|
|
|
（ 鬼神のしわざにしか思えない輪切りの地形、自然の力は想像をはるかに超えます、一体どんな力がかかればこんな地形になるのか。
日本武尊が剣で山をキャベツの千切りのように切り刻んだかのような、すさまじい地滑り地形を眺めていると、そこに明らかな方向性を感じます。ドミノの倒れた後のような稜線は、直交する尾根で稜線がギザギザの階段状です。）
・ 崩落前を想像してみると、きもちのいい稜線でつながった縦走路だったのでしょうか。
（ この地滑り地形が、一筋縄ではいかない美山の山の大きな特徴だと思います。）
・ わかりやすく表記するため、２種類の斜面を記号で示します。
Ｆ＝もともとの滑らかな緑色のキャベツの皮のような稜線面（滑らかで緩やかで歩きやすい。）
Ｄ＝地滑りで現れた黒い切り口の断面（崖になっていたり岩が露出していたりで歩きにくい。）
（ ＦとＤでは日当たりや植生もことなっており、ささやぶの濃い薄いやその向きまでもが変化します。）
・ ＦとＤが交互に横切って、登りも下りも尾根の芯をたどって歩くときに、見かけの尾根を複雑にしています。
特に下りでは左右に平坦に見えるＦ面につられて、本来の尾根芯からはずれやすく、急斜面を避けようと迂回したときにＦにさそわれて予期せぬ崩落斜面や崖に降りてしまいます。
（ 登りでは多少の急斜面はがまんして、ＦとＤの輪切り面を横切らないルートのほうが、苦労が少ないと思えます。）
・ 平面の地形図の読図で、この地滑り地形を想像するのはむつかしいかもしれません。
（ ヤマレコ３Ｄマップの色別標高は、同時に強烈な陰影が付加されてこの陰影で稜線のエッジが強調されることで、そう見えてしまうのかも知れません。
反対に、地理院の傾斜量図を重ねた地図では、平たいところを白く急斜面や崖は黒く表す、斜度の強長ですので、陰影とちがってあまり地滑り風には見えません。）
・ 写真２は稜線を斜め横から。
・ 写真３は１と反対の峰山側から相戸方面を見たものです。
（ 複数のＦ斜面がつながってみえるように、標高の高い峰山から、相戸岳を見下ろすように、調整してみました。 視点の方向で、見え方が全く異なっていて、３Ｄマップは不思議で面白いです。）
＜注＞ 画像から何を想像するかは人それぞれ、物の形にはそうなった理由があると思いますが、このシリーズでは、純粋に素人の思いつきで、テキトーに書いてます、専門的にはあり得ないのかもしれません。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する