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（ 皆さんは、現在の太平洋プレートがどの向きに移動しているかご存知でしょうか？
「４２Ｍａ以前は北北西に移動していて、現在は西北西に移動している」と、
どの本にもそう書かれていますが、私はそうは思いません。）
・ 太平洋プレートの物理的な海底地形図を見ると、特に北半分について、真西に… 場所によっては、西南西のところも見られます。 この現実の地形と、プレート的解釈の違いは明らかです。
（ どちらが正しいかは、現実の今の地形、今の古地磁気の跡、放射線地質年代、など、 データの全てが、今の解釈がまちがっていることを示しています。）
図１： 現在の、太平洋海洋プレートの、色別地質年代。
（ 現在の図に、ホットスポットとその海山列のならびを加筆しています。）
図２： ６５Ｍａの変動前の、太平洋海洋プレートの動きと地質年代。
（ 図１に、６５Ｍａ以前の、地質年代を緑と青で…
６５Ｍａ以前の、ホットスポットとその海山列のならびを、色鉛筆でむりやり上書き加筆したもの。）
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＜解説その１＞
・ 図１の、６５Ｍａ〜現在までの、「黄、橙、赤」の年代の海嶺と時代線と断裂帯の向きから、 北半球は「西向き」に、南半球では「西北西」にむかって、流動していることがわかります。
・ 図２の６５Ｍａでは、その間の横移動分を年代分さかのぼって、 海嶺もしくはホットスポットからの移動を茶色の矢印で示し、 現在の軌跡を黒の破線で示しています。
・ 図２の、�△鉢�の２つのホットスポットの軌跡からは、 ほぼ同じ「北北西」に海洋地殻が流れているのがわかります。
（ 黒線の現在の軌跡と茶色の線とを比較すると、 ６５Ｍａから現在までの間に、そのままの形で西南西に平行移動しています。）
・ 複雑なのは、ハワイの例�，任后�
（ 勘違いしやすいのですが、ハワイのホットスポットの位置が動かないのはほかの２つと同じですが、 その場所が、海底地質年代では、現在でも６５Ｍａ以前の「緑」の位置にあることで、 ６５Ｍａに、東の端の流量変動で供給量が増加して、その影響が海山列の軌跡に現れるまでに、 ２３Ｍａの遅れがあって、結果４２Ｍａごろの噴火を境に、軌跡の向きが「西北西」に変わります。
向きを変える前の期間（６５〜４２Ｍａ）は、それまでの軌跡をそのまま「北北西」向けで延長する形で進みます。）
（ ややこしいですが、�△鉢�は、ホットスポット＝プレートの供給点 ですが、 ハワイの場合は、自分のホットスポットも現在の供給点ですが、 プレート移動の供給点は東の端の海嶺です。）
・ それぞれの屈曲点の年代のタイミングと場所の違いから、プレート的解釈が複雑で捕らえにくいものになっています。
（ �△鉢�は、６５Ｍａで同時に向きを変えて、 �，任蓮�屈曲した原因は同じ６５Ｍａの流量変動からですが、その結果が現れるのが、西にはなれていた分だけ遅れて、 その形状からの、変動の解釈をわかりにくいものにしています。 ）
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＜解説その２＞
・ 最後に６５Ｍａの流量変動が、どうやってプレートの向きを変えたかについて、解説をします。
（ 一枚板としての、海洋プレートの一斉の方向転換は物理的に不可能です、 これを流動的なふるまいを前提にすることで、初めて納得のできる方向転換の姿をイメージできます。 ）
（ａ）６５Ｍａ以前も、以降も、供給元の海嶺は、南の底辺と東の縦線でえがく「逆Ｌ」型で変わりがありません。
（ｂ）６５以前では、南の端の底辺からの供給量のほうが多く、東の縦線からの供給はその半分くらいなので、 北向けが２、西向けが１で、ベクトルの合成は、青と緑の年代の海底は「北北西」に移動していました。
（ｃ）６５Ｍａを境に、それぞれの供給量が変化、 南の端の底辺から北向けの供給量が１に、 東の縦線から西向けの供給量が２に、それぞれの流量が逆転しました。
その結果、合成したベクトルは、「南半球では西北西に」「北半球では西または西南に」移動が変わりました。
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＜ 補足 ＞ ＜同日一部修正しました＞
・ 「西北西に伸びている過去に作られたハワイの海山列」
と衝突して、双方のベクトルの合成方向に海山列も追っかけ側も「西北西」に変化します。
（ もぐりこみはさすがに無理があって、どちらも同じ受け流す方向へ向きを変えて… 海山列のない隙間のところだけが、
真横方向を維持して、すりぬけていきます。）
（ 根拠は重さの違いだけ、新しい火山の山体よりも、古い海洋地殻のほうが重い… それだけで、 北北西に進む、緑と青の地殻の上に乗った、ハワイの火山が、真横からの新しい海洋地殻と衝突して、 一部は北へ受け流し、海山のない隙間の部分がけが、進行方向を保った西向けに、 まるで櫛の歯の隙間を通り抜けるような形で交差している様子が、 下記��の日記の「ベランの海底地形図」にも見られます。 … 図３ ）
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過去参考日記：
新説日本列島： ��のホットスポットの絵も、パラパラ動画に 2022年08月10日
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-276569
新説日本列島： ��追加、プレート上層と下層で、速度と向きが違う痕跡。2022年08月05日
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-276133
（ この、海洋プレートの移動方向の、違いに気がついてから、納得のいく説明にたどりつくまでに、 夏休みから５ヶ月かかったことになります。 ）
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＜追記＞
・ 地球についての、悩ましい「謎」は、まだいっぱいありますので、 ひきつづき、来年も勉強を続けていきたいと思います。
（ 「本当ですか？」と聞かないでください、本当かどうか「素人の私」では証明不能です。
けれど現時点では、本人は！大真面目に「これが真実だと…」確信しています。）
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