小説「言の葉の庭」

アニメ映画「言の葉の庭」の作者、新海誠が映画のあとに書いた小説「言の葉の庭」をKindle版で買って読み終えました。この小説はアニメの方の二人の主人公を中心に、彼らに絡む人々の物語がたくさん付け加えられて、全10章で構成されています。そして各章末には万葉集からの短歌とその解説が一句づつ掲載されています。

この小説はアニメ映画そのものの小説化ではなくそれにまつわるパラレルワールドの物語が綴られています。そしてこの小説の中の一番光っている部分がアニメになっている感じです。映像では表現できない内容、映像でなくては表現できない内容が理解できました。映画を見たあとに読むべき小説でした。良かったです。