11:06 河童橋
11:06 ゴール地点

天候

台風9号が関東上陸かと騒がれるなか、ここで引くと天気が好転した時後悔するかなととりあえず当日まで行くつもりで行動しているうちにどんどん天気は好転し、結果的には三日ともよく晴れました。午後になるの雲と晴れが交互にやってくる感じで、それはそれで好きな感じでした。二日目は午後に一雨あったようですが、大キレットを乗り切れた安心感で昼寝してしまい気付かず仕舞いでした。

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

さわんど大橋は朝5時ごろ、普通に駐車場は空いていました。さわんどバスターミナルより、さわんど大橋のほうが、バスに乗りやすいのかも。。と思いました。

コース状況／危険箇所等

概ね良好です。槍ヶ岳北穂高縦走路は歩く人は少ないですが、コース指示が非常に頻繁にあり、迷わずに済みます。そのあたり、ジャンダルムとは違うなと思いました笑　一般路と点線路の違いでしょうか。

写真

8/1 6:07

登っていきます！山行直前の上高地のひやりとした空気はいつも期待と不安が混ざってドキドキします

8/1 6:14

まずは平地の長いトレイル

8/1 7:06

明神池に映るソバナ

8/1 7:20

徳沢園に向かうまでの山の景色はいつもアガります！

8/1 9:18

8/1 9:23

アキノキリンソウ

8/1 9:24

？？？　サワギクではなさそう

8/1 9:24

クガイソウ　平地なトレイルでやることないので花の写真をたくさん撮ります

8/1 9:28

センジュガンピ　千住岩菲

8/1 9:28

タマガワホトトギス　なんか南国風

8/1 9:34

ヤリサワ水力発電所w ようやく登山路らしくなってきました

8/1 9:44

オオバギボウシ　

8/1 9:47

ノリウツギ

8/1 10:03

かわいいババ平小屋　

8/1 10:39

ハクサンフウロ

8/1 10:40

カラマツソウ

8/1 10:44

長いトレイルですが景色は最高

8/1 10:48

ニッコウキスゲ

8/1 11:24

8/1 12:01

完全な晴れより雲がある方が山はいいと思う

8/1 12:09

イワツメクサ　この頃から空気が薄くて息が苦しい

8/1 12:10

ついに槍さんがみえました！前回の記憶があまりありません

8/1 12:11

ミヤマリンドウ　この花の青は本当に美しい

8/1 12:20

ハナウド

8/1 12:37

午後から曇り予報でしたが、あと一歩間に合わずくもり始める槍さん

8/1 13:00

イワベンケイ

8/1 13:13

ミヤマリンドウとミヤマダイコンソウとイワツメクサの群生

8/1 13:21

ミヤマダイコンソウ

8/1 13:21

アキノキリンソウ　連れは秋の！？夏なのに！？と面白いことを言う

8/1 13:28

左上からヨツバシオガマ、イワツメクサ、ウサギギク　花の写真が増えているのは3000を超えて足が動かなくなっているから

8/1 13:29

つきました！5年ぶりくらいかな

8/1 13:36

ギリギリランチ間に合いました　注文直後ランチは打ち切られてしまったので、遅くくると昼食を食べ損ねます

8/1 14:16

一息ついてから空身で山頂を目指します

8/1 14:20

時々晴れる　記憶より険しい　鳳凰山のオベリスクと記憶が混ざっているらしい

8/1 14:29

登頂！空身だと割とすぐつく

8/1 14:36

なかなか雲が晴れません

8/1 14:37

北鎌尾根方面かな？

8/1 15:38

やはり槍さんは山岳界のトップアイドル

8/1 15:44

南陵方面

8/1 18:54

夕暮れるとより美人に　右側、ブロッケン現象で槍さんの影が写っています　(もらった写真です)

8/1 18:55

もう一枚ブロッケン

8/1 18:56

険しいようでいて槍さんは女性的な気がする　もう疲れたのでまた眠くなってます

8/2 4:37

夜明け　雲に浮かぶ山の頂が島のようで、海のようだなと思った時、だから雲海というのだなと今更思いました

8/2 4:39

神秘的な朝でした

8/2 4:40

夜明け直前の光の束

8/2 4:59

タイの島々を思い出しました

8/2 4:59

いよいよ大キレットむかいます　少し緊張

8/2 5:01

朝日を浴びる槍さんに別れを告げます　

8/2 6:19

このリッジを歩いていく

8/2 6:23

8/2 6:38

地形が複雑でよくわかりませんが、たぶん大喰岳と中岳が見えている

8/2 6:45

雲海に浮かぶ山陵を歩くのは本当に気持ちよくて気分は最高でした

8/2 7:11

中岳頂上直下だった気がする

8/2 7:20

雪渓とチングルマ

8/2 7:25

南岳に向かって行きます

8/2 7:33

おそらく中岳南面

8/2 7:48

ずっとリッジを渡って行きます

8/2 7:55

槍さんはだいぶ遠くなりました

8/2 7:57

中岳と南岳の間のコル？

8/2 8:04

多分南岳北面

8/2 8:08

ここまでは大変快適な道のりでした

8/2 8:14

南岳登頂！

8/2 8:17

南岳小屋と北穂高岳　何やらルートの読めない複雑な地形です

8/2 8:48

大キレットをまえに緊張高まる

8/2 8:50

イワキキョウ　ジャンの時もそうでしたが、ピンチが近づくとおしとやかに咲く花です

8/2 9:17

8/2 9:24

最低コル付近と思われます　近づいてみるとなんとなく登れそう

8/2 9:52

比較的雑な標識は結構好き　茶って何！？と思いました

8/2 10:03

人が少ないので登山道で日向ぼっこしていた雷鳥さんをびっくりさせてしまった

8/2 10:10

あれ？と思っている間にHピーク着いてしまいました　この頃はなんだ楽勝じゃんと思ってました

8/2 10:11

コレが噂の長谷川ピーク

8/2 10:33

しんどすぎて写真ないですがHピークを超えた先の下りは足場が細くてかなり肝を冷やしました　飛騨泣きに入る前の束の間の安らぎ

8/2 11:07

いよいよ北穂高登っていきます　それにしてもルートが読めない

8/2 11:08

これ全部越えないといけない

8/2 11:10

飛騨泣きの始まり　だんだん無茶な指示が増えてきて、本部の司令をこなす敏腕エージェントの気分になってきます

8/2 11:13

ここから先、またしてもしんどくて写真がないです笑

8/2 11:30

トウヤクリンドウ

8/2 11:37

飛騨泣き超えました　非直感的な指示が多くて戸惑いましたが、指示通り登れば越えれました　指示なかったら俺には絶対ルーファイできない

8/2 12:07

到着！ようやく緊張が解けました

8/2 12:28

カルビ丼とカルダモン？カレーで昼食　槍ヶ岳山荘のちまきがあったのですが、大キレット超えのご褒美に美味しいもの食べました

8/2 16:42

少し休憩してから登頂　槍さんはかなり遠くに

8/2 16:50

8/2 18:39

夕景　雲に囲まれる槍

8/2 18:40

再びブロッケン現象　真ん中に人型です

8/2 18:46

この日の夕日も美しかった　新海誠のよう

8/2 18:48

北峰のさらに北にある鋭いピークに登っているクライマーがいました　こんな時間に。。大丈夫かな？

8/2 18:48

多彩な雲が美しい

8/2 18:53

日没の頃には霧がでましたが、これはこれで綺麗でした

8/2 19:09

大キレット声をいわって五一ワインで乾杯　ベリーAかな？疲れた体に優しい味でした

8/3 5:34

三日目　またしても晴れました　ほんとに天気には恵まれました

8/3 5:34

南峰方面　下っていきます！

8/3 5:39

8/3 6:10

涸沢カールの上の方まで来ました

8/3 6:53

優美な斜面　下りはつまらないので写真が激減します笑

8/3 6:58

ヤチトリカブト

8/3 7:02

トモエソウ？

8/3 7:50

涸沢ヒュッテを超えたあと、猿がご飯を食べていました　たぶんミヤマザクラのさくらんぼ？

8/3 8:26

ホタルブクロ　下山は近い

8/3 8:59

キツリフネ　この花を見るともう登山は終わりだな、という気分になります

8/3 13:29

大変飢えていたので、帰り道に松花で山賊焼とキノコそばをいただきました　コワイコワイと言いながらも最後まで付き合ってくれたバディに感謝です

撮影機器：

iPhone 12 mini Apple

iPhone 14 Pro Apple

感想

SJ

6年ほど前にあるイタリア人の仕事仲間が来日する際に”Dai-Kirette”に行きたいと言われたのが山を始めるきっかけでした。当時八ヶ岳くらいしか登っていなかったので、それなに？？山なの？？と思いましたが、まぁいけるかなと案内を安請け合いしてしまいました。後で調べるとE難度と判明し、ヤバイヤバイなんとかしなきゃと色んな山に登って少しづつ体力をつけ備えていました。

結局イタリア人の仕事仲間は当時のコロナで来日できず、昨年別用で来日した時に誘ってみたのですが、体重が重くなりすぎてムリーと大キレットはあっさりキャンセルになってしまいました。ならば勝手に登ってやるさとようやく今回登ることができました。コワイコワイと言いながらも付き合ってくれたバディには感謝しかありません。登山という趣味を与えてくれたイタリア人にも感謝です。