・ 私が引いた海山列の図と、現在定説の説明図を、改めて比べてみました。
図1: 私の書いた太平洋の海山列の軌跡(眉唾率85%)。
図2: ベースにした、海底地形図と地磁気異常年代図を合成したもの
図3: 標準的な海山列の図。
( 岩波地球科学選書「地球」上田誠也・水谷仁:編 1992発行より )
・ 今ほとんどの本に載っている図3の図は、 地史の教科書や、書籍にもあって、たぶん学校でもこれを基準に教えているだろう「現在の定説」です。
・ 3本の主要な線の内で、両者での違いは、 北に位置する「ハワイ海山列」の、従来では70Ma以降しかなかった部分に、 それ以前の140〜70Maを加筆したものです。
・ もう一つの違いは、そこから南の2本の線が、大きく様子が異なっていることで、 私の感覚では、あまりにも「L字型」にこだわりすぎの見方でないか?…
( 3本目は、途中西から迫ってきた「Nz大陸プレート」の東進に押され、 消えた部分があるが、それでも私の軌跡のほうが、それぞれの時代線の描く流れに沿った、 自然な曲線と思える。)
・ 注目したいのは、定説の3本目の先がどこを指しているか…
その先端は「オントンジャワ海台」ではないか?
( 隕石とLIPsの対応年表によれば、オントンジャワ海台は125〜120Ma )
… 見方を変えることで、これまで見えなかった太平洋の過去の流動と変遷が、 はっきりと見えてくる。
( この2つには、天動説と地動説くらいの大きな違いがある。
この考え方を元にして、全てを見直しする価値があるのではないでしょうか。)
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