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▼グリップに収納可能カーボンスチールピック(写真・中)
特筆すべきというが、このポールの最大の特徴は10cmのピックがグリップに取り付けられてます。出してもしまってもしっかり固定できます。少々、グラつきますけど。材質はカーボンスチールで、この世で砕けぬモノはないというマグナムスチールではないところが残念ではあります。先端部はかなり鋭く尖っていますが、果たして、この長さでいざという時に役に立つのかという心配はありますけど、そんなに心配な箇所では、ピッケルを使うので、問題ないのです。あくまで、ダブルストック以上ピッケル未満の場所で使うことを想定しての購入です。
▼シャフトはワンタッチ固定(写真・右の左側)
シャフト部は二段伸縮式で、最大140cm、縮長は83cm。携帯するには、長すぎるサイズではありますけど、基本的に出しっぱなしなので、問題ないのです。シャフトの固定は、アップ&ダウンシステムというのを採用していて、固定したり解除したりが容易に行えます。ブラックダイヤモンドのフリックロックみたいなもんですか。
▼雪面に合わせて動くサターンバスケット(写真・右の右側)
これはよいですね。ポールを雪面に突いた時に、バスケットが雪面に合わせてクリクリ動いてくれるので、なんというか使い心地がよいです。見ていて面白い。しかし、雪の無い所では、ぶっつけて壊れやしないかとヒヤヒヤしました。
メーカー公称重量は450gでしたけど、実測してみると472g。たいした差ではないですけど、いつものように重量表記はアバウトですね。1本入りで13000円くらい。いいお値段しましたけど、男鹿岳では、林道のトラバースを安全に行うことができました。2本はいらないです。片方は普通のトレッキングポールでよいかと。
ブラックダイヤモンドのウィペットと迷ったんですけども、コンドルはピックを収納することができますけど、ウィペットは常にむき出しです。雪のないところで、ピックを突き出したまま歩いていて、なんだろうと注目されるのもちょっとなあと思ったので、ピックは収納できるほうがよいし、スノーバスケットが動くのも面白いし、重量的には変わらないしで、グリベル・コンドルとなりました。はっきり言って、ピッケル並に重たいですけど、単なるポール以上の安心感は確実にありました。グリップがかなり堅牢に出来ているので、藪枝等から手甲部をガードするという点でも良かったかな。
▼参考
○先日の男鹿岳のレコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-620053.html
○グリベル公式
http://www.grivel.com/
○コンドル商品ページはココ。見てもよくわからんですけど
http://www.grivel.com/products/snow/poles/8-condor_1816
○Blackdiamond(ウィペットはカテゴリSki Polesの中にあり)
http://blackdiamondequipment.com/
世の中にはこんな物があるのですね。私の場合は残雪期の山はいつもピッケルですがオーバースペックの場合も多く、ストックだとちょっとなぁってことも多いので、いい選択肢になりそうです。
昨年、新潟の十字峡で出会った男性は、自作で同じようなものを作って使っておられました。それを見て世の中にはこんなものは無いと考えていたのですが、需要はそれなりにあるようですね。
toradangoさん、コメントありがとうございました。
つい最近というか、2、3年前に初めて見たような気がします。
ブラックダイヤモンドのウィペットを一目見て、気になっていつか買おうと思っていながら、結局、グリベルを買ってしまいました。
どっちつかずの商品というわけではなくて、新しいスタイルとして、このコンドルがカバーする範囲は、そこそこあると思ってます。
それにしても、自作でこういうのを造ってというのは、面白いです。
自分の山行スタイルに合わせて、無いモノは必要に応じて自分で造る。
見習いたいものです。
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