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（ 海嶺の活動開始から、反対側の日本列島に届くまでは、相当な時間を要すると考えました。
「変動の元は、隕石落下に起因する」なので、
「ホットスポットで４２Ｍａに移動方向が変わった」結果から逆算すれば、
日本でプレートの向きがかわった年代を計算できると考えました。）
（ ここで言っている「変動伝達」とは、プレートそのものが移動していく速度とは別に、
それまで北に向かって成長していたプレートが、アメリカ沿岸に新しい海嶺が発生して、
いきなり横から押される形で、進行方向が西に変わった、変化が太平洋を横切って、
現在のハワイの位置を通過、さらに日本に影響が及んだ、その変動の伝わり方のことです。）
図１： ハワイのホットスポットと海山列の図。
（ 「 地球 」岩波地球科学選書 上田誠也・水谷仁 編 １９９２年 より ）
・ 前提条件
（１）「ホットスポット」の絶対位置は不動。
（２）隕石落下から、地球反対側焦点までの伝達タイムラグは、考慮しない。
（３）設定数値。 海嶺発生から拡大開始、６６Ｍａ。
ホットスポットの変化、４２Ｍａ。
・ プレートの「移動速度」と「変動伝達速度」は異なることを想定。
日本〜ハワイの距離 ＝ ７０００ｋｍ。
ハワイ〜アメリカ沿岸海嶺の距離 ＝ ６０００ｋｍ。
６６Ｍａのユカタン半島の隕石がプレート進行方向を変えた（仮定）
・ 試算。
ホットスポットまでの変動伝達 ＝ ６０００ｋｍ ／ （ ６６Ｍａ - ４２Ｍａ ）
※ ＝ ０．２５ｍ ／年
ハワイから日本列島までの年数 ＝ ７０００ｋｍ ／ （ ０．２５ｍ／年 ）
※ ＝ ２８（ＭＹｒ）
日本で進行方向が変わった年代 ＝ ４２Ｍａ − ２８（ＭＹｒ）
※ ＝ １4Ｍａ
・ 通説での開裂はおよそ２０〜１５Ｍａ
（ 私の仮説は「３０Ｍａ〜２０Ｍａの接合」、でしたので、若干のずれが出ましたが、 およそのイメージと近い、概算にしてはいい数字になったと思います。）
図２： 海洋プレートの年代図に（ハワイ諸島の位置がわかるように）世界地図を重ねたもの。
図３： 今回の計算結果をもとに「変動伝達の概念図」を作成。 （ 20220726 makobe ）
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補足： 今回の図と数値は、日本〜アメリカ海嶺を直線で表していますが、実際は場所と年代によって移動方向や速さも変化します、概算です。
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