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・ 私にとっての身近な山の蕪山や高賀山は、花崗岩のイメージです。
( このところよく歩いている山県市の美山は、海由来の石灰岩とチャートがすぐに思いうかびますが、
少し奥の中越や明神、白岩などの関市との境界尾根から、県境尾根にかけては、火山由来の岩とおぼしきものもよく見かけます。)
・ 地図や景色で目にする地形と違って、地質は表面に現れている部分と、目に見えない地下の地質があってよくわからいです。
( 火山性と、石砂泥の堆積岩、海の付加体由来のもの等がありますが種類が多くよくわかりません。)
・ とくに奥美濃について、下記の岐阜県地質図(ジオランド岐阜)のオンラインサイトをたまに眺めて勉強しています。
岐阜県地質詳細図 " https://geo-gifu.org/geoland/kakusetsu/contents_top.html "
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【奥美濃酸性岩類】のURLと説明の一部を引用転載
" https://geo-gifu.org/geoland/gaikan/5_kounoubiki/kounoubiki_13_okuminosannseigan.html "
『 奥美濃酸性岩類は,岐阜県北西部の奥美濃地方から福井県東部の奥越地方にかけて分布する火山岩類およびそれに密接に付随する貫入岩類の総称である。
火山岩類は、おもに流紋岩〜流紋デイサイト質の溶結〜非溶結凝灰岩からなり、流紋岩質の溶岩や凝灰角礫岩、デイサイト〜安山岩質の溶岩や火砕岩のほか、一部で玄武岩質安山岩の溶岩や湖成堆積物をともなう。
貫入岩類は、火山岩類と複合岩体を形成して個々の岩体の給源域を埋めるように、あるいはコールドロンの縁に沿って分布し、花崗岩、トーナル岩、花崗閃緑斑岩、石英斑岩などからなる。
見かけ上、7つの岩体(洞戸・板取・明石谷・面谷・入谷・八幡・柳島山岩体)に分かれて分布し、それぞれ独立した活動史をもつように見えるが、全体に火山体の深部が露出しており、洞戸・柳島山岩体は「洞戸コールドロン」と呼ばれる陥没体内に埋積した火山岩であり、板取岩体はコールドロンの外に溢流した火山岩であると考えられている。 』
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<地質記号の(O〜n)の種類の一部>
OK3 : /奥美濃酸性岩類 /高賀山層・片知山層 /葛レ谷層 /面谷層
OK2 : /タラガ谷層 /入谷層 /松根谷層
OK1 : /明石谷火山岩類
OKg : /川浦谷花崗岩・岩脈類 /高賀花崗岩・岩脈類
明石谷火山岩類(OK1)の説明
" https://geo-gifu.org/geoland/gaikan/5_kounoubiki/kounoubiki_14_akeshidani_OK1.html "
川浦谷花崗岩・岩脈類(OKg)の説明
" https://geo-gifu.org/geoland/gaikan/5_kounoubiki/kounoubiki_15_kaoredani_OKg.html "
高賀花崗岩・岩脈類(OKg)の説明
" https://geo-gifu.org/geoland/gaikan/5_kounoubiki/kounoubiki_19_kouka_OKg.html "
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( 上記説明中「洞戸コールドロン」とゆう言葉は初めて耳にする用語でした。)
写真1: 関市(板取蕪山〜洞戸高賀山)の火成岩系の地質図と、
美山(中越から、舟伏、峰山、北山)の石灰岩、チャート、堆積岩系の地質図
・ 北西から南東に向けて斜めの線で、北は火山性、南は付加体による石灰岩やチャート等海由来の地質と、関市/山県市の境界尾根にそって分かれてように見えます。( 素人の私の個人的な感想です。)
・ 岐阜県全体の渦をまいたような複雑怪奇な地質図や断層線の中にあって、板取/洞戸/美山から県境にかけて、性質の異なる地質がぶつかりあっている奥美濃は、地形も地質も断層も混沌としていて面白いです。
( 特に、白岩谷や東洞谷を歩いていると、西日で白く輝く石灰岩の沢に、時折火山を思わせる黒い岩があったりしますが、私はまだ見た目では岩の種類はわかりません。)
写真2: 白岩谷源流の様々な石
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<緊急同日追記>
・ 岩石の説明が写真入りでみれるサイトを見つけました。
「地質調査総合センター」のサイトより、「地質を学ぶ、地球を知る」
" https://www.gsj.jp/geology/index.html "
「絵で見る地球科学」
" https://gbank.gsj.jp/geowords/picture/photo.html "
写真2の石を、上記サイトで探していたら、「泥岩」かもしれないと不安感倍増です?「火山岩」?… は、シロウトの早とちりだったかもしれません。
勉強し直してきます、みなさんごめんなさい。
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< さらに追記 > 2020.12.06
・ 当初冒頭の「岐阜の火山」に、「恵那山」が入ってましたが、下記サイトに恵那山の誕生の説明を読んで、私の間違いに気づきました。
< 中津川市 鉱物博物館 のサイト >
恵那山―その地質と成り立ち… 「恵那山をつくった地殻変動」
" http://mineral.n-muse.jp/webmuse/enasan.html "
( 上記URL説明より 一部転載 )
『 恵那山は濃飛流紋岩の噴火活動がつくった山ではありませんでした。では,恵那山はいつどのようにして誕生したのでしょうか。
山体を構成する濃飛流紋岩や花崗岩が形成されたのは6千万年以上前ですが,恵那山が山になったのは,それよりはるかに最近のことです。
地質図を見ると,恵那山と中津川の市街地が広がる盆地(恵那・中津川盆地)との間には,いくつかの断層が北東−南西方向に延びています。
恵那山は,これらの断層がずれて南東側が上昇した結果,高くなったのです。
しかも,断層に沿って東ほど上昇量が大きいため,東端にあたる恵那山が最も高くなりました。 』
… のように記載されていました。 冒頭でいきなり暴投?してしまいました、重ねてお詫びです、ごめんなさい。
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