折立-雲ノ平-水晶岳・鷲羽岳-三俣蓮華岳-黒部五郎岳-双六岳-新穂高温泉
harumei_
体力度について
- GPS
- 100:34
- 距離
- 63.4km
- 登り
- 4,858m
- 下り
- 5,101m
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- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:08
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 4:01
- 合計
- 11:49
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 11:50
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 12:40
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:04
| 天候 | 9 薄曇り→午後雨→夜中晴れ 10 晴れ 11 晴れ→曇り→晴れ（午後から風ややあり） 12 晴れ→曇り→晴れ 13 晴れ（雲多め） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
《往路》 【予約】新宿〜有峰口 毎日アルペン号2300-525 12300円 http://www.maitabi.jp/parts/detail.php?course_no=10241 【予約】有峰口〜折立 639-730 2450円 http://www.chitetsu.co.jp/?page_id=741 https://secure.j-bus.co.jp/HOS/Home.mvc （出発地&到着地 富山で検索） 《復路》 【新穂高ロープウェイ券売機】新穂高温泉〜松本BT 1347-1545 2880円 https://www.nouhibus.co.jp/highwaybus/matsumoto/#timetable 【予約】松本BT��乗場〜新宿 1620-1938 3730円 https://www.highwaybus.com/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
滑った区間 ・薬師峠キャンプ場〜薬師沢小屋の木道 ・薬師沢出合からの2時間急登の苔むしたごろごろ岩 ・鷲羽岳山頂〜1/3程のザレ&ガレてる下り |
| その他周辺情報 | ◎周辺テント場◎ 太郎平小屋（薬師峠）700円（100張） http://www.inkknot.com/yamagoya/05-02.php 雲ノ平山荘 1000円（50張） https://kumonodaira.net/kumonodaira/ 三俣山荘 1000円（70張） http://kumonodaira.net/mitsumata/ 黒部五郎小舎 1000円（30張） http://www.sugorokugoya.com/kurobe/shokai/kurobe_shokai.html 双六小屋 1000円 （60張） http://www.sugorokugoya.com/sugoroku/ryokin/sugoroku_ryokin.html |
写真
拍手
ルナーソロがあってびっくり、他にもワンポールテント2張あった
下山50分経過、ガレ場をクリアしザレ場の下りにもようやく緊張感を解けたあたりの眺望。槍も見えつつな光る黒部源流と黒部五郎岳にロックオン
槍も見えつつな光る黒部源流と黒部五郎岳にロックオン
あそこ歩いてたのか、なラインナップ。長い1日だったな…
（多分）薬師岳、剱岳、立山、白馬岳、赤牛岳もこんなにくっきり
一瞬2人だったのが食べ終わるころには10人近くに
今度はここでテント泊&生ビールをぜひとも！
Uさん、三俣蓮華岳御来光からの黒部五郎岳、楽しい1日感謝です〜
昨日の開始時刻の三俣蓮華山頂はやっと夜明けの兆し
装備
| 備考 | スマホバッテリー充電量（フルの状態で開始&終了） 15,920Ah |
|---|
感想
7,8年前に「日本最後の秘境」として紹介されてたのを読んでからいつか行きたいと思ってた雲ノ平。去年、山プラで計画はたててみたものの夢物語的だった。でも、今年や過去の色々との折り合いだったり思考停止だったりも託せるなら、と思い切って決行。双六岳～新穂高温泉以外未知の道だし、初のテント4泊だし、直前に台風5号も近づいてるしで、ワクワク3割ドキドキ7割な。
8/9
ひさびさ15K。ザックの耐荷重15.8Kはクリアしててホッとするものの、いつも10K前後だったからずっしりくる。
都庁のバス乗り場、早く来過ぎて一番乗りだったので、うっすら見覚えあるもののうっすら不安。ま、合ってたんだけど。
混むだろう日の2日前から有休取得での山行なので、都庁～有峰口のバスも隣がおらずのびのび熟睡。有峰口での下車は50代？夫婦、30代？男子の4名のみ。折立へのバス1時間待ちの間に朝食とったり着替えたり。 男子と少し会話、薬師岳経由で室堂への3泊らしい。会話してちょっと気詰まり感が収まったので有峰口駅を見に行ったり。
ほぼ満席のバスでうとうとしつつ、折立着後、まったり歩く。20人くらいはいたものの、同じタイミングで歩き出した人は数名で、マイペースで歩けた。曇りで涼しい。時々ちらちら青空が見えるものの、照りつけられないのはありがたい。
全般的に0.8掛けのペースで歩いたみたいで、太郎平小屋着11時半で、登山届出してテント場が20分先の薬師峠と発覚しても全然余裕で良かった。ビール買って移動して静かな場所に張ったりしてると、予定着時刻頃から雨がぱらぱらと。間一髪。13時半前だけどご飯炊いた。暇だし、雨で散策出来ないし。でもうっすら青空で気持ち良い。
日中20度、長袖&フリース&薄ネックウォーマーで快適。15時前に隣に女子3人組がテント張って、賑やかすぎるのでたまらず耳栓を。
雨が止まなくなって梅酒飲みつつ読書しつつうたた寝。19時過ぎに外に出ると、曇り空でぼんやり三日月。
23時あたりからうっすら寒い。テント内13度。寝袋やっぱり薄手のはNGだった、フリース+レインウェアで上はなんとかセーフだけど、下が寒い。外を見ると星空になってて流れ星をひさびさ。
8/10
3時前起床。いや～寒かった。フリースはOKだけど寝袋はいつものじゃないとってのがわかった。夏のアルプス、手持ちのイスカ エア、×150 ○280っていう経験値増えたってことで。朝食のバーナーでテント内暖かくなり、その間に着替え。
430だとまだ薄暗くてのんびりしてたら結局スタートは510。木道で何度か滑った。太郎平小屋までと、越えてからと。渡渉3箇所立派な橋で心配することなかった。薬師沢小屋の吊橋もその後の直下の鉄梯子もゆ～っくりと。例の直登2時間、噂通り急&苔で滑りやすくじりじりと牛歩。下りの人がそこそこいたけど、わたしはここ絶対登りのみだなあ。
アラスカ庭園からの薬師岳～黒部五郎岳の大パノラマ、これが雲ノ平のスケールなんだなあ。ザックデポしてのアルプス庭園から槍ヶ岳もチラリと。先客の御姉様がいて、35年前はこのあたりは木道なくてハイマツも笹やぶも少なくてもっと湿原だった、とか、水晶岳から赤牛岳の先のルートを歩きたかったけどピストンで我慢した、など伺う。この方はこの後高天ヶ原へ温泉入りに行った。わたしもいつか行きたいなあ。
雲ノ平山荘でテン泊受付&ビール買い、昨日に懲りたので隣にテントが張れない場所に張る。
パスタを作りビールを飲んだ後は、時間もたっぷりだし天気良いしでスイス庭園へ。薬師岳、赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳その他がどーんと。薬師岳&赤牛岳の奥のは立山連峰？高天ヶ原山荘と水晶池も見えて、絶景独占。時間がまだまだあるので雲ノ平山荘でビール追加購入し、再びスイス庭園貸切で飲む。なんて幸せ。
18時過ぎにようやく日が暮れてきて、テン場分岐まで戻って夕陽が沈むのを見届ける。現実離れな風景。ピンク色の夕暮れを右手に見つつテン場に戻る。
睡眠時の寒さ対策、レインウェア&ゲイター装着してザックに寝袋ごと足を突っ込む。果たしてどうなることやら。
8/11
なんとか眠れた。頻繁に目がさめることもなく。毎度の2時に寒さで起きた時、寝袋の絞りが緩くなってたから締め直す。相変わらず星空見事。流れ星は残念ながら。
今日はほぼ予定通りの5時前開始。日本庭園からの眺望に圧倒。往復1時間は惜しくなかった。その後の祖父岳の登り、きつかった～去年の常念岳への道を彷彿させるガレっぷり。登りは歩きやすいけど。
岩苔乗越でザックデポしてサブザックで水晶岳へ。この時点ですでに鷲羽岳縦走での三俣山荘着はナシに。無理しないと歩けないところは避けないと。水晶小屋からの往復70分水晶岳、山頂付近の岩岩してるのを目の当たりにしてややひるむものの、ここまで来たことだしな…とゆっくりと。山頂からの眺めは最高なものの、次はもうないかなあ。去年の夏計画で黒部ダムからの読売新道を提案されたことがあったけど、いやいやいやあぶなかった…
小屋でジュースを一気飲みした後は、岩苔乗越から黒部源流経由の道を。まだまだザックの重さがキツいものの、この道たいそう良かった。花々満開のなか黒部源流にそって正面に三俣蓮華岳を見ながら歩けるのは、めっちゃ好みだった。黒部源流碑から小屋までの急登はなかなかだったけど。
小屋着後テント張った後は待望の小屋ごはん。ビールとともに醤油ラーメン、染みた。これで気合いが入ったわけじゃなかったんだけど、まだ14時前ってこともあり、鷲羽岳行けるとこまでモード。のんびり登ってたらざれてるものの案外歩きやすく、つい2/3くらいまで来て高度感が増してきたのもあり後に引けなくなり、山頂へ。もう感無量。好天とはいえ時間も時間なのでサクッと撮影後は靴紐ぎっちり締め直してストックのキャップを外して下山。一瞬道間違えして慌てて登り返したものの案外こわくなく歩けた。牛歩だけど。テン場に戻ってから、薬師沢小屋の前で声を掛けてくれたUさんと、昨日雲ノ平テン場で話した三俣連泊して軽身で黒部五郎岳ピストン決行の最終確認を。
8/12
4時スタート。無事三俣蓮華山頂で御来光を目の当たりに出来て幸せ。6人って人数で済んだのもプラス。
黒部五郎小屋は素敵だった。次回はぜひともここのテン場で泊まりたい。カールルートでの黒部五郎岳、マイベストな山って早々に決定。池塘点在な中の小屋を振り返りつつ。スケールの大きな場所。雲ノ平よりもこっちの楽園感がはんぱないねえと話しながら歩けるのも嬉しく。
黒部五郎岳の山頂でも昨日Uさんが知り合った2人組と再会、また記念撮影したり97座目だったりを聞けたり、楽しいひととき。稜線ルートで来た彼らは30分コースタイムが長いし道も難儀そうなのに、健脚なんだなあ。
名残惜しくも下山して黒部五郎小屋で2人ともCCレモンを選びカレーを注文して一服後は1h40の登りをスローペースで歩き、三俣蓮華山頂巻道の危うげなさ&素敵な眺めを堪能しつつ歩く。途中なかなかな雪渓を見遣り無事小屋に着いて即座にビール2本をゲットし合い、小屋前で祝杯。17時くらいのテン場が涼しくなるまで日陰の小屋2階外ベンチで隣の人たちと語らい、テン場に戻ってからもテント隣の人たちと色々語らい19時過ぎに解散。楽しかったなあ。コミュニケーション能力高いUさんに薬師沢で声を掛けて貰ってホントにありがたかった。
で、結局明日は双六岳山頂巻かずに歩く決意をしたため、予定の1時間前出発。今朝ヘッデン付けて三俣蓮華山頂歩いといて心強い。
8/13
ペルセウス座流星群ピークと聞いて、0時過ぎに目が覚めた時にテントから覗くと3つ4つ程。
3時過ぎスタート。昨日頂いたウイスキーお湯割の酔いがうっすらあるものの、予定のバスに乗らないとなので気合は充分。途中でヘッデンを消して満天の星空を怖くなる手前まで、を何度か。初めて味わうシチュエーションと感覚。
三俣蓮華山頂でうっすら明るくなり、特に双六小屋あたりがすっぽり滝雲的なのに覆われてるのが見えた。丸山山頂にヘッデンらしき明かりが見えてなんだか嬉しい。双六岳手前までの道がたいそう良かった。また歩きたい道。
双六岳手前から人が多くなり、眺望は申し分ないもののここで折立からの一区切りがついた感。見えてから遠過ぎた鏡平小屋でかき氷を食べてチャージした後はもう本格的に消化試合な気分で黙々と。陽射しがキツく、登りの人とのやり過ごしもちょいちょいと。膝と足首に疲れが出てきて時々ひねりそうになる。左俣林道でやっと歩きやすいフラットな道になるものの、標高が下がった分更に暑い中、iPhoneに入れた音楽を流して気を紛らわせながら、温泉&ビールのことだけ思いながら歩く。
無事予定通りの時間に下山したものの温泉&ビール後はソフトクリームくらいしか食べる時間がなく新穂高みやげを買えないまま松本直行のバス→予定より20分押して到着後新宿行きのバスに乗り換え→双葉SAで混雑する中なんとかおみやげ購入→予定の2時間押しで都会に戻って来た。
雲ノ平の広大さと眺望は確かに別天地だった。人も多分それ程混んでなかっただろうし天気にも恵まれた。次は雲ノ平山荘のカレーと高天ヶ原温泉絡めて。
それに引けを取らず、岩苔乗越からの黒部源流ルート、カールルートでの黒部五郎岳、三俣蓮華岳～双六岳の良さといったら。山で会う人が高確率で黒部五郎岳推しだったのが大納得。黒部五郎岳～太郎平の稜線も縦走したいな。
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