【良くないところ】
・ 上のオートブロックの巻き数と長さがビミョウでメインロープの太さとの相性があって、シングルの9.5mmの場合は6mmスリングは太すぎか、加重がかかった状態で引き下げなければならないので、クライムハイストだとロックして下にずらすことができなくなることが数回ありました。
( いろいろ巻き方や巻き数を試してみましたが、オートブロックの3〜4回がいい感じでした、この加重のかかったままのスライドを何とか滑らかに下降できるように、もう一工夫したいところです。)
・ 上を緩めすぎたとき、ループがなくなって、デバイスがロックします。
普通に1回持ち上げただけでは下がらなくなりますが、上下に2〜3回動かしてやると滑らかに下降できるようになります。
写真1: ダブルロープで登高を試す。
写真2: シングルの下降で、いっぱい引き寄せたところ。
写真3: シングルの下降で、目いっぱい伸ばしたとき。
・ 今日は登高のテストも数回行いました。
( 登高の場合は、倍力システムは不用でかえって操作しずらくなりますので、(a)のロープを左足にセットして加重をオートブロックにかけ、普通のシングルで右手でのロープを引き上げてデバイスを引き上げた後ロックさせて体重をハーネスに写します。)
( 同じ理由で、図に描いたクィックドローは不用、カラビナ1個で足ります。)
・ 完全にぶらさがった状態での登高は加重を移して完全に乗り込むのですが、岩に足がかかるくらいの急斜面では、足の置き場所を優先してその位置に合わせてオートブロックやデバイスを引き上げていくと、安定してあがれる気がします。
・ どちらにしても、まだ試行錯誤の段階で、理想の下降と登高には程遠く、
ぶら下がったままで、フリクションを変えてみたり、スリングの長さも途中でかえてみたりで、あれこれ試しながら体をならしています。
( 昼から始めて、準備に1時間、5〜6mの段差を4〜5回降りて上がってを繰り返して2時間位ですが、緊張のせいかけっこう疲れます。)
・ 実際に山や沢で使うことを考えると、本音をいえば6mmのスタテイックロープくらいなら、ダブルでも軽くてうれしいので試してみたいと思いますが、フリクションヒッチのスリングをどれくらいの太さでやるかで、インドアでのテストを重ねています。
( 今の状態では、装備も重くとても実際の山で役に立つとは思えません。)
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・ 自分のほうにも慣れが必要で、始めのころは、斜面の潅木や倒木を足をあげてまたごうとしたときなどに、バランスをくずして足が岩から離れてしまって、体がロープを中心にまわって岩に背をむけてしまったりがあって、ぶらさがった感じと、斜面の傾斜の変化によって、体重のかけ方や力加減を調節するのが結構むつかしいです。
( テレビでやってる、ビルの壁で踊るCM(エンヤのBGMのやつ)のように、あざやかに回転して足から着壁できれば、気持ちよさそうに踊ってるようにみえるかもしれませんが、ど素人にはそんな余裕もありません。)
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