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中でも目を引いたのが、ザトウクジラの胸ビレ。ソコかって感じですけども、体長20メートルの3分の1ほどもある胸ビレ。その前面は、デコボコに凹凸がある。これが、水中を移動する際に、後方に小さな渦を発生させることで、水の抵抗を小さくするという。なんだか、どこかで聞いたことがあるような。天然のボルテックスジェネレーターですな。
この胸ビレを参考に開発されたのが、回転翼の前面の縁にギザギザを取り付けた風力発電用のプロペラ。ギザの無いモノと比較して、空気抵抗を32%も低減させ、揚力も8%向上したんだそうです。騒音と振動の少ない発電機、エンジンのプロペラ、潜水艦の舵、エアコンのファンに活用できるかも、、、て、書いてありました。強い風が吹かない地域にも、風力発電機が設置できるようになるってことらしい。
音響機器メーカーのONKYOもザトウクジラのヒレから着想を得て、ボルテックスジェネレーターダクトを開発したというし。ノイズを低減させ、音の明瞭度と再生能力を向上させるらしい。ボルテも徐々に知名度が高まってきたか。ボルテックスジェネレーターで走行時の空気抵抗を低減させて、車の燃費を向上させるというのは、方向として正しい省エネルギーの在り方てことかな。
というわけで。このところ、車、バイクの燃費向上に関して、距離を置いていたので、またぞろ、燃費向上対策でも取り組んでいきたいと思います。つまり、暇になってきたってことです。
写真・左 目を引く骨たち。ティラノサウルスはたまに動く
中 うっかり目に留まる展示物たち。桃尻の模型には度肝を抜かれた
右 ザトウクジラの胸ビレ、ギザってるほうが前
▼群馬県立自然史博物館
¥610 9.30-17.00(受付16.30まで) 月休
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/
▼ONKYOバイオミメティクス技術開発第二弾
https://onkyo.com/news/images/2020/20200323_bio_kujira.pdf