青木ヶ原

石原慎太郎原作の映画「青木ヶ原」をみました。青木ヶ原で自殺した幽霊から解き明かされる、不倫絡みの悲しい純愛映画です。この映画で青木ヶ原の自殺者一斉捜索というのがあることを知りました。毎年100人以上が見つかっているとのことです。そして殆どが遊歩道の近くで発見されているとのことです。

映画自体もそれなりに良かったです。ゴルフの場面で石原慎太郎ご本人が出演していました。

コメント

pasocom

wakaさん/RE: 青木ヶ原
この映画のロケに当たって山梨県は青木ヶ原を自殺名所として美化しないように映画会社側に強く要望しました。
毎年多くの方がいまだに青木ヶ原で死ぬことにあこがれてやってくるからです。
山梨県は、青木ヶ原＝自殺名所という連想を断ち切ろうといろいろ手を尽くしているところでしたので、そもそもこの映画の制作自体にも反対したのでした。
しかし、映画会社はその意見を聞くことなく撮影を行い、脚本を見直すこともなく公開されてしまいました。残念なことです。

waka

Re: wakaさん/RE: 青木ヶ原
pasocomさん、こういう映画があるから自殺者が青木ヶ原に来るという考えは間違っています。自殺者は青木ヶ原での死に憧れてやってきているわけではないと思います。山梨県の反応は、逆に死にたいならた他で死ねという利己主義を感じます。自殺の理由は本人しかわかりません。確かに地元の方には迷惑でしょうが、致し方ありません。作品自体も表現の自由の範囲です。

イグルスキー米山

RE: 青木ヶ原
山梨県の、県民一人当たりの自殺率が毎年日本一なのは、この映画のせいで、青木ヶ原が名所になってしまったせいだと、県の行政では、青木ヶ原で自殺というイメージのドラマやバラエティーのロケはいっさいやめてほしがっているようです。
数字だけ見てそれを下げたがる反応がいかにも行政的な反応と思います。
しかし、死ぬほうとしても、皆と同じところじゃなくて、もっと独創的な場所を考えれば、と僕は思うけど、その余裕がないのでしょうね。
しかし霊峰富士には、死に関する精神的なものを受け入れる役割は古来から確かにあり、世界遺産で観光客だけ呼べばいいと思っていては虫がいいという気がいたします。死は、誰にも訪れるテーマなのに、人ごと過ぎると思います。
ところでこの映画、まだ見てないです。慎太郎さんの顔、あまりみたくないです。

waka

RE: 青木ヶ原
yoneyamaさん、慎太郎さん、私も映画の中で余分なものを見たと言った感じがしました。