不良長寿のすすめ

「不良長寿すすめ」を読みました。昨年発行の本で免疫学の第1人者の奥村氏が書いています。まじめな人はストレスが溜まって免疫力が落ち早死するとの主題です。何事にもくよくよせず、よく笑って適当に生きることが長寿のコツだそうです。ま、たしかにその通りだとは思いますが、何事にもくよくよしないということは、言うは易く行うは難しです。

個別の話題として「50歳過ぎたら無理して禁煙するな」とあります。これも一理はあります。止めてストレスが溜まる様だと、長生きできない。この場合はどちらでも長生き出来ない可能性が高い様です。

「コレステロールは300まで放っておけ」とあり、コレステロールは体に必要であり、コレステロールが200以上の人の方がずっと長生きだったとのデータも発表されているとのことです。

あと、「可能なら全ての薬を中止せよ」、「スポーツマンは寿命が短い」とかたくさん書いてあります。ただ具体的に何か出来ることがあるかと、読み返すと、私の場合、殆どありませんでした。

あとがきにエビデンス　ノン　ベースド　メディスン(確証データに基づかない医学行為)も認めても良いのではないかと言う意見が書いてありました。メディスンの語源は祈祷師とのことで、何人に一人かは効いたので何千年も続いてきたとのことです。これも納得出来る意見でした。「信じるものは救われる」でしょうか。

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