見開き1ページにつき、1コースか2コース。1枚の写真と小さい数枚の写真。それに、概略とアクセス方法と簡易マップがついてます。このマップだけで山に行くことは無理。しっかりした地図は他に用意する必要があります。所要時間は書いてあるけど、累積標高差と距離の記載が無いのが不満。
内容的には、同社の首都圏を中心とした分県登山ガイドの中から、目ぼしい山を抜き出して集めた感じ。ですから、関東近県の分県登山ガイドを全て持ってたら、いらないかもです。とはいえ、高額な分県登山ガイドを何冊も買うよりはお求めやすいです。分県登山ガイド埼玉みたいに「登山道なし、藪山」みたいなコースは掲載されてませんので、初級から中級くらいを想定していると思います。
季節ごとにわけて、1月1日から12月31日まで日付順に、その時々のお勧めの山を紹介してます。全く知らない山も紹介されてて面白いですけど、そういうところはたいがい遠方で、今まで意識しなかった山でした。で、首都圏起点をうたっておきながら、北海道の大雪山や屋久島の宮之浦岳が載ってます。そういう遠方の山は少ないですけど、首都圏起点という趣旨を外れると思います。アルプスもいくつか紹介されてますけど、立山とか剱岳といった超有名山でした。
数多あるガイド本のドレを買おうかと迷ってるようであれば、これ一冊買えば、暫くは何も買わなくて済むと思います。何しろ、240コース。パラパラと目を通すだけでも、一苦労。