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複数のホットスポットは、時期や供給量は異なる。
( 太平洋では、海嶺が周囲をとりまいていて、活動開始(ピーク)時期も異なるので複雑です。)
・ 数回にわたって海洋地殻が流動することをベースに、
これまでの地球科学の専門家の方が、だれも想像しなかった(思い付かなかった) 太平洋海洋地殻の流動の独自の地史を、描いてみたいと思います。
( これまでのハワイの海山列の新しい解釈を、太平洋全体に当てはめた結果、新しい地史が描けました。)
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・ 海洋地殻の基本形は、シンプルな1点からのマグマ供給です。
図1: 円形に広がる海洋地殻の模式図。
( 実際の地球は、間に大陸が有ったり、他の場所からの供給と重なったりで複雑…
それらを全て除外した、海洋地殻の循環モデルで、ハワイや富士山のような、円錐火山のイメージです。)
・ 一点から同心円上に広がるパターンでは、
円錐形の山が周辺に向かって同心円状に広がっていくこと自体
「1枚板のプレート論」ではあり得ないことがわかります。
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図2: 直線的な海嶺(複数のホットスポットで構成)から供給される地殻の模式図。
・ 直線的に左右に広がる一枚板に見えるが、場所により、速さ、方向、流量等が異なります。
この差によって、断裂体やトランスフォーム断層ができます。
( 大西洋の南北に連なる海嶺で、これによって大陸が分割、以降は左右に広がっています。)
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図3: 太平洋の地磁気異常年代図。
・ 次回から、複雑な太平洋の海底地形が、どのように作られたかを考えます。
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