＜続＞面白地質妄想「なにかが渦巻く里山」池田山から春日村にかけて

2020年03月13日 07:28　＞奥美濃、火成岩と断層全体に公開

・　伊吹山と池田山に挟まれた、池田町から揖斐川町春日村の里山を３種類のマップで比較。
（　今回は地質図から、変動しわ寄せの激しそうなところをピックアップ。）

写真１：　Web版岐阜県地質図『ジオランドぎふ』より、伊吹と池田山周辺
"https://geo-gifu.org/geoland/3_kouzan/map/kouzan_map_all.html?cx=137.086664&cy=35.75&zl=9&name=%25E4%25B8%2580%25E8%25A6%25A7%25E5%259B%25B3 "

写真２：　断層説明図（　ネットの濃尾断層帯より。）- 国土地理院 -　
活断層図濃尾断層帯とその周辺「大野」「冠山」「能郷白山」「谷汲」「美濃」「岐阜」解説書より　
"https://www.gsi.go.jp/common/000202315.pdf "

写真３：　ヤマレコ２Ｄマップ（　地形図＋みんなの足跡　）　　
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・　前回引用の「足元に活断層」１９９５年、金折裕司　著　の
『　⑤関ケ原断層と今須断層の間にある凹地（関ケ原）では、過去から繰り返し圧縮応力領域の場となって南北方向に開き沈下してきた…　』の部分を
地質マップで見ると、この関ケ原から垂井、北へ池田町と春日村までが、異様な渦模様になっている。

参考資料：　「活断層の追加・補完調査」成果報告書 No.H22-3
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯（主部／南部）の活動性および活動履歴調査
"https://www.jishin.go.jp/main/chousakenkyuu/tsuika_hokan/h22_yanagase-sekigahara.pdf "

・　西から東にかけて横切る地質境界の川の北側には、いまトレンドの
揖斐川町春日六合の上ケ流（かみがれ）地区　「岐阜のマチュピチュ天空の茶畑」があるし、滋賀関西からも観光登山客の多い伊吹山と地元のハイキングコースや数ヵ所の温泉がある池田町に比べて、その間の谷は地元にとっても、少しマイナー？に思える。

（　その表れが、垂井と春日をつないでいる県道２５７号線は、昨年妻とドライブで伊吹山の笹俣登山口を超えて、さざれ石公園まで行ったが、その先は通行止めのようだった、地図を見てみると、反対の垂井方面から県道２５７号線をたどって明神湖の先で県道が終わり、その先の一般道もすぐに通行止めになって、春日方面へ抜けるには歩いて岩手峠を越えるしかなさそうです。（一応登山道の破線は１キロほどのようです）
（　記憶もあやしげだが、数年前？に、池田山から一般道に車で入った観光者が、出口がわからなくなって遭難したような話を聞いたことが在る、今時はほとんどの車にカーナビが付いている最近の話だ、わが愛車ジムニーのＪＡ１１も、後付けだがカーナビは付けてある。）

・　民話でも、狐狸カッパ川太郎、天狗に爺婆、平家の落ち武者まで登場する、すこし不思議な空気を漂わせている。
　奥美濃の山は、高賀の山のように断層や地質境界が暴れているところ程、魔物や神が多く登場するように思える。
　地名や山名に、おぞましい、蛇や鬼が登場したり、天狗、明神、権現なども要注意の場所が多いか。

（　転ばぬ先のつえで、「ま」のつくものにはだまされないように、きをつけよう…　makobe。）　

2020-03-07 ＜続＞面白地形妄想「つながっ

2020-03-21 ＜続＞面白地形妄想　北に延びる

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