リョウブ

令法（Clethra barbinervis）リョウブ科リョウブ属

別名：ハタツモリ（旗積り，畑積り）

　「法令」について調べると，
＞人々が集団で社会生活を営む際には色々なルールが必要になります。そ
＞れらのルールのうち、一定の権限が与えられた機関（議会など）で制定
＞され、その効力が広い範囲に及ぶものを「法令」と呼びます。
　
　漢字が入れ替わるだけの「令法」にも，法令的なものがあるのではと調べてみましたが，「リョウブ」以外は見つかりません。リョウブの読みが浸透しているようです。となると，名の由来が気になります。
＞昔、飢饉に備え、若葉を食料にするため、令にて植えさせたための名。
　との「例 」がありました。

　何時頃から令により植えられるようになったのか？
＞かつて平安時代以来、新葉を湯掻いて乾燥させ、救荒食物として貯蔵さ
＞せたと言われる。飯や穀物に混ぜて炊き、食料の不足を補ったらしい。
＞リョウブ飯と呼ばれる。
　歴史がありますね。

　なお，実食レポートもありました。
＞新芽を食べることができる。飢饉のときには、米などの穀類に混ぜて炊
＞き、不足を補ったと言う。新芽を入れて炊いた飯をリョウブ飯と言う。
＞試しに、野営したときに作ってみたが、美味くも不味くもない、個性の
＞無い味(だから食べることができる)だった。
　そして，
＞春には新芽をつんで炊き込み御飯にする地方もある。
　との記載もありました。
　飽きが来ない味が保障されたので，見つけた木が ，飢餓 対策に利用できそうですね。