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いで湯百名山は、まあ、ほとんど日本百名山ですね。数えてみたところ、69山が日本百名山でした。他は、花の百名山とか、200名山、300名山も。それらから漏れるのも、いくつかって感じです。
とはいえ、温泉百名山のように、妙に、この地域だけ一極集中しているといった偏りがありません。西日本は東日本に比べると温泉が少ないので、日本各地に均等にとはならないですけども、一度の機会で登れる近接した3山の選出といったことはありません。温泉百名山は著者の登山経験の中から選ばれたので、仕方がないのかもしれませんが、もう少し練って欲しかったなというのが正直な印象。趣旨は面白いと思いますけど。
で。上巻で紹介されている「志賀高原」ですが。漠然と範囲が広大。その項で紹介されているコースで通るのは、横手山、鉢山、志賀山、裏志賀山。どこを山頂部とするか。横手山は最高所であるけども、観光地化してて面白みに欠けるのでパス。志賀山(2036m)と裏志賀山(2037m)のどちらにしようかと。それぞれ近接しているし、標高では裏志賀のほうが1mだけ高いけども、志賀山に三角点があり、山名板もある。志賀高原を代表するとなると、志賀山かなということで、志賀山を設定した。
続いて下巻で紹介されている吉野山。千本桜で有名な吉野山であるが、どこが山頂か判然としない。吉野山は、奈良県の吉野郡吉野町にある吉野川南岸から大峰山脈へと南北に続く約8キロメートルに及ぶ尾根続きの山稜の総称なので、紹介されているコースの最高所である青根ヶ峰を山頂部として設定した。
当山リストは、日本百名山が約7割を占めるので、登山道が無いとか、マニアックな選出は無い感じです。本書は、山と一緒に近くにある、ド定番の温泉が紹介されてます。あまり温泉には詳しくないけども、できれば、良い温泉に入りたいという人の指標にはなると思います。情報は古いですけど。ちなみに私はリスト作成時点で、97座登頂済でした。あと3つ。不思議と、リスト作成追加時点での完登者が、いそうでいて1人もいないんですよね。
▼山リスト「日本いで湯百名山」
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptlist.php?groupid=285