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事前に電話にて営業を確認してから訪問。最近、このスタイル。行ってみると営業していないというのが、私の行き先ではよくあるので。感じの良いご主人が、やってますということなので俊敏に赴く。すっげ、狭い道をナビが案内する。本当にここでいいのか。なにやら、植物が絡みついた看板が出てきた。え？ ここを左？ だいぶ、道路脇の植物が繁茂している。車体を擦りそうだ。周囲は薄暗いが、道の先に灯りらしきモノが見えない。この先にあることを信じて狭路を進むと、一昔前にあった学校の校舎のような白亜の建築物が目に飛び込んできた。どうも、入口を間違えたみたいだ。
玄関の上に鬼石観光ホテルと書いてある。ここでよさそうだ。受付を済ませて、浴室へと向かう。うおお。忽然と置かれたゲームマシン。懐かしのSEGAだ。せーがー、ってか。これ、一体、何年モノだ？ わざと昭和感を出すために置いているのか、意図しないモノなのか。見たことないセクシー系ゲーム(GALS PANIC2)とスーパーリアル麻雀PVとはまた珍しい。ビデオゲームという名称に泪が落ちそうだ。しかし、どちらのゲームも、登場は平成だったりする。ちなみにギャルズパニックは、クィックスのような陣取りゲームで、奪い取った陣地にセクシーなお姉さんがジョジョに現れるというもの。あったなあ、昔、そういうの。リアル麻雀は、脱●衣麻雀。●衣麻雀という言葉自体が死語だ。これらが、現役でプレイできてしまうのだろうか。１回￥100か。今回は、やめておこう。
気を取り直して浴室へ。旧鬼石町名産の三波石を配した岩風呂の内湯のみ。見た目は、八塩館を思い出す。というか、ほとんど同じに見える。湯は化石海水で、加温循環。他に宿泊客がいたけど、誰も入っていないので、貸切。これから桜山の冬桜がピークを迎えると、賑わってくるのでしょう。
湯上りに脱衣所で気になるモノが。ば、ば、ばいたりす？ へありきっど？ これは、臭そうだ。昭和のナイスなオジサマが好んでつけそうなヘアリキッドだ。バイタリスは、1940年代のアメリカが発売され、日本では1962年から売られている整髪料。整髪という言葉自体、耳にしなくなって久しい。独特で強烈な匂いは、医院のようだと評されるとか。試しに嗅いでおけばよかった。バイタリスは、日本での発売が今年で60周年を迎える変わらぬご愛顧のロングセラー。恐ろしい。
八塩温泉は、加温、加水、循環、消毒と四拍子揃ってしまっている悲しい温泉なれども、入って気持ち良ければ、それが全てなので、私は好きだね。
訪問日 2022.11.9 御荷鉾山下山後
▼八塩温泉 鬼石観光ホテル
￥600 10.00-20.00（１時間）
群馬県藤岡市浄法寺105 0274-52-4143
http://www.4143.jp/
