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( 震源がこれだけ離れている、かつてない未曾有の大地震と、
南に200kmも離れた、第一鹿島海山周辺の小地震について、
いきなり「因果関係」といわれても、
にわかに受け入れられないのは、無理からぬことかと思っています。)
・ それでも、もう少しだけ、双方のデータを整理してみたい。
図1: 2011年 3.11東北地方太平洋沖地震の震源地
( 震源の深さ、24.4km )
図2: 2013年の、海山周辺の小地震、
( M5.5 と M5.9 )
( 図2の年代は、東北地方太平洋沖地震より後ですが、
昨日の2011年の動画の、03.09と03.10の画像にも、
海山周辺の小地震が見られる。)
鹿島海山の断裂によってそれまで北西に押していた力が一機に解放されて、 海洋地殻側が北向けに大きく移動する動きにつながった、
(断層的には左ずれ) これがトリガーとなって、そこから北200kmにも及ぶ、群発地震が起きた。
図3: 昨日紹介の動画の後半に、年間の震央分布図
・ この図から、全体としての活動は、大災害につながった震源地の場所のみでなく、 第一鹿島海山から北にむけて南北に200km、幅100kmのエリア全てが活動域であって、回数だけで言えば南側のほうが多いように、私には見える。
・ もう一つ強調しておきたいのは、
第一鹿島海山の海底からの高さ4000mの海山がきれいにせん断されたイラストがあって、そこから富士山と同等と表現していたが、海底面から突き出た部分だけが山体ではない、
海洋プレートの上層と下層に分けて考えるなら、海底火山は下層までつながっていて、海底から上に突き出た山体と同じだけアイソスタシーが釣り合うだけの根がひろがっている、周辺の海底には後からの上層が載っていると考えると、南北にせん断されたのは、山体部分だけではなくて、ベースの下層部分も含めて断裂したと私は考える。
( 裾野の半径50kmでなく下層の地殻も含めてせん断されていたと考えると、単なる、山体の頭だけが落ちただけと比べると、まったく変動の規模が一桁違ってくる。)
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これらのことを頭に描きながら、改めて昨日紹介の動画を見ていただきたい。
( 「第一鹿島海山」の位置に視点をおいて、見てみてください )
2011年の日本の地震 分布図 Japan earthquakes 2011 Visualization map (2012-01-01)
https://www.youtube.com/watch?v=eKp5cA2sM28
同日追記:
・ 私も再生速度を4分の1にして、何度も3月を再生してみましたが、
9日の三陸沖の大きなものが来る直前のタイミングで、鹿島周辺の小地震があったり、11日にも直前の小地震が数個あって、本震に入ってからも、鹿島周辺が強烈なものも襲っています。
<ニコニコ動画版> https://www.nicovideo.jp/watch/sm19137490
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