西南日本　「黒瀬川帯」の謎。

2023年05月09日 12:37【新：日本と日本海の地史】全体に公開

・　西南日本はすべてが明確になっているかとゆうと、四国南部は年代層序について諸説あり、多くの本にも「黒瀬川帯の謎」として書かれています。

（　私は、この東北日本と西南日本の層序の違いに、辻褄の合う東北日本の形成史としての「ハの字開裂」を考えました。）

＜　黒瀬川帯のこれまでの解釈の例　＞

・　黒瀬川帯が4憶年と一番古く、その南北に順に新しくなっていくことの説明は…

　『　いったんは古い地層の上に、新しい地層が水平に積み重なった後、　黒瀨川帯が隆起した後に、上部が水平に削り取られた結果、　中央の黒瀬川帯の部分が表面に現れて、そこから南北に行くほどに新しくなる　』

　『　黒瀬川帯は、内帯とは別の方からやってきた…　』

　等…諸説あります。

図１：　日本の地質図

＜私の考える黒瀬川帯＞

・　島弧の層序には、２つの傾向があります。
　　1）大きくは、北が古く南に向かって新しくなる。
　　2）その中でも、西が古く東に向かって少しづつ新しくなる。
　その基本に沿っていない、北海道と東北について、反対側から付加体が積み重なる、「ハの字開裂」を考えました（図２）

・　層序が逆の部分（北から南に向かって古くなる）の、無点紋帯～三波川帯の関係は、　東北地方の場合と同じと考えれば、うまく説明できるかも…しれません。

図３：　黒瀬川帯が、内帯とは別の方からやってきた…と考えた図

　　（　引用先確認中です、わかり次第、ＵＲＬ追加させていただきます。）

・　この「南からやってきた…」部分を、図２の「ハの字開裂」に当てはめて、北海道西部～東北、の延長上に～紀伊半島～四国南部～九州南部までが、ひとつながりでハの字開裂したと考えると、矛盾なく説明できるかもしれません。

（　現時点では、単なる思い付きです、これらの年代をもっと勉強して、　全体の層序と構造関係を整理して、探っていきたいと思います。）

----------------------------------
同日追記：　

・　四国南部が東北の延長上の一つながりだったなら…
　後から接合した「四国南部」は、「北米プレート側」となって、
　飛騨側のユーラシア大陸側とは、異なる大陸プレートだった…
　とゆう、タラレバ満載のトンデモ説でしょうか。？？？

2023-05-06 しつこいサポート詐欺のＧｏｏｇ

2023-05-10 能登半島の地震　について

お気に入りした人

人

拍手で応援

拍手した人

拍手

訪問者数：203人