巨樹というと極端に有名な樹だけが脚光を浴びているような気がしますが、こんなにも身近に樹齢1000年以上を数える大木があったのかと思い知らされます。そして、実際にこの目で見てみたい気にさせてくれます。
133ページ。フルカラー。2013年初版発行。定価1500円。見開き1頁で1本の樹を紹介しています。最も巨樹感を感じられる角度からの写真と説明文、簡単な地図といった構成。パラパラとめくっては気になる樹だけ気軽に読むことができ、文章も長過ぎず短すぎず。とはいえ、文章を少し削って写真をもっと多くしてもらったほうが私としてはよかったかも。
あまり需要が無いのか、巨樹を取り扱った本自体が少ないですけど、収録地を限定した切り口の本は、さらに珍しいので、買ってご満悦の本でした。