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で。先日のこと。御坂山地の黒岳に登って大石峠から降りている時に、はて? ベルの音がしないような気がするぞう。まさか!? といわけで、そのまさかで、ザックに取り付けていた高額でそう簡単には壊れそうになかったエキスパート・オブ・ジャパンの熊ベルが雲散霧消しておられました。鋼線入りのワイヤーが切れたとも思えないし。ザックに固定していたカラビナが破損したのか。何故、脱落したのか分からない。でも、どこで落としたのだろう。大石峠まではあったような気がする。しかしながら、もう戻って探す気力もなかったので、あきらめてそのまま帰宅した。
そんなこともあって、新しい熊ベルをどうしたものかと思案にくれておったところですが。ある時、ふと思いついたわけです。中の撞く部分が脱落して壊れた熊ベルでも、外側から何かをぶつけてやれば音が出るだろうに。それに、もうその状態であれば、それ以上、壊れることもないだろう。ガラクタ箱をひっくり返してみる。ふは! あるでねえの。何かに使われていた金具やらが。そんで、元々エキスパートベルと併用して使っていた鈴と壊れベルを組み合わせてみる。鈴だけだと熊除けとしては、音が淋しいので効果が微妙ですけど、壊れベルと一緒に降ると、ぶつかりあって鈴の音に合わさってベルの音も聞こえる。
さすがに。鐘を撞く部分があったほうが音が澄んでいて大きいのは当然ですけど、これでも十分な気がします。音は鈴単品より大きく、完動ベルより小さいです。ま、中間てとこですかね。重量は実測で23グラムでした。なんとなく、もっと工夫すれば大きな音を出せるような気がするので、改良の余地は多分にありそうです。ちょいと、ホームセンターで金具を物色しに行ってくるかな。あと、ベルと鈴を組み合わせる熊除けベルのスタイルにつき、名前を考えておかないとのう。