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と、本を読んでいると… その記述がありました。
・ 藤岡換太郎氏の「フォッサマグナ」第2章:地層から見たフォッサマグナ に、
(P67:ナウマンと原田豊吉の論争)として書かれています。)
・ 発見者ナウマンが考えたフォッサマグナの成因は、
「日本列島形成時に本州が海を移動して南下しているときに、
島弧(のちの伊豆・小笠原弧)と出会い、行く手を阻まれて衝突したために、
本州中部に断裂ができた」とゆうものでした。
・ これに対して原田(豊吉)は、
「本州はもともと2ちの島弧であったものが接合したものであると考えていました。
−−− 中略 −−− 」
原田の考えには、当時の世界の地質学の第一人者であったオーストリアのエドアルト・ジュースも賛同…
・ プレートテクトニクスやそれ以前のヴェゲナーの大陸移動説は20世紀ですが、
このナウマンと原田豊吉の論争は、日本は明治時代19世紀終盤の話です。
・ 21世紀も4半世紀経過した、現在の科学技術でも、
日本列島の成因は「それまで大陸の一部だったものが20Maに離れて開裂した」
と言われ続けています、
そもそも日本列島は、最初からひとつながりだったのか、
それとも2つの島弧が合体したものなのか?
・ この原田豊吉氏が東北日本の変動をどこまで描いていたかはわかりませんが、
別れたのかくっついたのか(開裂か接合か)まるで正反対のイメージが、
いまだにだれも正解にたどり着いていない謎がある世界は、なんて面白いのでしょう。
・ ヴェゲナーからプレートテクトニクスまで100年かかっていますが、
このmakobeの日記で考え続けていた、日本列島の姿が、
これまでの矛盾をすべて解決しうる21世紀の主流になるには、
あと四半世紀、21世紀の折り返しまでには… 結論がでるのでしょうか。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
< フォッサマグナの特徴 >
(1) フォッサマグナは本州を横断する火山帯である。
(2) 海成層が内部に入り込んでいる。
(3) フォッサマグナは顕著な隆起をした。
(4) 本州中部を横切るように南北性の地質構造(断層や褶曲)ができている。
< そのほかのヒント >
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