![]() |
![]() |
![]() |
現地の案内板によりますと、浄土宗の開祖法然上人が仏教の勉強のため菩提寺に入山する際、麓にある「阿弥陀堂の大イチョウ」の枝を杖にして登ってきて、「学成れば根付けよ」と杖を地面に挿したのが根付いたという伝説。平成25年の那岐町教育委員会が行った樹勢診断調査では、この「菩提寺のイチョウ」と「阿弥陀堂のイチョウ」、「天明のイチョウ」は同じDNAを持つことが判明。900年前の法然上人の伝説が事実に基づくことが証明されたってことでした。まさに歴史ロマン。阿弥陀堂の大イチョウは推定樹齢1000年。こちらも大木。
所在する場所は鳥取県八頭郡智頭町と岡山県勝田郡奈義町の境界にある那岐山の標高600mあたり。その名の通り、菩提寺の境内にあります。駐車場、公衆トイレあり。散策自由。天明のイチョウは、江戸時代、天明年間に雷で折れた菩提寺のイチョウの枝が地面について根付いたんだそうです。菩提寺のイチョウの裏に生えていたのですけど、見た目は普通のイチョウだったので写真は掲載しません。日記だと写真は3枚しか掲載できないし。
とにかく菩提寺のイチョウは巨大で圧倒されます。大きく張り出した枝や幹からは無数の気根が垂れ下がっていて、近くで見るとこれが木なのかと思うほどに異形の様相。那岐山に岡山県側から登られた際には立ち寄られて、900年の年月をかけてここまで生長してきた生命力を味わってみてください。でもまー行くなら黄葉時期がいいかも。訪れる価値のある巨樹と思います。
▼菩提寺
岡山県勝田郡奈義町高円1532
http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/sizen/hyakusen/hyakusen/101botaiji.html