半出来温泉は登喜和荘のみの一軒宿。読みは「はんできおんせん」。男女別の内湯と混浴露天と女性専用露天。別に混浴が目的でないのです。いわゆる良い温泉というのは、混浴が多いのです。言い訳はそれくらいにして。
まず、佇まい。国道沿いに駐車場があるのですけど、そこから見える宿らしき建物が、果たして営業してるのだろうかという風情。でも、営業はしている。電話で確認済み。しかし、本当にあの建物でいいのかと不安になる。
入口はどこだろうか。あ、この蜘蛛の巣の絡みついた「登喜和荘」の看板があるところか。玄関、入る。誰もいない。誰かが遠くで話している。電話をしているようだ。呼んでみる。おじさんが出てきた。料金を支払って浴室へ。向かう道中。廊下の壁には、有名人のサイン色紙が。懐かしの、はらたいらさん発見。とりあえず、1000点だ。最近のモノは、無いみたいだ。そこがいい。
これまた、古風な脱衣所。誰か入っているのか、衣類の入った篭が3つある。人気があるということか。内湯には、誰もいない。ほほお。目当ては混浴の露天か。ま、その人達がいなくなったら、露天にでも行ってみますかな。
湯が愉快なくらいにオーバーフローな内湯でのんびりしていたら、他の客は出て行った、、、女性と共に。げーー。女性が混浴露天にいたのか。混浴目当ての温泉マニアが女性が入って来るのをいまかいまかと待ちわびて長時間粘ってるだけかと思っていたのに。内湯でのんびりしてないで、足早に露天に行けばよかったと、激しく歯噛みした。
で。露天は。入口にでかでかと「混浴露天風呂」と書いてある。朽ちた木製の湯舟は、ところどころ釘の頭が出ている。注意が必要だ。立ち上がると、脇の吾妻川にかかる吊り橋から丸見えだ。湯舟の先に道がある。誰か通る人がいるのだろうか。ソコを歩く人がいたら、目と鼻の先だ。そもそも、内湯から露天に続く通路は、隣の会社からも丸見え。なんという解放感だ。
内湯も露天も湯は源泉かけ流しで、少し濁りがあり、しょっぱさを感じる。露天は自然過ぎて虻に注意。ぶんぶん飛んでました。浴室のドアノブが取れそうとか、看板に蜘蛛の巣が張ってるとか、そんなのは関係ない。もっと早く行けば良かった。超好みの温泉でした。
訪問日 2022.8.23 石樋の帰り
▼半出来温泉 登喜和荘
8.00-20.00 無休 ¥500 P20台分 国道沿い、宿前にもPあり
群馬県吾妻郡嬬恋村今井97-1 0279-97-3373
http://www.nande.com/tokiwasou/
私も「はんでき」温泉、大好きです。冬は寒いので春〜秋に入ります。
これで流行ってしまわないことを願います(笑)
私が日記に書いたところで、見ている人は少ないですから、これで、人気が出ることはまずないはずです。影響力皆無がモットーです。
いや、いつの間にか閉業されてる温泉宿が多い昨今、ある程度は、お客が来てもらわないとですかね。
確かにぬるめで、源泉温度が43度というわりには、長湯できてしまいます。
こういう温泉良いなぁ
暑い夏にも入りたくなる温泉ですね
お湯の色に色気がある
開放感抜群というのは敷居が高いけれど
入ってみたくなりました
この辺りの温泉は、この湯の色が多いですね。ひたすら静かで。
いわゆる「映えない」から、そういった方々も来ないでしょう。
解放感抜群というのは、言い換えると、あらゆるところからよく見えるというか。女性専用露天があるというのは、帰宅してから宿のページで知りました。てっきり、露天は混浴しかないものかと思ってました。
すぐ近くの草津や万座でなく、あえて半出来温泉に興味を示すとは、なかなか通ですね。
はんでき温泉、いいところですよね。
秋ぐらいにまったりと温泉ツーリングを楽しむのには絶好の場所だと思ってます。
半出来温泉は、近くの山に登ったら行ってみようと思っていたのですが、手ごろな山が無くて、今まで行くことなく。
この辺りは、一軒宿の温泉が犇めいていて、全てに入り込もうと考えているのですが、1つ山登って、1つ温泉に入るようにしているので、なかなか網羅できません。
吾妻地域の温泉すべてに入りこもうと考えていますが、この温泉に入るには、どの山に登るかというところで、懊悩しています。
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