2冊も買うつもりはなかったのですが。なんで2冊買ったのかは、先に買った「死ぬまでに行きたい」の内容によるところが大きかったりします。そもそも「死ぬまでに行きたい」を買うに際して、「日本の極上」も存在を知ってはいたのですけど、死ぬまでに行きたいという刺激的なタイトルに惹かれてソッチを買ったわけです。別に気にしませんでしたけど、確かアマゾンではこの手のジャンルでは売上が1位だったような気がします。
ページをめくってみる。確かにきれいな写真が載ってはいるけども。写真を見た瞬間に、それがドコなのかが分かってしまうのが、控えめに言っても半分以上。紹介されている「絶景」は、端的に言って「絶景観光地」ですね。それはそれでキレイではあるのですけど、掲載されている写真の場所へは、お金があれば行ける所ばかりです。それでも、中には、ああーここ行ってみたいなとか、見たことも聞いたこともなかったなという所もありました。2、3箇所くらいは。
で。「死ぬまでに行きたい〜」と迷って買わなかった「日本の極上〜」を買うことになる。これの2、3ページをめくったところで即座に、この姉妹本である「世界の極上絶景・秘境」を注文した。とにかく写真がきれい。単なる観光地の写真もあるけども、写し方によってはキレイに見えるもんですね。
あと紙質の問題が。値段は「死ぬまでに〜」が1300円。「日本の極上〜」が750円。本のサイズもページ数もほぼ一緒。となれば、当然、値段の高いほうが良い紙を使っているに決まっている。という常識を覆してくれます。値段半分くらいの「日本の極上」のほうが、紙質によるものなのか、写真がキレイなんです。困ったことに。「死ぬまでに」の本の紹介を見ると印刷にこだわったとありますけど、凡人である私の目には、値段の安いほうが写真がきれいに見えてしまいます。どう贔屓目に見ても。
でも。当然、値段が高いほうが全てのページがカラーなんでしょ?
という常識まで覆してくれます。安いほうが全ページカラーで、高いほうが半分くらいのページが写真なしの単色イラストと文章なんです。「死ぬまでに」は著者はいますけども、全ての写真を自分で撮影したわけではないようです。当然、著者は掲載の全ての場所へと足を運んだのでしょうけども。どうせなら。写真は全て自分で撮影したものを使ってもらいたかったですね。巻末に、写真撮影者の氏名が20名ばかり載っていたけど、いろんな人に助けてもらっての本なんですね。こういう本を見ると、私も本を書いてみようかな。と、うっかり思ってしまいそうになります。
まー。どちらも本も単なる絶景本として評価するならば「日本の極上」のほうが私は好みです。「死ぬまでに」は、紹介場所の付近の名物や他の観光情報も載ってますけども、定番有名観光ガイド本に載っているような感じなので、私が求める情報とは、かけ離れていました。
「死ぬまでに行きたい〜」で、安の滝や尾白川渓谷の神蛇滝が紹介されていたのは嬉しかったですけど、著者はこの滝が紅葉しているのを生で見たことがあるのですかね。