で。こちら米山館は、観光客が溢れかえっている湯畑からは、400mほど離れています。なので、付近を歩いている観光客が、ほぼいません。閑です。
一見、民家のような佇まいが、もう超好み。軒下には、干した大根がぶら下がっている。ぶらりと中に入ると、右手に鉄道模型が置いてあるが、誰もいない。まあ、私が行くところでは、よくあること。ブザーを押して女将にご挨拶。浴室へと案内される。今日は、誰もいないから、男湯、女湯、どちらも入っていいですよとのこと。つまり、全部貸切。ここは、本当に草津の温泉街か。紅葉真っ盛りの時期だぞ。ヨダレが出る。
館内は。様々な置物が所狭しと並べられている。さらには、忽然と置かれたマッサージチェアーに、懐かしのぶら下がり健康器。マッサージチェアーは、ゲンナマ¥100が必要だ。年季の入ったチェアーなので、揉まれ応えはありそうだぞ。電源は入ってるものの、お金を入れても、動かなかったら困るから試さなかったけど。
男湯は岩風呂。女湯は桧風呂。内湯のみで、他の施設は無い。私の正解。湯は、人気の湯畑源泉を引湯してかけ流し。湯舟は、既に勿体ないくらいオーバーフローしている。なんという贅沢。溢れ出た湯を持って帰りたいわ。せっかくだから、どちらも入りました。どちらの湯舟もそんなに大きくはない。2,3人も入れば、いっぱいになってしまいそう。誰もいないから問題なし。男湯のほうが、少し広くて湯はぬるめ。女湯は小ぶりで、湯は熱め。どちらも、湯の花がこれでもかってくらいに浮いたり沈んだり。素晴らしい。天下無双の草津温泉をこんなに静かに楽しめるとは、夢のようだ。
訪問日 2022.10.31 チャツボミゴケ公園、嫗仙の滝のあと
▼草津温泉 鬼無里屋 米山館
10.00-16.00 要事前問い合わせ ¥500
群馬県吾妻郡草津町草津209-1 0279-88-2189
駐車場は、国道292の曲がり角。宿の西にある。看板あり。
http://yoneyamakan.main.jp/
あまりにも昭和感ありすぎて胸が詰まりました。S40〜50はこのような旅館いっぱいありました。温泉旅館は総じて団体客狙いで巨大化して、その後の個人旅行ブームで衰退していきました。その後、コロナでとどめを刺されて大江戸か伊藤園になっていきました。
私としては温泉旅館の一番はお風呂ですね、源泉かけ流しは譲れない。加温・加水は場合により可とし、循環は論外です。料理は変な懐石は御免で、シンプルな地産地消で願いたい。
好きな湯は山形蔵王か栗駒ですが、宿は蔵王町にある鎌倉温泉です。なんか、縁側で文豪が湯涼みしているような宿です。(値段も安い)
よもやこのような温泉宿が草津にあろうとは、思っていませんでした。
どこもかしこも、モダンな佇まいなんだろうなと勝手に思い込んで、特段、調べてもいませんでした。
よく見かける施設が、あちこちに増えていますけど、遠征で他に入るところが無い限り、行く気がしないですね。入らないで帰宅し、家の風呂に入ったほうがいいです。
栗駒温泉は私も好きです。あの絶対的な湯量と濃厚な硫黄泉は、記憶に残ります。
鎌倉温泉は、今年、行く予定だった山の帰りに立ち寄ろうと考えていたのですが、その山が悪天候で中止となって行けませんでした。来年以降に、行く予定です。鎌倉温泉のホームページを見ましたけども、素晴らしい佇まいですね。今から、楽しみです。
東北の温泉は、押しなべて料金が安くて、好みな温泉が多いです。東北の山と温泉巡りは、なんと贅沢な山旅だろうかと、常々思っています。
鎌倉温泉に行くということは蔵王近辺でしょうか?
宮城蔵王にはかもしか温泉という、昔に温泉があったところの源泉が野湯になっております。熱いので脇の沢から加水しています。すぐ背後に噴気孔があり、ロバの耳の岩が迫りすごい景観なので一度試されたらいかが?(昨年入ってみました)
そうです。蔵王の辺りです。
ご紹介のかもしか温泉は、遊歩道が通行止めになってない、宿の跡地のほうですね。
気になって調べたことはあったのですが、日帰りでふらっと行ってこれる距離感ではないので、いまだ行けておりません。
蔵王の近辺は活火山なだけあって、良質な温泉が多くて、遠征のたびに、どこに入ろうかと思い悩みます。
かもしか温泉は、来年あたりには、行きたいですね。
かもしか温泉は昨年の5/25に行きましたが、峩々温泉から1h30mくらいでした。
普通は賽の河原から入りますが30〜40m程度と思われます。
遅くなりまして、申し訳ありません。
峩々温泉までなら、なんとなく行ったことがあるような記憶があります。
かもしか温泉への行き方、参考とさせていただきます。
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