例えば最初の方に出てくる「あたい」は「主として女性が用いる一人称代名詞(女ことば)。・・・」と2ページ半に渡って説明が続きます。広辞苑7版では「(アタシの転)下町や花柳界などの婦女子または小児の使う一人称」だけの語釈です。新明解国語辞典7版では「(あたしの変化)「わたしの」口語的表現。かつて、東京下町や花柳界などで用いられた。」とあり広辞苑より長い語釈になっています。この役割語小辞典は辞書というよりは読み物として面白い本です。
古書で買いましたが帯も付いていて、カバーがちょっと黄ばみ感がありますが問題ないレベルです。アマゾンポイントも使って350円ほどで入手しました。この辞書の編者、金水敏さんが放送大学で行った講演会が放送大学のテレビで3月30日と31日に放映されますので、興味のある方は御覧ください。
https://bangumi.ouj.ac.jp/v4/bslife/detail/01A43003.html
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